1日15分のお昼寝に監獄からの脱出ゲーム・・・ユニークな社内制度を紹介

比較的若い人が多く、業界自体が新しいWeb業界には、独自の企業文化を持った会社がたくさんあります。
今日はそんなWeb業界から、Webマーケティング会社「株式会社リスティングプラス」のユニークな企業制度について紹介します。

実際に利用している社員さんの感想もあるので、Web業界で働きたいという人は、転職後の雰囲気をイメージする参考にしてください。

個性爆発!新たな一面が発見できる「部活動」

リスティングプラスでは1か月に1回、社員とパートナー企業が参加して「部活動」というイベントが行われます。
部活動といっても「サッカー部」「野球部」というような特定の競技をするのではなく、毎回テーマを決めてアクティビティをする形式です。

これまでに実施されたのは、ボルダリング、バブルサッカー、ソフトボール、バスケットボールなどの体育系のものから、海外のボードゲーム、人狼、監獄からの脱出ゲーム、六本木のカジノに行くなど頭脳派のゲームまでさまざま。

また新入社員が多い時には社内の交流会、桜が咲く季節にはお花見など、季節にちなんだイベントも開催されます。

もともとはまだ社員10名程度の規模だった時、「社内の会話が全部チャット」「1日中デスクに座りっぱなし」という状況を打破するために、当時の社員が公園で野球などを始めたのがきっかけだったそうです。

今も普段あまり関わりがない社員同士の交流や運動不足解消のために、またアクティビティを通してチャレンジ精神や問題解決能力を養うためにも受け継がれ、リスティングプラスの文化となっているそうです。

「新しいことに挑戦でき、趣味が増えました」

入社した時は「部活動がある」ということを聞いていなかったので、最初は正直「面倒な会社に入っちゃったな」と思いました(笑)

でも実際に参加してみると、普段話すことができないメンバーと話せてキャラがわかってくるし、テーマによって意外な人が活躍したりして面白いです。

普段落ち着いて見える人がフットサルとなると人が変わったようにイキイキしたり、実は書道が上手い人がいたりなど、業務の中ではわからないですよね。

あと、自分からは絶対にやらないようなことが多いので、部活動を通じてかなり遊びの経験が増えました。ビリヤードやゴルフ、ボルダリングなんて、自分では絶対に一生やらなかったです。面白かったのでそれから自分でもスクールに行っています。

失敗しても馬鹿にするような人はいないので、安心して失敗できるというか、とにかくやってみようという精神が育まれた気がします。そういう気持ちは仕事にも活かせると思います。

午後の仕事にスッキリ取り組める「15分のお昼寝制度」

リスティングプラスでは、何よりも「効率的に働くこと」を社員に求めているそうです。
眠い目をこすりながら働くくらいなら、1回寝てスッキリした頭で業務をした方がよっぽど効率的だ、ということで作られたのが「15分のお昼寝制度」です。

お昼寝とありますが午後ならいつ使ってもよく、かなりの数の社員が利用しているとのことです。
みんな、それぞれの昼寝スタイルがあり、昼過ぎになるとお気に入りの抱き枕やクッションをデスクに装備し昼寝をしている光景が見られます。

「効率が上がりました。ただ寝言が心配です」

前の会社では、勤務時間中に寝るなんて言語道断でしたので、眠くて白目をむいていても一生懸命仕事をしようとしていました。

今は「無理だ」と思ったらデスクで休めるので自分としても楽ですし、以前と比べても仕事のパフォーマンスが上がっていると思います。ただ、寝言だけが心配ですね。

成果を共有して頑張りを認め合う「リスプラポイント制度」

リスティングプラスには、「リスプラポイント」という制度があります。
この制度は、普段の業務で関わらない部署やメンバーが普段から何をやっているのか、どんな成果を出しているのかを報告し、会社が全体としてどう動いているのかを社内で共有する目的で行われています。

ポイントとなる内容は、広告主の売上を伸ばした、新しい広告運用の案件を受注したなどの売上に関することから、制作系の人は納期前に対応を完了したこと、バックオフィスの人は社外の人とのやり取りで良い対応をして会社の信頼を上げたことなど、職務に応じて発表できるように決められています。

またこのリスプラポイントは、半年に1回開催される社内MVP選出の指標にもなっています。

「頑張りを認めてもらえるのがうれしいです」

毎朝の朝礼で前日にポイントを獲得した人が前に出て報告するのですが、私は緊張しいなのでポイントを取った時は前に出るのは緊張しますね。

でも、普段目立たない自分がやったことをみんなに喜んでもらえるのは嬉しいです。

時間を上手に使える「勤務時間フレックス制度」

都合によって勤務時間を変更できるフレックス制度もあります。(※勤務形態によるので全員が利用可能ではないとのことです)

このフレックス制度を利用した場合、9時から15時のコアタイムに勤務していれば、出勤や退勤の時間を都合に合わせて調整することができます。
つまりラッシュの時間を避けたいから早く来て早く帰る、というようなこともできます。

またこのフレックス制度と通常の半休制度を組み合わせることで、 朝早くから勤務を開始し午前中に勤務を終えて帰宅することもできます。
朝の6時から10時に勤務してその後の時間を趣味や旅行に使うなど、半日休暇を最大限に利用することも可能です。

「平日昼間の舞台が見れるので助かります」

私は観劇が趣味なのですが、都内の劇場で行われるお昼の公演は12時半や1時から始まることが多くて、会社がある西新宿からの移動を考えると通常の半日休暇では見に行くことができません。

その点フレックス制度と半休制度を合わせて利用すれば、業務を11時までに終わらせて劇場に行くことができるのですごく助かります。

人気のある公演だと土日はチケットが取りにくく、平日昼間なら取れるということがあるので、チケットが取れた時は何としても仕事を調整しようとさらに効率的に仕事ができています!

