「国債って個人でも買えるの?」
「国債の種類や買い方が知りたい」
このように、国債を買ってみたいけど買い方が分からなくてお困りではありませんか?
国債は証券会社などの金融機関から購入するのが一般的です。こちらの記事では個人が買える国債の種類やその買い方、そして外国債券の買い方まで詳しく紹介します。
こちらの記事を読むことで、
- 国債の種類を知り、自分の判断軸で投資する国債を選べる
- 国債がどこで買えるかを知り、今すぐ国債の投資を始められる
ようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
SBI証券では、対象の個人向け国債の購入金額が50万円以上で、キャッシュバックを行っています。国債をお得に購入できるので、国債で資産運用をはじめるならまずはSBI証券の口座を開設しましょう。
目次
日本国債の買い方とは?銀行などほとんどの金融機関で購入可能
国債は、国が発行する債券のことです。
日本が発行する日本国債は、以下に挙げるほとんどの金融機関で購入することができます。
- 都市銀行
- 地方銀行
- 証券会社
- 信託銀行
- 信用金庫
- 信用組合
- 郵便局(ゆうちょ銀行)
- 農業協同組合(農協)
各金融機関の店頭での購入の他に、インターネットでの申し込みも可能です。ただし、日によって購入の申し込みができないことがありますので注意が必要です。
次の項目では国債を購入するための注意点や購入可能な日程を紹介します。
国債を購入するためには口座の開設が必要
国債購入には申し込む金融機関での口座を開設する必要があります。
口座の開設には運転免許証など本人確認ができるものや印鑑等が必要です。インターネットでの申し込みの場合は印鑑不要など、各種手続きが簡略化できるのでおすすめです。
口座の開設が完了した後に国債購入の申し込みへと移ることになります。なお、口座開設するにあたって年齢制限はありません。
国債発行のスケジュール!国債を購入できない日に注意
国債は毎月1回発行され、「募集期間」と呼ばれる間だけ購入できます。
募集期間は、毎月4日前後から月末ごろまでです。募集期間に購入された国債は翌月の15日前後に発行されます。
国債の種類によって募集期間や発行日の日程が異なっています。詳しい日程は財務省の公式ホームページで直近3ヶ月分を確認することができます。
個人向け国債って何?個人が購入できる国債は大きく3種類
個人でも買える国債は大きく分類して以下の3種類があります。
- 個人向け国債(固定金利型)
- 個人向け国債(変動金利型)
- 新窓販国債
このうち新窓販国債は法人も購入可能ですが、個人向け国債は購入できません。
また、個人向け国債と新窓販国債は募集期間や発行日が違うので、国債購入時には注意が必要です。
ここでは、個人が買える3種類の国債を紹介します。
①個人向け国債(固定金利型)|利率は満期まで一定
個人向け国債(固定金利型)は発行時に設定された利率が満期まで変わりません。満期までの期間は3年と5年の2種類があり、最低1万円から1万円単位での購入が可能です。
金利には年利0.05%の下限が定められています。国債についた利息の支払いは半年毎に行われているので、年に2回利息を必ず受け取ることができます。
②個人向け国債(変動金利型)|10年満期で半年ごとに金利が見直される
個人向け国債(変動金利型)は適用金利が半年ごとに見直される国債のことで、満期は10年のみとなっています。
金利が見直されたときに、金利が上がっていれば受け取れる利息が増えます。金利が下がれば利息は減りますが、金利の下限が0.05%に設定されているので元本割れすることはありません。
③新窓販国債|個人・法人問わず購入できる
新窓販国債は「新型窓口販売方式国債」の通称で、個人だけでなく法人も購入できる国債です。
満期までの期間は2年・5年・10年の3種類があり、全て固定金利型で満期まで金利が変更されません。
さらに、ほとんど常時購入することができるので、より短期で運用したい方や毎月定期的に購入したい方におすすめの国債です。新窓販国債は5万円単位での購入が可能です。
ただし、個人向け国債とは違って金利の下限がないので、基準金利によっては新窓販国債の募集そのものが行われないことがあります。
個人向け国債を購入するまでの流れ!購入手数料はかかる?
