27歳で転職2回・空白期間あり・・・それでも最短でマネージャーになれた理由とは(後編)

今回は20代で2回の転職に失敗してしまったものの、現在は株式会社リスティングプラスで、Webコンサルタントとしてマネージャートして活躍している安達京吾さんにお話を聞いています。

27歳で転職2回・空白期間あり・・・それでも最短でマネージャーになれた理由とは(前編)

2020.01.28

前編では経験を通じて、20代の転職で陥りがちな落とし穴やその後の転職活動の経験についてお聞きしました。

後編では入社から最短記録でマネージャーになった経緯や、今後のキャリアアップについてお話しいただきます。

マネージャーになれたのは「当たり前」を習慣化したから

NobyNoby(以下N):そうして念願のWebマーケティング会社に入社されたのですが、入社後はどんな業務を担当されたんですか?

安達さん:最初はFacebook広告の事業部に配属になって、Facebook広告の運用を担当することになりました。

N:未経験からの入社だったと思いますが、入社後はスムーズに業務を覚えることができましたか?

安達さん:そんなことはないですね。最初は大変でした。Webマーケティングの勉強をしていたといっても広告運用は本当に未経験での入社でしたから。

やはり最初は、業務時間中に仕事が終わらなかったです。それでもとにかく与えられたタスクの期限を守ろうと思って、時間外も働いていました。

N:時間外というと残業をたくさんされたという事でしょうか。

安達さん:僕の場合は残業するより、朝早くに来て業務をする方でしたね。業務開始は9時なのですが、6時に出社したりして。うちの会社は早く来る人も多いのですが、それにしても僕は早すぎたので「あまり早く来るな」と注意されたりしました(笑)

でもこの頃、早く出社してでも大きい業務量をこなしたことが、今になってみると本当に良かったと思っています。というのも、この時期にWebコンサルタントとして「当たり前」の事を習慣化できたんだと思うんです。

N:当たり前のことというと、具体的にはどういう事でしょうか。

安達さん:いろいろあるのですが一番重要なのはタスク期限を守るという習慣でしょうか。

この時期はとにかく上長からの指示やタスクについて、期限を遅らせないように注意していました。
とにかく言われたことは言われた時までに完了する、という事を自分の中でも徹底していました。

だから今でもタスクの期限を守るという事は自分に取って当たり前の事として、自然とそのようにスケジュールを作って動けるようになっています。

だから、どうしてそんなにすぐマネージャーになれたのかと言われたら、

・朝早くに来るなど工夫して大きな業務量をこなしていたという事と、
・それを通して「期限を守る」など当たり前のことが当たり前にできる習慣が身についた

ということがポイントだったと思います。
そうして入社5か月目くらいにマネージャーへの昇進を打診されました。

N:タスク期限や納期を守るというのは、当然のようで実はできない人も多いですよね。
「言ったことを期日通りにきちんとやってくれる人」というのは、当たり前に思えますがかなり貴重で、そして頼りになる人だと思います。

安達さん:当時、まだWebマーケティングのスキルについては成長中だったと思いますが、そういうところを評価してもらったんだと思います。

あと大きな理由が、会社がその時「マネージャーを増やそうとしていた」ということですね。タイミングも良かったんだと思います。

当時は会社自体が成長してどんどん人も増えていて、マネージャーが必要な時期でした。
だから、やっぱり20代とか早くからマネジメントをしたい人は、会社自体が成長しているかどうかが大事ですね。

大きな会社や、小さくても会社自体が成長していない会社では、なかなか新しいポジションが空かないので、このスピードで上に上がるのは難しいと思います。

新規事業マネージャーの1日のスケジュール

安達さん:今の1日のスケジュールですが、やはり全体の業務開始時間よりも早く来ることは習慣になっているので続いています。

仕事内容の特徴としては、今は広告運用だけでなく各種制作やコンサルティングなど幅広いサービスをクライアント様に提供しているので、指示を出すメンバーがコンサルタント、デザイナー、ライター、外部の制作会社やパートナーと幅広くなっていることでしょうか。

新規事業の立ち上げなので、サービス内容も提案先も全部自分で作っていく必要があります。それが難しい所でもあり、やりがいを感じる所でもあります。

8:00 出社
前日分の社内外からの連絡や指示を確認。それによって当日の業務内容を見直したりメンバーに業務指示を出したりします。

8:30 先行して業務に取り掛かる
始業は9時からですが、前倒しで当日の業務に着手します。
この時間はまだ周りからの連絡も少なく、自分の業務に集中できる貴重な時間です。

9:00 朝礼
毎朝会社全体の朝礼の後、チームでも朝礼を行って業務に関する伝達事項を確認したりメンバーからの報告を聞いたりしています。

9:30 広告アカウントのチェック
自分のチームが運用を担当している広告アカウントの状況をチェックしています。
数値や傾向を見て必要があれば運用者に運用について指示を出します。

10:00 新しい提案先の発掘
新規サービスの事業を担当しているので、他の運用チームや営業部と連携を取って、新たにサービスを提案できる先がないか確認します。

11:00 クライアント様とミーティング
この日はクライアント様に来社いただき、今後の方向性についてMTGをしました。
広告運用だけでなく、ランディングページやサイト制作、バックエンドの構築など、売上を上げるための施策全体について施策を決めていきます。

12:00 お昼
お昼はいつもコンビニか近所のスーパーで購入したお弁当を食べています。

13:00 チームでのミーティング
今のチームではそれぞれのメンバーが、広告運用関連の業務や制作関連の業務など、担当する業務を並行して進めています。
マネージャーとして、それぞれの進捗を把握したり今後の動きについて認識を統一したりして、業務が滞りなく進み成果が出るように調整します。