子どもがいる人や事情がある人にも活躍して欲しい「時短・在宅勤務制度」

Web業界では20代30代の若い人が最前線で活躍しています。
リスティングプラスでも多くの女性が活躍していますが、妊娠・出産、そして子どもが小さい時期は、それまでと同じように働けない時期もあるかもしれません。

そんな子育て中の親である社員のために、時短勤務や在宅勤務の制度があります。

これらの制度はもともとあった制度ではなく、実際に社員が妊娠、出産する中で「変わらずに能力を発揮してもらうためにはどうしたらいいか」「どんな仕組みが必要か」という観点から、その都度作っていった制度だということです。

女性の福利厚生が充実している会社というと大企業を想像する人も多いと思いますが、ベンチャー企業で制度を作っていた途中だったからこそ、実際の社員の要望に応じた制度が作れるというメリットもあるのだと感じました。

1日の勤務時間を短縮する「時短勤務」

妊娠期間中や出産後の職場復帰時において、通常の勤務時間より短く勤務時間を設定するものです。
負担の大きいラッシュを避けるために出勤を10時にする、保育園の迎えのために退勤を4時にするなど、社員の事情によって内容は調整しているそうです。

肉体的な負担を軽減する「在宅勤務」

妊娠中に出勤が難しくなってしまった場合や、復帰したもののしばらくは自宅で勤務したいという希望がある場合には、在宅勤務の制度もあります。

基本的には在宅で週に1回出勤する、普段はWeb会議ツールやチャットで業務を行い、打合せなどの必要な時だけ会社に行くなど、これも事情によって内容を決めて対応しているそうです。

「時短勤務のマネージャーが活躍しています」

今は時短勤務されている人の中にも、マネージャーとして活躍している女性が何人もいて、本当にすごいと思います。

マネージャーである以上メンバーがいたり、会社に成果を求められているわけですが、残業でカバーすることもできないので、本当に効率的に仕事をしているのだと思います。
プライベートと仕事でキャリアを両立されていて尊敬しますね。

会社まで徒歩10分で通える「住居手当」

リスティングプラスの本社は西新宿にありますが、半径2km圏内に住んでいる人には住宅手当が支給されます。

そのため西新宿という家賃の高いエリアでありながら会社の近くに住んでいる人が多く、自転車や徒歩で通勤する人も多いです。

同じ通りに何人も社員が住んでいるケースもあり、実家から届いた食べ物をお裾分けするようなご近所付き合いも行われているそうです。

「ラッシュとは無縁の生活ができています」

会社の近くで一人暮らしをしているのですが、徒歩10分で 通勤ができるのでラッシュに巻き込まれることもなく朝が非常に楽です。

また近くに住んでいる人が多いのですが、体調を崩してどうしても水分や食べ物が必要な時にお願いしたら、頼んだもの以外にもいろいろ持ってきてくれてすごく助かりました。

デスクワークに必須「マッサージ費用補助制度」

リスティングプラスでは、1人1ヵ月に5,000円までマッサージ費用の補助が受けられます。
Web 業界の宿命として、デスクに座ってキーボードを叩いている時間がどうしても長くなるために、こまめに体のメンテナンスをしないと疲労が蓄積して肩こりや腰痛という症状になってしまったり、そうなると仕事のパフォーマンスにも影響してくるからです。

「毎月リンパマッサージを受けています」

会社の補助を受けて、毎月リンパマッサージを受けています。
座っていることが多く足がむくみがちなので、毎月「いたいいたい」といいながらマッサージを受けていますが、終わるとスッキリします。

全額自費で支払うには少し高いので、補助があることで負担が軽くなり毎月欠かさず行くことができています。

社内制度を見れば会社の考えがわかる

今回は株式会社リスティングプラスさんの社内制度について、社員の方の声も合わせて紹介しました。

社内制度について考えると、社員の楽しみや心身の健康という目的を満たしつつ、それが会社としてのパフォーマンスの向上につながるように作られているんだなと感じました。

つまり企業の社内制度には、会社から社員に対しての「どのように働いて欲しいか」「どういう風に生きて欲しいか」というメッセージが込められているのだと思います。
就職や転職をする際には、その会社にどんな社内制度があり、どう運用されているかを確認することで、会社の方針を見極められたり自分との相性を判断できるのではないでしょうか。

Web 業界では面白い取り組みをしている会社が多いのでこのメディアでも紹介をしていきたいと思います!