リスティング広告を出稿する意味が分かる!基礎知識を徹底解説!

リスティング広告 意味

検索エンジンを使っている人なら誰でも一度は見たことのあるリスティング広告、出稿してみたいと考えている人も少なくありません。

ただ、リスティング広告を出稿する意味って何でしょうか?

そこで今回は、リスティング広告の基礎についてまとめてみました。

この記事では、リスティング広告の概要から料金体系出稿するメリットやデメリット、さらにはリスティング広告を行っているサービスまでを徹底的にご紹介します。

リスティング広告の特徴を掴んで、意味のあるリスティング運用を心がけていきましょう。

リスティング バナー

0.リスティング広告の概要

リスティング広告とはGoogleやYahoo!のような検索エンジンで、ユーザーがあるキーワードを検索した際に、その検索結果に連動して表示される広告の事です。

リスティング広告には、

  • 検索連動型広告
  • コンテンツ(ディスプレイ)広告

の2種類があり、それぞれ配信先と広告の目的に違いがあります。

リスティング広告で有名なのは、Google AdWordsYahoo!プロモーション広告などで、この2つを使用すると、下記のような広告が出稿されます。

リスティング広告の概要

1.リスティング広告の料金体系

リスティング広告に関する料金体系については下記のような特徴があります。

  • クリック課金
  • 料金設定は入札形式
  • 広告掲載順位の決定

クリック課金

リスティング広告でかかる費用は、ユーザーにクリックされた時に初めて発生します。

このことから「PPC広告(Pay Per Click)」とも呼ばれており、表示されるだけでは費用は発生しないので、比較的低コストでアプローチすることが出来ます

実際にかかってくる料金としては、下記の計算式から導き出すことができます。

広告費計算

クリック単価についてはこちら「リスティング広告のクリック単価の調べ方と相場・目安を一挙公開!」で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。

料金設定は入札形式

リスティング広告は、入札形式でクリックに対する料金が決まります

広告を表示させるには最低入札単価を上回る入札が必要で、ユーザーの検索数が多かったり、入札している広告主が多いほど、最低入札単価が上がる傾向があります。

広告掲載順位の決定

キーワードに対し複数の入札があった場合、どちらを上位に掲載するかを決めるのは「入札単価」のみではなく、「広告の品質」も関係してきます

つまり、広告の品質を数値化した「品質スコア」が関わってくるため、単純に入札単価を上げれば良いというものではありません

もちろん、高い金額で入札すれば上位に表示しやすくはなりますが、広告の質によっては一番上に表示されないこともあり得るという事です。

広告の掲載順位は広告ランクというもので決定されますが、広告ランクを決める数式としては下記のようになります。

広告ランク計算

広告ランクについてはこちら「広告ランクの仕組みを徹底解説!広告ランクで掲載順位が決まる」で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

2.リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットとしては下記の4つがあげられます。

リスティング広告のメリット

メリット①:成果に繋がりやすいユーザーに配信ができる

設定したキーワードをもとにターゲットを絞ることが出来るので、自社の商品やサービスの興味関心が強く、購入や問い合わせなどに繋がりやすいユーザーに対し、広告を表示出来ます

これは特に検索連動型広告に当てはまるメリットで、ユーザー何かしらの問題を解決しようとして検索行動をとる場合、その問題を解決出来る商品やサービスに対しアクションを起こしやすい傾向にあります。

これがリスティング広告の最も大きなメリットになります。

メリット②:低予算から始められる

リスティング広告は枠買いや看板広告と違い、ユーザーのクリックごとの課金形式をとっているので、大きな固定費がかかりません

つまり、極端ではありますが、広告が見られていてもクリックされなければ1円もかからないという事になります。

また、広告を出したい商品やサービスに関連の深いキーワードだけ入札するなど、広告費を抑えるような施策を実行することで、もっと少ない予算で広告を出稿出来ます

メリット③:広告配信の開始、停止が簡単に行える

準備をしていれば、広告の開始、停止をクリック一つで行うことが出来ます。

配信期間も固定ではないので広告効果が落ちてきたと感じた場合、すぐに停止することも出来、無駄な広告費を抑えることが出来ます

メリット④:広告の効果が目に見える

広告の管理画面からどのくらいのユーザーがサイトを訪れ、どのくらいのユーザーが広告を見て、購入や問い合わせなどのアクションを起こしたのかを数字で確認することが出来ます

