リスティング広告の代理店を乗り換える時の注意点と手順をご紹介

Web広告の需要が高まってきている今、リスティング広告を出している企業は非常に多いです。

また、それに伴い自社で広告を運用せずに代理店に広告の運用を依頼している企業も少なくありません。

しかし、企業と代理店の関係が良くないことや商品に対しての広告の出し方が合っていないことで費用対効果が得られないといった問題をよく耳にします。

そこで今回は、リスティング広告を代理店に依頼する上での「代理店の乗り換え」についてご紹介します。

目次

1.代理店を乗り換えたら成功する?

実は、大半の企業が代理店を乗り換えることで成果を改善することに成功しています。

そもそも、代理店を乗り換えようと思うきっかけとして多いのが下記になります。

成果を改善するためには様々な施策を考え、試して、結果を測定する必要がありますが、上記理由で施策の改善、実行、計測が出来ないため、思ったような成果が出ていない可能性があります。

ですので、もしも今現在、代理店に広告運用を依頼しており、上記に当てはまるような状態であれば、乗り換えを検討するのも一つの手ではないでしょうか。

2.乗り換える手順

GoogleとYahoo!では乗り換える手順について違いがあります。

Googleの場合

アカウントのアカウントIDを代理店に伝えるだけでOKです。

Yahooの場合

  1. 前代理店からアカウントIDをもらう
  2. 登録状況をCSVデータで担当に渡す
  3. 新アカウントへ登録

簡単に説明すると、別途新規のアカウントを作成し、出稿可能な状態で前代理店にアカウント停止をしてもらうというような手順で乗り換えることが出来ます。

3.乗り換える際の企業の不安要素

乗り換えを考えている企業には下記のような悩みを持つ方も少なくありません。

データがリセットされるのか

Googleはそのままアカウントを引き継げるので問題ありません。

ただ、Yahoo!に関しては、Googleと比べるとほんの少しだけ手間がかかりますが、CSVデータを取り、移行作業に入ります。

ちなみに、乗り換えをしてしまうと品質スコアがリセットされるとよく言われますが、アカウント設計をしっかり行えば一時的な問題ですぐに改善されるため、そこまで気にする必要はありません。

リマーケティング/リターゲティングのリストが引き継げるか

Googleは申請する等の手間がかかりますが、引き継ぐことは可能です。

一方、Yahooに関しては基本的に引き継ぐことは出来ません

というのも、Yahoo!に関してはデフォルトリストのみであれば共有することで引き継ぐことは出来ますが、その他のリストに関しては引き継ぐことは出来ませんので、乗り換えた先の代理店で新しく作り直す必要があります。

管理画面を閲覧出来るのか

管理画面を閲覧出来るか出来ないかは代理店によって異なります

理由としては、管理画面を開示することによりノウハウが流出する可能性が高くなるので、企業の開示して欲しい理由がデータであれば問題ないのですが、開示して欲しい理由がノウハウ系だと厳しくなってきます。

その点を踏まえて依頼しようとしている代理店に直接確認してみて下さい。

ちなみに弊社の場合は、きちんとクライアント様にアカウントを開示しています。

4.アカウント移行時に気をつけること

アカウント移行時に気を付ける事として、アカウントのデータがリセットされるので、初動時の1~2ヶ月間は数字が安定しないことがあります。

ですので、初月で判断せずに数ヶ月間は様子を見続けてみましょう

そして現在乗り換えを考えているのであれば、現在の代理店に依頼している時に成果が良かった時の数字や以前に行った施策をきちんと残しておきましょう。

また、乗り換えるのであれば完全に移行してからCVや広告文などを変更しましょう。

これらを行うことで、乗り換える前と乗り換えた後の成果の違いやしっかりと計測することが出来ます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

お話でもあったように代理店を変えることは成果を上げるための手段としてはとても良い方法・戦略です。

以前依頼していた代理店よりも費用対効果が上がった事例はいくつもあります。

現在成果改善に悩んでおり、施策もそんなに出てこないという方は、この記事を参考に、是非一度乗り換えも検討してみてください。

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