「絞り込み部分一致」はこう使う!効果的設定方法を紹介!

絞り込み部分一致という言葉を聞いた事があるけど

「実際にどう使えばいいのか?」
「自分のやり方は合っているのか?」
「そもそもどういったものなのか?」

と疑問に思った事はないでしょうか?

弊社では、この絞り込み部分一致が登場してから多くのアカウントで設定しておりますが、上手く使えば非常に効果的なパフォーマンスを出す事が出来ます。

そこで今回は、「絞り込み部分一致」とはどういうものか、そのメリットやデメリット具体的な設定方法などをお話ししていきたいと思います。

目次

1.絞り込み部分一致とは?

絞り込み部分一致とは、部分一致を絞ったものとイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

絞り込み部分一致は、設定したキーワードが検索語句に含まれる場合に(順序は問いません)広告が表示されます

設定したキーワードの表記のずれも掲載の対象となりますが、類義語は掲載の対象となりません

【例】

設定キーワード:「+車 +購入」
※絞り込み部分一致を使用する場合は、入稿の際にキーワードの前に「+」を付けます

広告が表示される検索語句 :➀「車 購入」➁「購入 車」
広告が表示されない検索語句:「バイク 購入」など

2.部分一致と絞り込み部分一致の違いと拡張する範囲

部分一致の場合

設定するキーワードを「車 買い取り」とした場合ですが、下記の検索語句で広告が表示されます。

「車 売る」
「ベンツ 買い取り」
「自動車 買い変え」
「中古車」

部分一致ですと、設定したキーワードを広く拡張する可能性が高いです(「車」という事は「ベンツ」「自動車」「中古車」というキーワードも関連しているのでは?とシステムが自動で判断し、拡張する仕組みです)。

絞り込み部分一致の場合

設定するキーワードを「+車 買い取り」とした場合ですが、

下記の検索語句で広告が表示されます。

「車 買い取り」
「車 買い変え」
「車 引取」
「買い取り 車」

部分一致から絞り込み部分一致にすることで、キーワードの拡張が抑えられ、車関連に絞り込まれます。

以下の図は、各キーワードの設定方法(マッチタイプ)のイメージです(以後、マッチタイプと表記します)。

円の大きさがキーワードの拡張範囲になります。

このように拡張範囲の大きい順で並べると

  1. 「部分一致」
  2. 「絞り込み部分一致」
  3. 「フレーズ一致」
  4. 「完全一致」

となります。

これらはどのマッチタイプも活用方法があり、適材適所で効果を発揮してくれるのでいずれも必要なものになります。

3.「絞り込み部分一致」のメリットとデメリット

メリット

  1. 部分一致よりもキーワードを絞る為、ユーザーの求めている広告を表示しやすくなる
  2. 部分一致と比較するとクリック単価、クリック率が改善されやすい傾向にある

デメリット

  1. 絞り込みすぎると、CVを獲得出来たであろうキーワードからの流入が途絶えてしまう
  2. キーワードを絞る為、配信量が減ってしまう恐れがある

4.絞り込み部分一致の事例

絞り込み部分一致で成果の出たアカウントを実際に見てみましょう。

中古車買取の案件になり、下記はある期間での成果になります。

部分一致    :CV数 0件。CPA 0円。消化金額 31,227円
絞り込み部分一致:CV数 9件。CPA 7,999円。消化金額 71,989円

マッチタイプを部分一致から絞り込み部分一致に変更することで、効果的に配信を行うことが出来、成果の改善に繋がっております。
※先ほどもお話ししましたが、絞り込み部分一致にしますと、配信量が低下するなどデメリットもあります

5.絞り込み部分一致を活用する時はどんな時か?

絞り込み部分一致は非常に使い勝手の良いマッチタイプですので、弊社では基本的にどのような方でもおすすめしています。

ただ、「絞り込み部分一致だけやっておけばOKでしょ!」という大雑把な言い方はしません。

絞り込み部分一致は配信を絞り込む為、無駄なキーワードからの流入を減らす役目は果たしますが、「もしかしたらこのキーワードでCVしていたかも?」というような見込みのあるキーワードにも出さなくなる「機会損失」の可能性も含んでいます。

その為、CV数の増加がメインの運用の場合は、絞り込み部分一致と併用して部分一致などで「広告主が想像してはいるがカバー出来ないキーワード」にもリーチさせる必要があります。

逆に少額予算でCPAのラインが決められている場合、絞り込み部分一致は多いに活躍することでしょう。

6.AdWords、スポンサードサーチでの設定方法

管理画面上での設定は非常に簡単で、キーワードの前に+を入れ、マッチタイプのタブは「部分一致」にしておくだけでOKです。

ちなみに、間違えて半角の「+」ではなく全角の「+」を入れてしまうと、システムが+そのものもキーワードと認識し、表示されなくなりますので注意が必要です。

AdWordsの設定方法

➀まずは「キーワード」タブをクリックします。

「+キーワード」をクリックします。

③キーワードを登録する広告グループを選択後、キーワードを入力します。

保存をクリックしてキーワードの登録が完了します。
※絞り込み部分一致の場合はキーワードの前に必ず「+」をつけましょう

スポンサードサーチの設定方法

➀AdWordsと同様に、まずは「キーワード」タブをクリックします。

「+キーワード作成」をクリックします。

③キーワードを登録するキャンペーン、広告グループを選択後、キーワードを選択保存をクリックするとキーワードの登録が完了します。
※絞り込み部分一致の場合はキーワードの前に必ず「+」をつけましょう

7.まとめ

これまでの話をまとめると「絞り込み部分一致」はバランス良く使えるマッチタイプになります。

ただ、上記でもお話ししましたが、「絞り込み部分一致だけ登録すればいいのか?」といえばそういう訳ではありません。

絞り込み部分一致にすると配信量が落ちるなどのデメリットもあります。

「運用当初、どういった動きをするのか怖い」、「広告費がかけられず、CPAが最重要である」という場合は、キーワードを絞った運用がメインになりますので、始めは完全一致と絞り込み部分一致をおすすめします。

その後に「もっとCV数を増やしたい!」という場合は、部分一致も活用して拡張していきます。

ユーザーが検索してくる言葉は日々異なり、新しい言葉やフレーズは毎日生まれておりますので、それらをカバー出来る「部分一致」はやはり有効です。

その為、各マッチタイプの特性を理解し、ご自身のアカウントやリスティングを活用した際の目標に合わせて使い分けていきましょう。

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