Facebook広告には2つの「フリークエンシー」がある!その意味を解説
マーケティング用語として使われる「フリークエンシー」ですが、Facebook広告において、その意味は一つではありません。
実はFacebook広告「フリークエンシー」と「リーチ&フリークエンシー」という言葉があり、意味に大きな違いがあるのですが、「フリークエンシー」という言葉をどちらも使用しているため、非常に混同しやすいですよね。。。
そこで今回は、Facebook広告において、指標の意味で使われる「フリークエンシー」と、Facebook広告の広告購入ツールの1つである「リーチ&フリークエンシー」についてご紹介していきます。
1.フリークエンシーとは?
フリークエンシーとは、ユーザー1人に対して平均で何回広告が表示されたのかを確認出来る指標です。
よく混合しやすい指標としてインプレッション数がありますが、インプレッション数は広告の表示回数を指しています。
それに対しフリークエンシーは、ユーザー1人に対しどれだけインプレッションがあったのかを指す為、インプレッション数÷リーチ数で求める事が出来ます。
2.フリークエンシーの確認方法
フリークエンシーの確認方法は下記の手順で行っていきます。
- 広告マネージャーの「パフォーマンス」をクリックし、「パフォーマンスとクリック数」を選択
- フリークエンシーの指標から数値を確認
フリークエンシーは広告マネージャーから簡単に確認することが出来ますので、こまめに覗いて数値を確認しておきましょう。
①広告マネージャーの「パフォーマンス」をクリックし「パフォーマンスとクリック数」を選択
②フリークエンシーの指標から数値を確認
また、自分でカスタマイズしてフリークエンシーの指標を出す事が出来、その確認方法は下記の手順で行っていきます。
- 広告マネージャーの「パフォーマンス」をクリックし、「列をカスタマイズ」を選択
- パフォーマンスの中の「フリークエンシー」にチェックを入れ実行をクリック
- フリークエンシーの指標から数値を確認する
①広告マネージャーの「パフォーマンスをクリックし「列をカスタマイズ」を選択
②パフォーマンスの中の「フリークエンシー」にチェックを入れ実行をクリック
③フリークエンシーの指標から数値を確認する
その他の指標と一緒に見たい時は上記の方法でフリークエンシーを確認する事をおすすめします。
3.フリークエンシーの目安
一般的には、1人あたりに対してのユーザーからの印象が悪くなる広告表示回数は5回~7回と言われています。
ユーザー1人あたりに対して配信する広告の最適な表示回数は商材や広告ごとに異なりますが、フリークエンシーの数値が高くなったから単純に広告を停止していると機会損失に繋がる場合もあります。
上記の商材ではフリークエンシーの数値は11を超えていますが、他のセグメントと比較しても安くCVを獲得する事が出来ております。
この事から、単純にフリークエンシーの数値のみを見るのではなく、クリック率やエンゲージメント率を踏まえて考えていく必要があります。
また、フリークエンシーが高くなり、クリック率やエンゲージメント率が落ちてきた場合は広告を変更する目安でもありますので、広告を変更して成果の違いを分析していきましょう。
これが一つ目の「フリークエンシー」についてになります。
4.リーチ&フリークエンシーとは?
リーチ&フリークエンシーとは、Facebook広告の広告購入ツールの1つで、広告を表示する頻度をあらかじめ決める事が出来、スケジュールに従って順番に広告を配信する事が出来ます。
通常のCPM課金と違い、固定CPMを選択出来るので、広告を配信する前にターゲットにリーチするために必要な費用が分かります。
選択したターゲットに正確にリーチし、利用者が広告を見る回数や順番、日付や時間帯もコントロールする事が出来ます。
また最大90日間のキャンペーンを6ヶ月前から予約が出来ますので、事前に計画を立てて配信を行う場合には、役に立つ広告購入ツールとなります。
5.リーチ&フリークエンシーを使用出来るキャンペーンの目的
リーチ&フリークエンシーを使用出来るキャンペーンの目的は7つあります。
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック
- 投稿のエンゲージメント
- アプリのインストール
- 動画の再生数アップ
- コンバージョン
リーチ&フリークエンシーは、広告のフリークエンシーや表示順も指定することが出来ますが、20万人以上の規模でターゲットを行う、という条件があります。
基本的にはリーチ、ブランドの認知度アップ、動画の再生数アップのキャンペーンなどの目的で使用することをおすすめしています。
トラフィック、アプリのインストール、コンバージョンなど場合、最適化をすることで成果を上げることが出来るのですが、リーチ&フリークエンシーを使用した場合、最適化されません。
つまり、リーチ&フリークエンシーのルールに則って配信が行われるので、機会損失に繋がってしまう可能性がある為、基本的にはオークションで配信する事をおすすめします。
6.まとめ
いかがでしょうか。
指標として使われるフリークエンシーは、ユーザー1人に対して平均で何回広告が表示されたのかを計測する事を指します。
広告マネージャーから確認する事が出来、クリック率やエンゲージメント率と一緒に数値を見る事で、最適なフリークエンシーの回数や広告を変更するタイミングを知る事が出来ます。
リーチ&フリークエンシーはfacebook広告の広告購入ツールの1つで、広告を配信する前にターゲットにリーチするために必要な費用が分かります。
また広告をみる回数や順番、日付や時間帯もコントロールする事が出来ます。