金融機関で国債を購入するまでの流れは次の通りです。
- 国債を購入する金融機関を選ぶ
- 金融機関で口座開設する
- 募集期間内に購入の申し込みをする
- 購入の翌月に国債が発行される
口座を開設したのちに、国債の募集期間内であれば購入の申し込みができます。
国債の購入時に手数料はかかりませんが、金融機関によっては口座を管理するのに手数料がかかるところがあります。
また、新窓販国債はいつでも中途換金できるのに対し、個人向け国債は原則として発行日から最低1年間は中途換金ができません。さらに、個人向け国債・新窓販国債の中途換金は時価での売却となり、元本割れするリスクがあるので注意しましょう。
国債のおすすめの買い方は?証券会社のキャンペーンを利用する
国債を買うときにおすすめしたいのは、証券会社のキャンペーンを利用することです。
証券会社は、新規顧客獲得のためにさまざまなキャンペーンを行っています。キャンペーンの内容として多いのは国債を一定金額購入した場合、いくらかがキャッシュバックされるものです。
なお、証券会社や時期によってはキャンペーンを行っていない場合があるので注意が必要です。キャンペーンを利用して国債の購入を考えている方は、あらかじめ証券会社のキャンペーン内容を把握しておきましょう。
Webから個人向け国債が買えるネット証券5選!各社キャンペーンまとめ
個人向け国債がWebから購入できる、おすすめのネット証券・証券会社の特徴やキャンペーンは次の通りです。
証券会社 | 国債購入におけるキャンペーン | 特徴 |
SBI証券 | ・個人向け国債の満期別(3年・5年・10年)に、購入金額50万円以上でキャッシュバック ・キャッシュバックの金額は最低250円で上限は25万円 |
・個人向け国債の購入キャンペーンをほぼ毎月開催 ・3年満期も対象となるのはSBI証券だけ |
SMBC日興証券 | ・個人向け国債(変動10年)の購入金額100万円以上でキャッシュバック ・キャッシュバックの金額は最低1,000円で上限なし |
・債券等のセミナーを動画で無料公開 ・個人向け国債のキャンペーンを年に数回実施 |
野村證券 | ・個人向け国債(5年・10年)の購入金額100万円以上でキャッシュバック ・キャッシュバックの金額は最低1,000円で最大140万円 |
・キャンペーン利率が高め ・複数サービス登録で手数料がお得 |
大和証券 | ・個人向け国債(5年・10年)の購入金額100万円以上でキャッシュバック ・キャッシュバックの金額は最低1,000円で上限なし |
・キャンペーンの上限がない ・サポートが多彩 |
みずほ証券 | ・個人向け国債(5年・10年)の購入金額100万円以上でキャッシュバック ・キャッシュバックの金額は最低1,000円で上限なし |
・キャンペーンの上限がない ・銀行、信託、証券のサービスがワンストップ |
その他の証券会社や都市銀行、地方銀行でも、個人向け国債をWebから購入可能です。
以下の記事ではネット証券10社を比較してランキング形式で紹介しています。国債の購入をはじめ、ネット証券で投資を始めようとお考えの方はぜひあわせてチェックしてみてください。
【2021年最新】ネット証券10社を徹底比較!手数料の安い人気の証券会社おすすめランキング
アメリカの国債の買い方は?外国債券を購入するメリット・デメリット
日本の国債だけでなく、外国の国債を購入して資産運用することができます。
外国の国債や公社債は「外国債券」と呼ばれ、アメリカをはじめとしたさまざまな国の国債・公社債を購入することが可能です。代表的な外国債券には、アメリカ国債やオーストラリア国債、イタリア国債などがあります。
しかし、金融機関によって取り扱っている外国債券に違いがあるので、外国債券を購入したい方は金融機関の取扱状況をあらかじめ確認しておく必要があります。
なお、外国債券は外貨での取引が通常ですが、「サムライ債」や「ユーロ円債」といった円貨建てで取引できる外国債券もあります。円貨建ては為替リスクがないので、よりリスクを抑えて外国債券の取引がしたい方には、サムライ債などの利用がおすすめです。
以下では、日本国債に対する外国債券のメリット・デメリットについて解説していきます
外国債券の主なメリット:金利が日本より高め
外国債券のメリットには主に次の2つがあります。
- 金利が日本より高い
- 分散投資で運用リスクを下げられる
外国債券は全般的に金利が日本国債よりも高く設定されています。満期時や売却時の為替レートが購入時と同じと仮定した場合、得られる利息は日本国債よりも外国債券の方が多いです。
また、分散投資によって運用リスクを下げられるのも外国債券のメリットの一つです。外国債券は日本の債券とは異なる値動きをする傾向があります。日本の国債などと組み合わせて外国債券を保有するなど、分散投資することでリスク低減の効果が期待できます。
また、外国債券は金利が高いので、その分国家が財政破綻するリスクが高いと考えるのが一般的です。しかし先進国の国債は信用性が高く、債務不履行で国債の元本が戻ってこなくなるリスクは低いと言えるでしょう。
中でもアメリカ国債は信用度が非常に高く、流動性も高いので、外国債券で取引をするならまずはアメリカ国債からはじめるのがおすすめです。
外国債券の主なデメリット:為替変動リスクがある
外国債券のデメリットには主に次の2つがあります。
- 為替変動リスクがある
- 国家の財政破綻(デフォルト)により満期で償還されないおそれがある。
外国の国債は為替が変動相場制であることによって、売却および満期償還時に為替の状況によっては元本割れするリスクがあります。
たとえばアメリカ国債の場合、もし購入時より円高ドル安になると、投資利回りが低下してしまいます。もちろん、購入時より円安ドル高になっていれば投資利回りは上昇しますが、投資としての安定性は日本国債と比べて低いです。
また、国家によっては政治経済状況次第でデフォルトと呼ばれる債務不履行が発生するリスクがあります。デフォルトした場合、国債の元本は償還されず、外国債券購入時の資金を失うことになるので注意が必要です。
外国債券が購入できる証券会社7選!
