Facebook広告の関連度スコアから成果を上げる!4つのスコアアップ方法

近年、インターネット広告が注目され、世界で一番ユーザーの多いFacebookにも多くの企業が広告を出稿するようになりました。

しかし、実際にFacebookの広告を打ってもなかなか成果につながらず、コストだけがかかってしまった…という経験がある方も少なくありません。

また、よりよい広告を出したいと思ってコンサルタントや業者に依頼しても、それだけのコストがかかってしまいますよね。。。

そこで今回は、Facebook広告の内容がどれだけユーザーとマッチしているかを見ることが出来る「関連度スコア」と、その関連度を上げる方法をご紹介したいと思います。

1.関連度スコアとは

関連度スコアを簡単に説明すると、「ユーザー、広告主双方にどれくらい魅力的な広告か」を1~10段階までで表した評価のことです。

広告のクリックや「いいね!」、コメント、CV率が高いなど肯定的な反響が多いもの程スコアが強くなり、ユーザーや広告主にとって魅力的な広告であるとみなされます

しかし、広告を非表示にされたり不適切だと報告を受ける広告のスコアは低くなってしまい、それはつまり、ユーザー・広告主にメリットがある広告とは言えないという事になります。

関連度スコアの結果を参考に、広告内容を練り直すことが出来、よりパフォーマンスの高い広告を目指していくことを目的としています。

関連度スコアの確認方法

関連度スコアは下記の手順で確認することが出来ます。

  1. 広告マネージャーに移動する
  2. 「パフォーマンス」を開く
  3. 「列をカスタマイズ」を選択
  4. 「関連度スコア」にチェックを入れて実行

①広告マネージャーに移動する

広告管理ページの下部にある、「広告マネージャーに移動」をクリックします。

「広告マネージャーに移動」

②「パフォーマンス」を開く

ページ右上あたりにある「パフォーマンス」を開きます。

「パフォーマンス」

③「列をカスタマイズ」を選択

一覧の中にある「列をカスタマイズ」をクリックします。

「列をカスタマイズ」

④「関連度スコア」にチェックを入れて実行

「関連度スコア」にチェックを入れ、実行を押すと関連度スコアが確認出来るようになります。

関連度スコアの基準となる「好意的な意見」「否定的な意見」にもチェックを入れておくと、より詳しく分析することが出来ます。

「関連度スコア」
※注意点※

関連度スコアは、500回以上のインプレッション(広告が見られた回数)がなければ判定されません

とは言っても、広告内容によっては数百円~で500回のインプレッションを達成出来るので、あまり心配はいりません。

関連度スコアの指標の見方

関連度スコアは最低評価が1、最高評価が10となり、それぞれ指標による広告の評価は以下の通りになります。

関連度スコアの指標

スコアが高ければ高いことに越したことはありませんが、例えば、出前のように様々な人に向けた商品であればスコアが6でも十分な成果を上げていることもあり、改変する必要がない時もあります

広告の商品の専門性や需要層を考え、成果をもっとあげたい時の参考として活用しましょう。

しかし、スコアが極端に低いものは広告として不適切なので、差し替えることをおすすめします。

2.関連度スコアを上げるメリット

関連度スコアを上げることで、次のようなメリットが得られます。

関連度スコアを上げるメリット

メリット①コストを削減しつつも多くリーチされる

関連度スコアが高いと魅力的な広告として認識されるので多く配信されやすくなり、たくさんの人に広告を見てもらうことが出来ます。

また、システム上においても関連度スコアが高いと効率的に広告を配信しやすくなるので、コストの削減にも繋がるのです。

低コストで十分な成果を上げることが出来るようになります。

メリット②広告内容の改善がしやすくなる

スコアが低いと、コストもかかりリーチも満足のいく結果にならないことが予想されるので、広告の内容を改善したり新規に広告を出すなど、よりよい結果を出すための改善をしやすくなります。

広告を出してそこそこの結果を得られたとしても、果たしてその結果は最大に広告をパフォーマンス出来たものだったのか、CVやインプレッションの数から判断するのは難しいので、関連度のスコアを上げて試してみることも出来ます。

3.関連度スコアを上げるためには

関連度スコアを上げる方法には、以下のようなものがあります。

関連度スコアを上げるために

ターゲット設定を細かく行う

広告のターゲット設定を細かく行うことで、より関連性を高めてスコアを上げることが出来ます

性別、地域、年齢、言語だけでなく、趣味や興味・関心、使っているデバイスなど指定していきましょう。

簡単なターゲティングでは単純なインプレッションは多いかもしれませんが、関連性は低くスコアは低下します。

広告で売り込みたい商品の特性をよく理解し、絞っていくことでより確実な成果と高いスコアを得られます。

「どのようなターゲティングを行ったら良いか分からない」「ターゲット項目が多すぎてどれがどうなのか区別がつかない」という人は、これらのターゲット項目の説明をしている記事を参考にしてみてください。

Facebook広告の詳細ターゲット設定~利用者層編~(2016.11.03)
Facebook広告の詳細ターゲット設定~行動編~(2016.11.08)
Facebook広告の詳細ターゲット設定~趣味・関心編~(2016.11.09)

広告の画像やテキストを見直す

広告の内容や画像を差し替えてみることでスコアが高くなることがあります。

「いいね!」などの反響をもらう為には、ユーザーにとって分かりやすく、且つメリットを与えられることが明確に伝えられていなければなりません。

例えば、PCスクールの受講生を増やしたい広告を出す時「javaが学べる!」と広告に書いてあっても、PCに詳しくない人からするとよく分かりません

「ホームページが作れるようになる!」「転職に役立つ!」といったメリットを広告に打ち出すことで、そのメリットを得たいユーザーと関連性を高めることが出来るのです。

広告の画像やテキストを見直す

スコアが低くても炎上商法のように不適切な広告で成果を上げることもありますが、ユーザーにとって迷惑・不快にさせているので、不特定多数に広告を出す限りは控えて欲しいところです。

定期的に広告をリニューアルする

定期的に広告をリニューアルして新しい魅力や印象を与えることで、スコアが上がることがあります。

長期間ずっと同じ広告を出していると、ユーザーが飽きを感じるために魅力が下がり、結果としてスコアが下がってしまうのです。

変化を持たせ、「いつもと違うな」とユーザーの気を引きましょう。

ABテストを行って傾向をつかむ

上記3点を踏まえ、広告の関連度スコアがどのように変わったのかどこを変えることでスコアが伸びたかなどをテストすることで、スコアを上げるコツやその傾向が見えやすくなり、よりよい広告作りが出来るようになります。

画像ひとつ、単語ひとつだけでもユーザーに与える印象は変わるので、何度もテスティングして広告の関連度スコアを上げていきましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

関連度スコアは広告の魅力を数値にして見える化しているので、よりよい広告のための改善が出来るようになるんですね。

関連度スコア以外にも、Facebookで見ておきたいデータもたくさんありますので、是非活用してよりよい広告と成果を出していってくださいね。

Facebook広告で必ず押さえておきたい18個データとその活用方法