Facebook広告の魅力の1つに類似オーディエンスがあります。
類似オーディエンスとは、特定のユーザーと似ているユーザーのことで、うまく利用出来れば大きな効果が期待出来ます。
類似オーディエンスは、Facebook広告で大きな成果を期待出来る機能ですので、Facebook広告をするなら必ず抑えておきましょう。
成果が伸び悩んでいて、類似オーディエンスを使用したことがないのであれば、成果の改善が見込めます。
目次
1.類似オーディエンスとは
類似オーディエンスとは、既存のリストや自社サービスに興味のあるユーザーとFacebook上で似たような行動をとっているユーザーの事になります。
例えば、自社が保有しているリストのユーザーがスポーツ好きで、スポーツ系の広告に「いいね!」を良くつけているのであれば、同じようにスポーツ系の投稿に「いいね!」を押しているユーザーが類似オーディエンスとなります。
※実際はもっと複雑な仕組みになっています
自社サービスを購入したユーザーや見込み客と同じような趣味・趣向を持つユーザーを配信対象に出来るので、非常に効果の高いターゲット(セグメント)になります。
2.類似オーディエンスの作成方法
早速、類似オーディエンスの作成方法についてお話ししていきます。
カスタムオーディエンスとは違い、類似オーディエンスの作り方は共通しているので、Facebookページにいいね!を押したユーザーの類似ユーザーを作成していきます。
また、類似オーディエンスはカスタムオーディエンスを使って作成するので、カスタムオーディエンスを作成していない場合は、先に下記の記事を確認してみて下さい。
「Facebook広告で有効なカスタムオーディエンスの作成方法」
手順1.オーディエンスを開く
広告マネージャに入り、左上の「広告マネージャ」から「すべてのツール」、「オーディエンス」と開いていきます。
手順2.類似オーディエンスの作成
「オーディエンスを作成」をクリックし、「類似オーディエンス」を選択します。
「ソース」とはカスタムオーディエンスの事であり、「国」とは配信先のユーザーの事になります。
今回は、Facebookページにいいね!を押したユーザーの類似オーディエンスを作成し、日本人を対象ユーザーと仮定する為、自社のFacebookページ(アドリスティング)と日本を設定します。
手順3.類似の濃度の決定
類似オーディエンスの作成では、カスタムオーディエンスとの類似度合いを決めることが出来ます。
類似度合いが大きい方がカスタムオーディエンスとの属性が近い分、潜在リーチ数は減ってしまいますが、高い効果が期待出来ます。
1%にするとカスタムオーディエンスと近い属性(濃い属性)になりますが、潜在リーチ数は約27万4千人になります。逆に10%に設定すると、遠い属性(薄い属性)になってしまいますが、潜在リーチ数は約274万人になります。
今回は1%で作成しておりますが、基本的には1%を使用します。それ以外を使う事は非常に稀なケースになります。
手順4.類似オーディエンスの完成
「オーディエンスを作成」をクリックすると、類似オーディエンスが完成します。
3.類似オーディエンスの設定方法
類似オーディエンスの設定方法も、カスタムオーディエンスと同じ要領で行います。
広告セットのオーディエンス設定の中の「カスタムオーディエンス」を選択し、作成した類似オーディエンスを選択します。
4.まとめ
類似オーディエンスは非常に効果の高いオーディエンスですので、まだ試した事がない場合は、ぜひ試してみて下さい。
特に、自社が保有しているリストを使った類似であるリスト類似の成果は、かなり高い傾向にあります。