リスティング広告を年末年始に配信する場合に注意すべきポイント

年末年始やお盆、GWなどの大型連休の際には、リスティング広告を配信すべきであるか、停止すべきであるか悩む方も多いかと思います。

総務省のデータでは一番支出が多くなる月は12月、最も支出が多い日は1月1日というデータがあります。

年末商戦で売上げアップを狙いたいのであれば事前準備が必須です。

今回は年末年始に広告を配信する場合のポイントや配信前に行っておきたいポイントをまとめています。

是非こちらの記事を参考に今年の年末に向けて準備を進めてください。

1.アカウントの入金を早めに済ませておく

年末年始はアカウントへの入金の反映に時間がかかる場合があります。

特にGoogle広告、YAHOO!スポンサードサーチで銀行振込を行っている場合は注意が必要です。

金融機関の営業日に関連しますが、おおよそ12月28日前後までに入金を行わなければ年内に反映されません。

詳細は11月下旬から12月上旬に公式サイトに情報が公開されますので確認しておきましょう。

カスタマーサポートも休業期間があるため、同時に確認しておくと良いです。

Google広告:https://support.google.com/adwords/?hl=ja#topic=3119071

YAHOO!:https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/

2.広告の審査期限を確認しておく

年末は広告の入稿が集中するため、通常の期間とは違い、年内に審査が完了する期限が決められています。

期日を過ぎてしまった場合は審査が年明けとなる場合があるため、早めに広告を審査に出す必要があります。

こちらも例年おおよそ12月20日前後までが多く、詳細は11月下旬から12月上旬に公式サイトに情報が公開されますので確認しておきましょう。

また審査期限ギリギリに入稿を行い、審査に落ちてしまって配信が出来ないという事態が起らない様に、期限ギリギリではなく余裕を持っての入稿と、複数のパターンを準備する事をおすすめします。

3.自社内の対応を考えておく

年末年始はお休みの会社が多いと思いますので、通常期間とは異なる対応の準備をしておかないと、せっかくリスティング広告を配信して問い合わせや注文があっても、機会損失やトラブルの原因となってしまいます。

・商品の注文の場合・・・HP内に何日の何時までの注文が年内に発送出来るかなどを記載しておきましょう。

・WEBお問い合わせの場合・・・自動返信メールに「○月○日から順次対応します」などの文言を入れておきましょう。

またほとんどの問い合わせが電話で、年末年始に対応出来ない場合はリスティング広告を停止する事も検討しましょう。

4.ユーザーの検索行動を考える

年末年始は一般的には長期休暇の人が多く、ユーザーの行動も普段と変わる事が多いです。

帰省や仕事が休みなのでPCから離れる事が多く、PCよりもスマホやタブレットの検索ボリュームが増える傾向にあります。

ですからデバイスで予算を分けている場合や、デバイスで入札調整をしている場合は、通常とは違う予算を消化してしまう可能性があるので、事前にチェックをしておきましょう。

また家族や親族が集まる時に、不動産やお墓、車などの大きな買い物は話題になる事が多いなども想定出来ます。

自社の商材と照らし合わせてデバイスの調整や予算の増減、入札設定を検討する必要があります。

5.「初売り」「福袋」などのキーワードを追加する

「初売り」「福袋」などのキーワードは12/31~1/3までを中心に検索需要が増えます。

特に12/31と1/1の検索が多く、BtoC向けの商品を扱っている会社やECサイトは対策が必要となってきます。

Google Trends参照

関連するキーワードに「初売り」「福袋」の掛け合わせを入れる事はもちろんですが

広告文やLPと連動させていく必要があります。

必要に応じてLPの作成や広告文の追加を行いましょう。

まとめ

リスティング広告を年末年始に配信する場合は事前の情報収集と準備が必要となってきます。11月下旬から12月上旬にかけてGoogle広告やYAHOO!スポンサードサーチの公式サイトをチェックし、審査や入金の手続きは期限内に済ませておきましょう。

通常の期間とは違うユーザーの行動を理解し適切な予算配分や入札調整を行っていきましょう。「初売り」「福袋」など12月末から1月上旬に需要が上がるキーワードは追加を行い、

広告文やLPにも反映させて売上げアップに繋げましょう。