14:00 社内外に対しての連絡
社内からもさまざまな依頼が来るので対応します。また、担当しているクライアント様に行っている施策の進捗を報告したします。

15:00 次週の打合せのために資料作成
この時は次週に打ち合わせの予定が入っていました。
資料の作成にはあまり時間をかけないようにしていますが、提案先の企業様にとって自社のサービスがどれだけ貢献できるのかがしっかり伝わるよう資料を作成します。

16:00 未来のための準備時間
ちょうど期が変わるタイミングのため、来期新体制のための準備を行いました。

17:00 制作物の確認
メンバーから上がってきた仕事の確認を行い、必要であれば追加で指示を出します。
ライティング内容やデザイン、UIなどについても確認をします。

18:00 1日の振返りとタスク調整
1日の振返りを行い、翌日以降のタスク調整を行います。
時には残業をすることもありますが、問題がなければ帰宅します。

個性や経験が活かせる自由な職場

N:今、いっしょに働いているメンバーや同僚の方々はどんな人ですか。

安達さん:Web業界なだけあって個性豊かな人が多いなと感じますね。
一見地味で普通の人かと思っても、何かしらの個性があって、会社のイベントなどでそれが輝く時があるんです。

そういう個性や、それぞれの人生経験が受け入れられる自由な職場だと思っています。

僕はあまり仕事以外で会社の人と遊びに行ったりしないんですが、会社のイベントでたまにあるバスケットボールやアイススケートの集まりには参加しています。

同じ職場で働くものとして人間関係は良いです。べたべたした仲の良さがないのもうちの良い点だと思います。

N:安達さんはタイピングが早いということで、リスティングプラスさんのタイピング王でいらっしゃると聞きました。

安達さん:タイピングは昔から速いんです。
ゲームで培ったんですが、それも会社の中でのキャラとして定着して、事あるごとにいじられますね。本当にどんな個性も役に立つ職場だとおもいますよ。

任せてもらえるからこそ、今の実力不足が悔しい

N:Web業界で働くことの、いいところ、楽しいところ、大変なところなど教えてください。

安達さん:やっぱり僕も入社して半年でマネージャーになり、2年で新規事業の立ち上げをしているように、早くから責任ある立場を任せてもらえて自分で仕事を動かせるのがいいところですね。

新規立ち上げの場合など、新しいサービスを作るわけですからいろいろな提案を会社に対してもするのですが、大体は意見を通してらえるのでやりたいことができる環境です。

N:早くから自分の裁量で業務を動かしていくことができるんですね。

安達さん:そうですね。でも反対に全部自分の判断で動いていくからこそ、自分の能力不足がわかるという点もあります。

実は今回の期では、僕のチームは目標としていた数字を達成できなかったんです。
事業を立ち上げてから半年くらいで、伸びてはいるのですが目標の数字には届かなかった。
これは悔しいですよね。ここまで好きにやらせてもらったのにこれが結果なのか、と。

僕は今まで人生でもあまり悔しいと思った経験が無くて、自分でも常に淡々としている性格だと思っていたのですが、今回は本当に悔しいですね。

御社のWebチームをもっと大きくしていきたい

N:新しい事業を担当されて、これからさらにどうなっていきたいと思っていますか?

安達さん:自分自身のキャリアに関して新しい自分が見えてきた気がします。というのも、僕は自分ではずっと「自分は職人思考」だと思っていたんです。

どちらかというと1つのことを極めるのが自分の性格だと思っていて、家族親戚に自営業が多かったのもあるんですが、自分1人で何かをしようという気持ちが大きかった。

でも今実際にやっていることは、自分が動くというよりも周りの人に動いてもらって、人を巻き込んで会社に対して最大の成果を出すということなんです。

最近はそれがすごく面白いと思っていて、例えるなら投資家というか使えるリソースをどこに配分したらもっともリターンが大きいのか考える、そんな風に思って仕事をしています。

今クライアントに提供しているサービス(御社のWebチーム)でも、マネージャーとしての業務でもそのことを考えています。御社のWebチームというサービスはお客さんの売上を上げるために社内のチームのように何でも対応しますから。

だから言い換えると御社のWebチームを大きくするのがミッションですね。

N:ありがとうございました!

転職に失敗しても諦める必要はない

20代で2回転職に失敗してしまうと、「あまり定着してくれなさそう」というイメージがついて、転職活動でも書類選考で弾かれやすくなります。

しかし実際には、20代のうちに自分がやりたいこともわからずに転職をしてしまう人は結構多いのではないでしょうか。
安達さんのように、その経験を通してようやく自分が本当にやりたいことに気づける事もあると思います。

もし気づいたのが転職に失敗した後でも、諦める必要はありません。
今は履歴書の内容以外にも自分のやりたいことをアピールする手段がたくさんあります。

あらかじめ業界の勉強をするとか、Web業界ならWebマーケティングやコピーライティングの勉強をしておくとか、勉強したことをブログやサイトなどの制作物にしてみるとか、さまざまにそのハンデを乗り越える方法はたくさんある時代なので、ぜひさまざまな手段を活用してハンデを超えて自分のやりたい仕事に転職して欲しいと思います。

また自身がマネージャーになれた理由として安達さんが挙げていた「当たり前」の習慣化については、非常に納得できる答えでした。

周りから見ていると大変そうなことでも、本人に取っては「毎日やっているから気にならない」「やらないと気持ち悪い」と当然になっている事ってありますよね。
そんなレベルの高い「当たり前」を習慣化できたら、スキルの習得も成長も早くなるでしょう。

早い成長を期待される会社においては、基本的な業務姿勢こそ評価されるのだということを改めて感じたインタビューでした。