Facebookの動画広告とテキスト量の関係
2014年から動画広告の市場が非常に盛り上がってきていますね。
Facebook広告でも、ユーザーに効率的にアプローチ出来る手法として動画広告が、注目を集めています。
今回は、そんなFacebook動画広告にテキスト制限は適用されるのか、キャプション(字幕)の用途、キャプションの設定方法、スライドショー動画広告のポイント等お話していきます。
目次
1.Facebook動画広告に「テキスト制限」はあるのか?
Facebook動画広告では、動画内の文字情報は、動画の一部と見なされますので、動画内に関していえばテキスト制限はありません。
なので、通常の画像広告に比べるとかなりの情報量を伝える事が出来ます。
例えば、セミナーの動画などホワイトボードに伝えたい事を書いたりしますよね。
その文字情報はテキストではなく、動画として見なされるわけです。
動画広告は、テキスト制限を気にする事なくユーザーに情報を伝える事が出来ます。
しかし、そんな動画広告でもテキスト制限がかかってしまう箇所があります。
それが次の章でご紹介するサムネイル(サムネ)画像です。
後述しますが通常の画像広告や、スライドショー広告にもテキスト制限がありますので、Facebook広告では基本的にはテキストは少なめを意識して配信するようにしましょう。
ここでテキスト制限のルールを軽くおさらいしておきましょう。
テキスト制限のルールは2016年8月に、変更が加わっています。
簡単に変更点をまとめてみました。
変更前 | 変更後 |
広告のテキストが20%を超えていたら配信出来なかった(広告不承認) | 広告のテキストが20%を超えていても配信が出来る。
しかし、テキスト量に応じて広告のリーチ数が減る |
仮に20%以上のテキストが広告内に表示されていても、広告承認されますが、ほとんど配信されない可能性があります。
配信はされているのに、リーチ数(配信量)が増えない場合はテキストが多すぎる事が原因かもしれないので、一度見直してみる事をオススメします。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
「Facebook広告のテキスト制限が大幅に変更!バナーの文字はない方が良い広告!?」
2.サムネイルの重要性を理解しよう。
サムネイル画像とは、動画広告のファーストビューの事です。
再生する動画の一部分から、画像を選んで設定する方式になっています。
通常、動画広告はニュースフィード上で自動再生されるのですが、ユーザーがFacebookの設定で自動再生をしないようにしている可能性があります。
クリックされないと動画が再生されないので、ユーザーがクリックしたくなるような、サムネを作成する事が大切になってきます。
上述しましたが、サムネにはテキスト制限が適用されますので、文字は少なめにしましょう。
~クリックされやすいサムネとは?~
クリックされやすいサムネのポイントを3つ上げてみました。
- 見出しとの関連性を記載する
- 目に留まりやすいフォントの色になっている(赤と青、黄色と青のような)
- シンプルに伝わりやすい
以上の3点を意識してサムネを作るようにしてみましょう。
少し極端ですが分かりやすい例としては、有名YouTuberの方のサムネは上記3つのポイントを上手く利用されています。
参考に出来る事もあると思うので、是非サムネを意識して見てみてはいかがでしょうか。
3.キャプションとは?
Facebook動画広告ですが、テキストとは別にキャプション(字幕)があります。
ユーザーの様々な状況(マナーモード等)を想定して、キャプションはなるべく付けるようにしましょう。
例えば、海外のDVD等を借りる際に日本語のキャプションがあると、英語が分からなくてもストーリーが分かるのでユーザーに優しいですよね。
Facebookによる調査では、キャプションをつける事によって、動画再生時間が平均12%長くなるという結果が出ています。
日本ではSRTファイルを利用してキャプションを設定します。
テキスト形式の字幕ファイルの事です。
メモ帳などでも作成する事が出来ますので、詳しい作成方法はこちらをご覧ください(http://jp.any-video-converter.com/how-to/add-srt-subtitle-to-video.php)。
4.動画広告の設定方法【キャプションの設定付】
この章では、画像を交えてキャプションの設定方法までのフローをご紹介していきます。
①キャンペーン目的を設定する
ここでは、動画の再生数アップを選び、キャンペーン名を付けて広告アカウントを設定していきます。
②広告アカウントの設定
変更点あれば変更していきます。
通貨、時間帯など確認しておきましょう。
③広告セット作成
広告セット名を付けて、セグメントを絞っていきます。
④配置・予算決め
広告の配置場所や、予算を決めていきます。
⑤広告作成
広告の名前を付けて、形式で動画を選択します。
⑥動画アップロード
動画をアップロードします。
⑦サムネイル決め
サムネイル画像などを選んだら、動画のキャプションの箇所の「upload SRTファイルをアップロード」を選択し、SRTファイルをアップロードします。
詳細はFacebook公式ページをご覧ください。
(https://www.facebook.com/help/261764017354370)
⑧広告文作成
テキストや見出し、説明文などを記載して購入を確定します。
以上が動画広告の基本的な流れになります。
是非、参考にしてみてください。
5.Facebookスライドショー広告とは
動画を作成するリソースがない企業にオススメなのがスライドショー広告です。
スライドショー広告とは、静止画像を繋げて、最大15秒の動画のように見せるフォーマットになります。
少ない手順で作成出来るので、素材さえあれば数十分で完成させる事が出来ます。
動画の形式でスライドショー広告を選択し、このように画像をアップロードするのみです。
スライドショー広告にはテキストや音楽を挿入する機能が追加されています。
より、動画に近い広告を出稿出来るようになったのですが、サムネ同様テキスト制限はあるので、テキストはなるべく少なめにしましょう。
スライドショー広告は、再生回数の指標が計測出来るので、本格的に動画広告を始める前に、スライドショー広告をテスト的に始めるのもいいかもしれませんね(どのような広告が再生されやすいのか把握出来る)。
6.まとめ
いかがでしたか?
動画広告にテキスト制限は適用されないので、効果的に配信する事が出来れば、たくさんのユーザーに情報を届けることが出来ます。
作成が手間だと思っていた動画広告も、スライドショー広告がありますので、十分代用出来ると思います。
ただ、スライドショー広告の1枚1枚の画像、サムネイルにはテキスト制限がかかってくるので、意識してテキストを減らすようにしましょう。
様々な手法を駆使して、ユーザーに嫌われない広告を配信していきましょう。