Facebook 広告のリーチって?リーチを最大化する広告設定方法とは
広告やマーケティングの世界でよく聞く「リーチ」という言葉。
インターネット広告に携わっている方なら、一度は耳にしたことがあるでしょう。
最近人気のFacebook広告でも、リーチは広告効果を測る上で重要な指標のひとつです。
しかしリーチというキーワードは使う文脈やシチュエーションによって微妙にその意味が異なることが多く、やや曖昧な用語でもあります。
そこで今回は、Facebook広告での使用ケースに限定して、「リーチ」の明確な定義や、リーチを最大化するための広告設定方法などについて解説していきたいと思います!
1. Facebook広告のリーチとは
使用ケースやサービスによって微妙な定義の違いが見られることが多い「リーチ」というキーワードですが、Facebook広告における定義は単純明快。
Facebook広告でリーチとは、「その広告を1回以上見たことのある人の数」を指します。
つまりFacebook広告において、リーチとは広告を見た人数のことを言うわけですが、似ている指標としてインプレッションがありますよね。
リーチとインプレッションの違いは、簡単に言えば「人数か、回数か」という点に集約できます。
リーチは広告を見た人数のことなので、同じユーザーが複数回同じ広告を見たとしても、あくまでカウントは「1」のままです。
一方インプレッションは広告が表示された回数のことなので、同じユーザーが同じ広告を2回見れば「2」、3回見れば「3」といったようにカウントされていきます。
2. Facebook広告でリーチを目的にすべきなのはどんなとき?
Facebook広告で新たに広告を出稿するとき、その広告の目的を選択することができますよね。
たとえばトラフィックを目的にすればトラフィックが最大化されるように広告掲載が最適化されますし、コンバージョンを目的に設定すればコンバージョンが最大化されるように自動で最適化されます。
同様にリーチを広告の目的にすれば、リーチが最大化されるように広告表示が最適化されるわけですが、そもそもどういった場合にリーチを目的にすればいいのでしょうか?
リーチの最適化が最も向いているのは、商品やブランドの認知度を向上させたい場合です。
認知度アップには「より多くのユーザーに広告を見てもらうこと」ことが一番ですから、認知度を上げること自体が広告出稿の最大の目的なのであれば、リーチの最適化を選ぶと良いでしょう。
また、「これまである程度ブランドの認知は広がってきたものの、戦略上の理由などでイメージを転換させたい」といったときにも、リーチの最適化は有効です。
3. Facebook広告でリーチを最大化したいときの設定方法
それでは、Facebook広告でリーチを目的とした広告を出稿したい場合、具体的にどのような手順を踏んで設定していけばいいのでしょうか。
ここでは、そのステップを簡単にご紹介します。
①Facebook広告の管理画面にログインし、広告作成ページにアクセスします。
②広告の目的で「リーチ」を選択します。
③広告キャンペーンの名前をつけて、「次へ」をクリックします。
④ターゲティングや予算、入札方法などの設定を順次行いましょう。
⑤「予算と掲載期間」の項目で「詳細オプションを表示」をクリックします。
⑥新たに表示された「広告配信の最適化対象」の項目で、「リーチ」を選びます。
⑦「フリークエンシー上限」の項目で、「○日間に○インプレッションまで」といった形で同一ユーザーに対する広告表示頻度の上限を設定します。
⑧一通り広告設定が終わったら、「次へ」をクリックして、クリエイティブの設定に移ります。
⑨「画像広告」「動画広告」「キャンバス広告」「スライドショー広告」「カルーセル広告」の中から広告タイプを選び、画像やリンクなどのクリエイティブをアップロード・入力していきましょう。
⑩最後に「注文を確定する」をクリックします。
以上で配信完了です!
ちょっとステップは多いですが、やってみると特に難しい部分はないので、スムーズに出稿できると思います。
Facebook広告の配信方法については以下の記事で詳しく解説しているので、分からないことがあれば一度確認してみてくださいね。
4. まとめ
ここまで、Facebook広告におけるリーチの概要や、Facebook広告でリーチを最大化したいときの広告出稿手順などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
普段耳にする機会も多く、「なんとなく」で使ってしまいがちなリーチという言葉ですが、Facebook広告には似たような意味のややこしい用語がよくあるので、改めてその定義を確認することは大切です。
またFacebook広告では、広告出稿の目的にマッチした最適化オプションを選ぶこともとても大事。
ブランドの認知向上が目的なら、ほとんどの場合リーチ最適化がベストなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
アドリスでは他にも、Facebook広告の役立つ情報や運用のヒントなどを定期的にご紹介しています。気になる方はぜひFacebook広告のカテゴリをチェックしてみてください!