品質スコアを改善し、低予算で顧客を獲得するための5つのポイント

Google AdWords,品質スコア

リスティング広告で費用対効果を高めるには、クリック単価を安くしつつ、掲載順位を上げることが重要です。

それを実現する為には、品質スコアの改善が必要不可欠となります。

品質スコアはリスティング広告を運用する上で非常に重要な指標ですので、影響や改善方法をしっかり理解しましょう。

リスティング バナー

1.品質スコアとは?

品質スコアとは、広告の品質を評価する指標で、キーワード毎に1~10の数値で評価されます。

Google AdWordsでは「品質スコア」、Yahooスポンサードサーチでは「品質インデックス」と名称は異なりますが、概要は同じです。

品質スコアは、主に下記の3点を基準に決定されます。

  • 推定クリック率
  • 広告の関連性
  • ランディングページの利便性

品質スコアが高い程、掲載順位が上がりやすく、クリック単価は低くなります。

品質スコアを上げるメリットについては、後で詳しく説明します。

2.品質スコアの確認方法

品質スコアは、Google AdWords、Yahooスポンサードサーチ共にアカウントの管理画面から確認することが出来ます。

Google AdWords

管理画面で「キーワード」タブを表示し、表示項目で「品質スコア」を追加します。

「品質スコア」

また、ステータスの吹き出しにカーソルを合わせることで、詳細が表示されます。

Yahoo スポンサードサーチ

管理画面で「キーワード」タブを表示し、表示項目で「品質インデックス」を追加します。

「品質インデックス」

3.品質スコアを上げるメリット

品質スコアが高くなると、広告ランクが上がります。

広告ランクはクリック単価や掲載順位に影響する大事な要因です。

広告ランクは下記の式で算出されます。

広告ランク = 入札単価 × 品質スコア

(実際には、広告表示オプションなどの影響も考慮されますが、ここでは割愛します)

広告ランクと、広告の掲載順位、クリック単価の関係は下図のようになっています。

同様のキーワードでの掲載結果を、入札単価、品質スコア別に比較してみましょう。

比較 入札単価、品質スコア※クリック単価 = 1つ下の順位の広告ランク÷自社の品質スコア

Dは最も入札単価が低いですが、品質スコアが高いため、低いクリック単価で1位に表示されます。

品質スコアが高いほど、掲載順位が上がりやすく、クリック単価は低くなります。

結果として、全体の広告費を抑えることが出来、費用対効果を高めることが出来るのです。

4.品質スコアを改善する5つのポイント

品質スコアを改善する方法を5つ紹介します。

①クリック率の高い広告文を作ろう!

品質スコアが決まる最も重要な要素は推定クリック率です。

無駄なクリックを増やさず、クリック率を高めることが重要となります。

ライバル企業と比較して、魅力的な広告文を作り、クリック率が上がるように繰り返しテストをしましょう。

②キーワードと広告文、リンク先の関連性を高めよう!

キーワードと広告文、リンク先の関連性も重要な指標です。

方法はとても簡単で、検索キーワードと広告文を一致させるだけです。

例:
「エステ 東京」 → 「エステ 東京」を含んだ広告を作成
「エステ 東京」 → 「エステ 東京」を含んだ広告を作成

「格安 エステ」 → 「格安 エステ」を含んだ広告を作成
「格安 エステ」 → 「格安 エステ」を含んだ広告を作成

「エステ体験 口コミ」 → 「エステ体験 口コミ」を含んだ広告文を作成
「エステ体験 口コミ」 → 「エステ体験 口コミ」を含んだ広告文を作成

リンク先もトップページだけでなく、各詳細ページなどを設定することで関連性を高めることが出来ます。

このような設定をする為には、広告グループをしっかり分類しましょう。

もし1つの広告グループに大量のキーワードを入稿して広告がキーワードと一致していなかったら細かくしましょう。

③検索クエリからクリック率の高いキーワードを抽出しよう!

検索クエリを確認すると、予想していなかったキーワードが発見出来ることがあります。

運用しているうちに検索クエリは増えていくので、日々チェックをし、集客出来そうなキーワードがあれば追加してみましょう。

検索クエリは、ユーザーが実際に検索しているキーワードなので非常に重要です。

④アカウント履歴を意識して運用しよう!

品質スコアはアカウントの履歴も重要になります。

アカウント履歴はアカウント全体として捉えられるので、クリック率を改善するような設定をしていけば問題ありません。

固有名詞など、クリック率の高いキーワードを登録することも1つの方法です。

アカウントの履歴をよくする為には、最初から手を抜かずしっかりアカウント構築しましょう。

⑤ランディングページはユーザーのために!

ランディングページはコンバージョンを発生させることが目的ですが、実は品質スコアにも大きな影響を与えます。

例えば、テキストが一切なく、画像ばかりのランディングページだと、品質スコアの観点から見て、高い評価を得ることは出来ません。

情報が少ないのも良くありませんね。

また、あまりにも内容が悪い場合には広告が強制的に止められてしまう可能性もあります。

Google AdWordsは、広告だけでなくランディングページが、ユーザーにとって分かりやすく役に立つ内容であるかを重要視しています。

訪れたユーザーに満足して貰えるようなコンテンツを用意して、メリットのあるサイトを作るように心がけましょう。

オリジナリティの高いコンテンツを用意し、ユーザビリティを良くすればさらに良くなる可能性があります。

5.まとめ

品質スコアを改善すれば、低いクリック単価で、多くのクリックを集めることが出来、リスティング広告の費用対効果を高めることが出来ます。

品質スコアの改善のためには、丁寧なアカウント構築と、繰り返しのテストが必要となりますが、重要な指標なので、しっかり理解し、改善に取り組みましょう。