外国債券を購入できる証券会社と、その取り扱い外国債券は次の通りです。
証券会社 | 取り扱っている外国債券 | 特徴 |
SBI証券 | アメリカ・欧州連合・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・南アフリカ・トルコ・メキシコ・ロシア・ブラジル・インド・インドネシア・中国 | アメリカ国債・先進国・新興国全ての債券ラインナップが豊富 |
楽天証券 | アメリカ・欧州連合・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・トルコ・メキシコ・ブラジル・インド・中国 | 新興国の債権の取り扱いが多い |
岡三証券 | アメリカ・欧州連合・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・南アフリカ・トルコ・メキシコ・ロシア・ブラジル・インド | 11ヵ国の通貨及びユーロ建債券を取り扱っている |
SMBC日興証券 | アメリカ・欧州連合・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・南アフリカ・トルコ・メキシコ | 8ヵ国の通貨及びユーロ建債券を取り扱っている |
野村證券 | アメリカ・オーストラリア・カナダ | アメリカ国債に加えてトヨタ自動車の外貨建債券を多く取り扱っている |
大和証券 | アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・メキシコ | 新興国として南アフリカとメキシコの債券を取り扱っている |
みずほ証券 | アメリカ・オーストラリア | アメリカとオーストラリアのみとラインナップは少ない |
アメリカの国債は、ほぼすべての証券会社が取り扱っており、中でもSBI証券・楽天証券・岡三証券は取り扱っている外国債券の種類が豊富です。
SBI証券は外国の有名企業の社債も豊富なので、外国債券の取引をはじめるなら、まずはSBI証券の利用をおすすめします。
金利の高い外国債券ランキングTOP5!
2030年までに満期を迎える、SBI証券の外国債券のうち高金利の外国債券は次の5つです。
外国債券 | 金利 | 満期 |
トルコリラ | 13.909% | 2022/2/23 |
メキシコペソ | 6.656% | 2030/1/30 |
南アフリカランド | 6.194% | 2028/12/22 |
ブラジルレアル | 5.613% | 2024/5/29 |
インドルピー | 4.879% | 2024/1/17 |
(出典:SBI証券)
先進国よりも新興国の方が金利は高いのが一般的で、金利が高い外国債券をうまく運用すれば高いリターンを得ることができます。
ただし、金利が高ければ、その分国が財政破綻する可能性も高くなるので注意しなければいけません。財政破綻すると投資した元本が戻ってこないので注意が必要です。
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まとめ:国債を購入するなら証券会社がお得でおすすめ
国債はほとんどの金融機関で買えますが、お得に購入したいのであれば証券会社から購入するのがおすすめです。
証券会社で国債を購入するメリットとして、
- キャッシュバックのキャンペーンがある
- 外国債券が購入可能
など、他の金融機関にはないサービスがあります。
個人向け国債は1万円から購入が可能ですので、この機会に国債を購入してみるのが購入してみてはいかがでしょうか。
SBI証券では、対象の個人向け国債の購入金額が3種類合計で50万円以上で、キャッシュバックの対象となるキャンペーンを行っています。
日本国債の他にアメリカをはじめとした多数の国の外国債券も取り扱っていますので、今すぐSBI証券の口座を開設して国債取引をはじめましょう。