「Keyword Mania」というツール、導入することでGoogleアナリティクスで表示されている(not provided)を可視化することが出来ます。
現在、国内の代理店では弊社が唯一の正規認定販売店でして、実際に今、世界でかなり話題になっており、既に15,000以上のアカウントが導入しています。
そこで今回は、Googleアナリティクスで表示される(not provided)とは?というところからキーワードマニアの概要、仕組み、そしてキーワードマニアを応用して出来ることなど、キーワードマニアの全てをご紹介します。

目次
0.そもそも(not provided)って何?
(not provided)とは、検索エンジンからサイトを訪問したユーザーがどのような検索キーワードでサイトへ流入してきたかが不明の場合に表示される値です。
2013年の9月よりGoogleは検索を行うすべてのユーザーのプライバシーを守るために、全てのサービスにおいてSSL通信による暗号化を実施しました。
SSLとはSecure Socket Layerの略で、盗聴やなりすましなどを防ぐ為に暗号化する技術の事で、SSL通信はそれを利用した通信方法です。
このSSL化の影響によりリファラ情報が変更されてしまい、リファラの中に検索キーワード情報が含まれていない状態になりました。
その結果、どのようなユーザーが検索エンジンを使い、どのような検索キーワードで検索し、サイトを訪問したのかが分からず(not provided)という表示が急増、ユーザーがどのような検索キーワード、つまりどのような意図を持ってサイトへ流入してきたのかが非常に見えにくい状態になっています。
今現在ではGoogleはもちろん、Googleの検索技術を応用しているYahoo!もSSL化が実施されているため、当サイト「アドリス」でも検索エンジンからの流入キーワードの90%以上が(not provided)として表示されている状態です。

1.「Keyword Mania」とは?
キーワードマニアとは、Googleアナリティクスで検索キーワードを調べた時に表示される(not provided)が可視化できるツールになります。

0章でもご紹介した通り、2013年9月以降、Googleアナリティクスでは(not provided)が急増し、その結果どのような検索キーワードで自社コンテンツに流入してきたのかの発見が出来ずに、多くのビジネスチャンスを逃している企業が少なくないというのが現状です。
しかしキーワードマニアを使えば、Googleアナリティクス内で流入キーワードを確認する事ができ、実際に(not provided)を全体の0.12%まで削減することが出来るので、他社よりも多くのビジネスチャンスを掴むことができ、成果に繋げることが出来ます。
つまり、Googleアナリティクスを使用しているのであれば、キーワードマニアを導入するだけで競合他社より早いスピードで成果を上げることも不可能ではないという事です。
2.キーワード取得の仕組み
キーワード取得のプロセスとしては下記画像のようなフローになります。

キーワードマニアはGoogleが持っているクエリデータを無理やり読み取っているわけではなく、ハードデータを基に、キーワードを学習しながらGoogleアナリティクス上へデータを反映させています。
そしてその結果、85%~95%の(not provided)を解消することが出来ています。
また、キーワードの確実性が83%以上のものしかGoogleアナリティクスに表示しませんので、表示されるキーワードはしっかりと信頼出来るものになります。
3.「Keyword Mania」のメリットとデメリット
キーワードマニアには下記のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
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メリット
メリットとしては下記の3点があります。
- Googleアナリティクス上で流入キーワードを確認出来るので、新しい操作を覚える必要がない
- プロパティはオリジナルのデータを複製したものを使うので、データが壊れるような心配がない
- 設置方法がとても簡単
Googleアナリティクス内で(not provided)を可視化出来るので、日常的にGoogleアナリティクスを使っている人であれば簡単に使いこなすことができます。
また、オリジナルのデータを複製したものに流入キーワードが反映されるので、オリジナルデータが欠損する心配もありません。
デメリット
デメリットとしては下記の2点があります。
- Googleアナリティクスの編集権限、サーチコンソールのプロパティの管理権限が必要
- Yahoo!には未対応
後程詳しく説明しますが、キーワードマニアの設置にあたり、Googleアナリティクスとサーチコンソールの権限が必要になります。
また、Yahoo!にはまだ対応していません。
理由としては、日本では多く使われているYahoo!ですが、世界基準で見ると実はそこまで使われてはいません。
それに対し、キーワードマニアは海外で作られているツールでして、そこまでカバー出来ていないというのが実情ですので、現在はYahoo!が未対応となっています。
4.「Keyword Mania」を応用して出来ること
キーワードマニアを使い、オーガニック検索キーワードを知ることで得られる最大の利点としては、「どのような意図をもって流入してきたのかを知ることが出来る」という点です。
これはつまり、ユーザーのニーズを知ることが出来ますので、下記画像のように広告において様々な施策を実施することが出来ます。

また、リスティングやSEO、ランディングページ改善以外にも流入キーワードをKPI(重要業績指標)にすることで、広告やコンテンツの効果を計測することが出来るので、そこからもCVの為の施策が生まれてくるのではないのでしょうか。
5.設置手順と注意点
設置はとても簡単で、下記画像のようなフローで終わります。

Googleアナリティクスとサーチコンソールさえあれば設置は約2分と、非常に簡単です。
ただ導入の際の注意点として、
- Googleアナリティクスは編集権限
- サーチコンソールはプロパティの管理権限
上記二つが必要になりますので、キーワードマニア導入の際に弊社発行のメールアドレスに権限をお渡し頂く必要があります。
6.サーチコンソールとの違い
キーワードマニアとサーチコンソールの違いは下記になります。
キーワードマニア | サーチコンソール |
アナリティクスで使用出来るほとんどの指標を確認出来る |
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今まではサーチコンソールの検索アナリティクスから検索クエリを確認し、それを戦略に活かしていた人も非常に多いのではないでしょうか。
ただ、サーチコンソールの検索アナリティクスは、検索クエリに対してクリック数や表示回数、CTRや掲載平均順位しか確認することが出来ません。
しかし、キーワードマニアの方であれば、Googleアナリティクスで使用出来るほとんどの指標を具体的な流入キーワードと一緒に確認することが可能です。
ですので、より多角的で精度の高い戦略を立てることが出来ます。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
キーワードマニアについてまとめると下記のようになります。
- Googleアナリティクス内の(not provided)が可視化され、様々なビジネスチャンスを掴める
- プロパティはオリジナルの物を複製したものを使用するので、オリジナルデータは安全
- 設置は簡単、約2分で終了する
- Yahoo!については現状、未対応
今現在ですと、弊社が国内で唯一の正規認定販売店となります。
気になった方はぜひ一度、弊社までお問い合わせください。
