リスティング広告の運用を代理店に頼むメリットとデメリットとは?
自社の商品やサービスを宣伝するためにリスティング広告を使って宣伝する企業は多く、自社で運用を行っている企業と、代理店に依頼する企業の2種類の企業があります。
ただ、自社で運用を行っている企業の中には、代理店に依頼したいけど、メリットがよくわからない人もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は、リスティング広告の代理店についてまとめてみました。
この記事では、リスティング広告を代理店に依頼するメリットとデメリット、そして自社に合う代理店を選ぶポイントについてご紹介します。
目次
0.Web広告の代理店とは?
Web広告の代理店とは、ウェブサイトやアプリ、バナーや動画などを用いて広告の運用を代行する会社の事です。
基本的にはクライアント(広告掲載主)から広告費を預かり、様々な媒体を活用して広告を運用させて頂きます。
例えば弊社の場合ですと、フロント対応を行う営業やアカウントを管理する運用など、各部署に分かれており、それぞれが連携をとりながら一つのクライアントの広告を管理しています。
また運用を行うだけではなく、培ってきたノウハウや知識を踏まえ、アカウントの改善や目的、成果に応じたご提案など幅広いサービスを行っています。
1.代理店を使うメリット・デメリット
代理店に依頼するメリットとデメリットは下記のようになっています。
メリット
メリットとしては下記のようなものがあります。
- 細かい運用や提案をしてもらえる
- 様々な業種やサービスの運用実績を踏まえ、改善を図ることが出来る
- アカウントの仕様変更など、新しい情報を活かした運用が出来る
弊社の場合、細かい運用や提案はもちろん、クライアントからの連絡にすぐに答えられるようにグループチャットを作成したりと、いつでも要望に応えられるような体制になっています。
また、弊社では管理、運用しているアカウントは全て開示していますので、その成果も一目瞭然です。
そして、リスティング業界でクライアントのアカウントを運用していく上で、新しい情報をいち早く掴めるかどうかは生命線と言っても過言ではありません。
最新情報の収集と培ったノウハウ、そしてこれまでの経験から広告の運用代行、改善提案を行ってくれるのが代理店に依頼するメリットです。
広告の効果や商品の売り上げだけではなく、広告運用に割くリソースに悩んでいる企業にとってはかなり大きなメリットになるのではないでしょうか。
デメリット
デメリットとしては下記のようなものがあります。
- 広告費以外に、運用代行手数料がかかる
- 少額だと依頼しづらい場合がある(固定の手数料がかかる場合がある)
- クライアントの業界に関して知識が薄い場合、商品やサービスのイメージとずれてしまう場合がある
基本的に、代理店に依頼することで広告の運用を行ってもらうのですが、その運用代行手数料が、広告費とは別に発生します。
また、運用代行手数料は一般的に、広告費の10%~20%である事が多いのですが、20万円未満は手数料が一律5万円というように固定の代理店もあるので、少額の場合は同じ手数料でも広告費の金額によっては成果を出すのが難しい場合もあります。
そして、代理店はリスティングの専門知識はありますが、広告掲載主の業界の知識があるとは限りません。
ですので、共有が甘いような代理店ですと、思っていたイメージと違うような広告文やバナーが作成されてしまう可能性もあります。
2.代理店を選ぶときの5つのポイント
代理店を選ぶ時に気を付けるべきポイントとしては下記の5つがあります。
- 手数料だけで判断しない
- フロント担当者と運用担当者の連携が取れているか
- 正規代理店かどうか
- 運用実績はどうか
- 広告の自社運用について
手数料だけで判断しない
手数料は安い方が良い!と手数料の低い代理店を探す方もいますが、代理店を選ぶ際に、「あなたが求めていることを、その手数料で代理店が提供してくれるのか」という部分を考えなければなりません。
例えば、【手数料が多少高くても継続して成果を出してくれる代理店】と、【手数料は安いが、口ばかりで成果を出してくれない代理店】であれば、手数料が多少高くても、成果の出る方を選びますよね?
つまり、単純に手数料の安さをメリット、手数料の高さをデメリットとするのではなく、その手数料を払うことで成果や目標に対してどこまでの物を提供してくれるのか、という事を考えなくてはなりません。
もちろん、コストも気にする必要はありますが、何のために代理店に依頼しようとするのかという理由を第一に考えて、代理店選びを行いましょう。
フロントと運用の連携がとれているか
代理店に依頼すると、面と向かって話をして対応してくれる担当者と、実際に運用をしてくれる担当者が違う場合が多いです。
ここで大切なのは、「フロント担当と運用担当の連携がうまく取れていそうか」というところになります。
フロントに立つ担当者が、クライアントの意図や情報を正確に運用担当に伝えることが出来ないと、後々大きな齟齬が生まれる可能性があります。
フロント担当が運用の話をしっかりクライアントに伝えられているか、対応が遅すぎたり、話していることにおかしい点がないかをよく観察しましょう。
正規代理店かどうか
弊社も正規代理店ではありますが、GoogleやYahoo!の正規代理店という代理店であるかどうかもポイントの一つになります。
もちろん、リスクを減らす為に重要な項目ではありますが「正規代理店」だから任せておけば安心!というわけではありません。
ただ、ある一定のレベルでサービスが出来たり知識を持っているという証ではありますので、正規代理店でもきちんと話をしてみて確認することが重要になってきます。
運用実績はどうか
過去の事例であなたの業種やサービスに近いところの運用実績を聞くことで、実際にこの代理店ならどのくらいの成果をあげてくれるのかを予測することが出来ます。
もちろん、達成したい目標やその為の施策が違うので、具体的にイメージしずらい場合もあるとは思いますが、近い業種の話であればどのくらいその目標が難しいのか、などが分かるはずです。
代理店に運用を任せる大きなメリットとしては「ノウハウを活かした運用・改善」ですので、フロント担当の方と話をした際に、運用実績について聞いてみましょう。
広告の自社運用について
代理店が自社の広告をしっかり回せているか、ということも重要な判断基準になります。
理由はシンプルで、自社でしっかりと運用が出来ていないなら他社の広告を効率的に回せる可能性が低い為です。
その代理店の広告をよく目にすることがあったり、ランディングページをしっかりと作りこんでいたりというところから、自社の広告にいかに力を入れているかが分かるのではないでしょうか。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
代理店に広告運用を依頼することについて、いくつかのポイントをご紹介しましたが、一番重要なのは、「ここの代理店にお願いしたい!」と思えるかどうかです。
大手代理店ではなくても成果を多く上げている代理店は多くありますし、それ以前に担当者との相性や対応スピード、配信レポートの内容などを重視する、という方もたくさんいらっしゃいますよね。
様な代理店に話を聞く前に、どんな代理店と協力していきたいのか、大雑把にでも考えておくことで、良い代理店を選べる可能性は高くなります。
その上で迷った時は、是非この記事を参考にしてみてください。