2016年12月最新版!キーワードアドバイスツールの基本と応用法

広告出稿を行うにあたって、出稿したいキーワードの単価や検索ボリュームを事前に把握することが出来れば、広告予算の試算や、費用対効果の想定をすることが出来ます。

YahooスポンサードサーチとGoogleAdwordsでは、キーワード毎の推定CPCや推定コストの調査を行うことが可能です。

今回は、Yahooが提供する「キーワードアドバイスツール」とGoogleが提供する「キーワードプランナー」について、使い方の基礎から、応用までをご紹介させていただきます。

目次

1. ヤフーのキーワードアドバイスツールの使い方

キーワードアドバイスツールは、Yahoo!プロモーション広告より、使用することが出来ます。

下記の順に選択を行ってください。

  1. スポンサードサーチ
  2. ツール
  3. キーワードアドバイスツール

それでは、各入力・選択項目の使用方法をご説明させていただきます。

①キーワードまたはフレーズ(1行に1つずつ。最大50行)

お取り扱い商品や、サービスに関連する語句(キーワード)やフレーズを入力してください。関連キーワードや、その推定データが抽出されます。
※「拡張する」をチェックした場合は、入力可能な「キーワードまたはフレーズ」は、50行までとなります。選択しない場合は、100行まで入力出来ます

②ウェブサイトURL

広告掲載希望のウェブサイトのURLを入力してください。入力したURL内から関連するキーワードの抽出が可能です。

③希望入札価格

1クリックあたりに支払うクリック料金の上限金額を1円~50,000円以内で入力してください。
未入力の場合は、希望入札価格をインプレッション数が最大限獲得出来るように金額に設定し、各数値を表示します。

④マッチタイプ

選択したマッチタイプに応じて、キーワードに関する推定データの抽出が可能です。

⑤キーワードを拡張

「拡張する」にチェックを入れると、「キーワードまたはフレーズ」で入力した内容と関連性のあるキーワードが抽出されます。チェックを外すと関連性のあるキーワードは表示されず、入力した「キーワードまたはフレーズ」を対象にデータを抽出します。
※「拡張する」場合、入力可能な「キーワードまたはフレーズ」は、50行までとなります。「拡張しない」場合は、100行まで入力出来ます

※抽出結果に含めたくない語句

2015年11月2日をもって、提供が終了しております。
キーワード拡張にチェックを入れた状態で、キーワード抽出を行うことにより、全く関連性のないキーワードも抽出されることがあります。
その、キーワードを予め設定することで、抽出キーワードから除外することが出来ました。

では、実際にキーワード抽出を実施した結果の一例をご覧ください。
その前に、それぞれの項目の定義を下記に説明します。

① キーワード

抽出されたキーワード。最大100件まで表示します。

② 推定CPC

1クリックあたりの平均クリック料金(推定値)

③ 推定掲載順位

入力した希望入札価格から推定されるキーワードの平均掲載順位。希望入札価格が未入力の場合は、50,000円と入力した場合の平均掲載順位を表示します。

④ 推定クリック率

推定クリック率=推定クリック数(日)÷推定インプレッション数(日)

⑤ 推定インプレッション数(日)

1日あたりの広告の表示回数の推定値

⑥ 推定クリック率(日)

1日あたりに広告がクリックされる回数の推定値

⑦ 推定コスト(日)

1日あたりの合計クリック料金の推定値


関連するキーワードの中でも強弱があり、より広告出稿に使用出来そうなキーワードなどは、キーワードの左横にあるチェックボックスにチェックをいれて⑧の「キーワードをテキスト形式で表示」を選択すると、チェックしたキーワードのみがリストアップされます。

また、⑨でデータをすべてCSVデータとしてダウンロードが出来るので、キーワードの整理や、推定コスト(日)の合計などを算出させて、月間の広告費用を試算することが出来ます。

但し、表示されているキーワードやデータは、Yahooの対象期間(先月から過去1年間)のデータを基に表示されているので、検索回数が少ないキーワードなど、データが少ないものに関しては、ハイフン(-)で表示されます。

また、全てのデータは過去データを基にした予測値であり、保証数値ではありませんので、あくまで「参考」という感覚で見られた方がいいかと思います。

2. キーワードアドバイスツールの便利機能

【検索ボリュームの推移】

検索ボリュームの推移の月別を選択すると、抽出されたキーワード候補の過去1年間(前月より)の月間での、検索ボリュームの推移が表示されます。ここで、web上での繁忙期や閑散期を予測するのに役立ちます。

次に時間帯別を選択すると、抽出されたキーワード候補の検索ボリュームの時間帯での検索ボリュームの推移が表示されます。

ここでは、1日単位でどの時間帯に、配信を強化するべきなのか、「業務時間内での検索が多い」など、検索をしているユーザーの特性や行動パターンを予測するのに役立つことが多いです。

【属性別検索割合】

属性別検索割合を選択すると下記の情報が表示されます。

  1. 性別
  2. 年代別
  3. 地域別
  4. 曜日別

前途検索ボリュームの、時間帯別でも述べましたが、これを見ると対象となるユーザー像がより明確に予測出来ます

特に、性別と年代は非常にユーザー特性を理解しやすく、実際に広告を出稿した際の広告文や、ランディングページの訴求軸を考える際にも重宝するのではないでしょうか?

3.アドバイスツールを応用した競合調査とキーワードだし

もっと簡単にキーワードを抽出する方法

図3の②で紹介させていただいた通り、URLを入れるだけで関連キーワードを抽出することが可能です。

そこで、自社のメインキーワードで競合他社のサイトURLを調べ、そのURLでキーワードを抽出することにより競合他社が注力しているキーワードも把握することが可能です。

1つ1つキーワードを入力するよりは断然、効率的で自分が想像もつかないキーワードの発見に繋がる可能性も高いので、キーワード出しに困ったときにはお勧めです!

競合他社の月間広告予算がまるわかり!?

上記と同じく、競合のURLにてキーワードを抽出すると、1日にかけている推定予算から月間の広告予算を試算することも可能です。

Web広告にて圧倒的な差をつける為にも、競合分析は非常に重要ですので、一度試してみてはいかがでしょうか?

4.まとめ

あくまで、参考値ですので、一つのツールとして使用することをお勧めします。

但し、競合調査や、初めて広告を出稿される方には、非常に参考になるデータを獲得することが出来るので、自ら広告出稿をご検討の方は、一度使用してみるのはいかがでしょうか?

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