チラシや看板広告など、成果がいまいち分かりづらいという方にはおすすめですし、この数字を確認することで具体的な改善策を立てることも出来ます。

これらの他にもメリットはあり、それはこちら「これからリスティング広告をはじめる5つのメリット」にてご紹介していますので、参考にしてみてください。

3.リスティング広告のデメリット

リスティング広告のデメリットとしては下記のようなものがあります。

リスティング広告のデメリット

デメリット①:広い認知拡大が難しい

キーワードを検索してきたユーザーに対して広告が表示されるので、関心のないユーザーやすぐに必要ではないユーザーに対して認知を拡大することが難しいです。

認知拡大やブランディングを行っていきたい場合には、SNS広告やディスプレイ広告を組み合わせて配信していくことが重要になってきます。

デメリット②:費用が高額になる可能性がある

最低入札単価が高くなると、費用が高額になる可能性があります。

コンバージョンする確率が高いキーワードや競合他社が多数入札している可能性が高い場合、必然的に最低入札単価が高くなってしまいます。

キーワードによっては1クリックに数千円が発生するキーワードもあるので、そのキーワードをそのまま狙っていくと広告費がかさんでいってしまう可能性があります。

また、運用の仕方によっては、想定と違ったキーワードで配信され、無駄にクリックされるという恐れもあります。

デメリット③:出稿までの準備や運用に時間や手間がかかる

広告管理画面の操作方法や入札の基準、種類などの知識が必要になってくる為、準備に時間がかかってしまいます

また、リスティング広告は運用型広告でもあるため、日々運用していかなければならず、手間もかかります

広告文やキーワードごとの入札単価の設定や、効果的に広告を表示するために広告ごとのクリック数や掲載順位の確認など、日々の運用が必要になります。

また、それ以外にもデメリットはあり、それはこちら「リスティング広告の5つのデメリットを紹介!」にて記載していますので参考にしてみてください。

4.リスティング広告の種類

リスティング広告で有名なのがGoogle AdWordsやYahoo!プロモーション広告ですが、それ以外にもリスティング広告を行っているサービスがあります。

Google AdWords

Google AdWordsは、世界最大の検索エンジンGoogleと、Googleのパートナーの検索エンジンの検索結果に広告を出稿することができるリスティング広告サービスです。

掲載サイト:Google、goo、@nifty、BIGLOBE、AUone、Technorati、ライブドア、LUNASCAPE、はてな検索など

Yahoo!プロモーション広告

Yahoo!プロモーション広告は、国内検索エンジンシェアNo.1のYahoo!と、Yahoo!のパートナーの検索エンジンの検索結果にリスティング広告を配信できるサービスです。

掲載サイト:Yahoo!JAPAN、LiveSearch、日経ネット、フレッシュアイ、エキサイト、オールアバウトなど

レモーラリスティング

レモーラリスティングは、クロスリスティングが運営するリスティング広告サービスです。

goo、OCN、BIGLOBE、@nifty、Exciteなどの国内向け大手ポータルサイトの検索エンジンの検索結果にリスティング広告を配信することができます。

D2C Listing Ads

D2C Listing Adsは、ドコモのメディアレップであるD2Cが提供するリスティング広告です。

ドコモのスマートフォン、タブレット、フィーチャーフォン向けのユーザーにアプローチすることができます。

掲載面:dメニュー、iメニュー

JWord

JWord(Jワード)は、Yahoo!を始めとする国内の主要検索エンジンの検索結果ページに、年間固定で広告を掲載することができるサービスです。

掲載面:Yahoo!Japan、BIGLOBE、@nifty、excite、So-netなど

Indeed広告

Indeed広告は、世界最大の求人専用の検索エンジン「Indeed」に向けてリスティング広告を配信できるサービスです。

Yahoo!プロモーションやGoogleAdWordsとは異なり、キーワード単位で入札をするのではなく、求人情報を作成して求人情報単位で入札が行われます

掲載面:Indeed、Indeedとの提携パートナーサイト

5.リスティング広告とSEOの違い

リスティング広告とSEOの違いとしては、集客までのスピードとかかる費用が変わってきます

SEOの場合、費用はかかりませんが、上位表示するまでに時間がかかるのと、知識が必要になります。

それに対しリスティング広告は、費用は掛かりますが、集客のスピードはSEOよりも圧倒的に早いです。

理想としては、SEO対策に取り組み、上位表示を目指しつつもリスティング広告でさらなる集客をしていくのが良いでしょう。

リスティング広告とSEOについてはこちらの記事「リスティング広告とSEO対策の違いと集客における考え方」にてご紹介していますので、参考にしてみてください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。

リスティング広告のメリットやデメリットをきちんと理解することで、どのような商材やサービスなら効果的かを判断することができますね。

これからリスティング広告の出稿を考えている方は、ぜひこの記事を参考に商材やサービスが合っているのか、リスティング広告を出稿する意味があるのかどうか判断してください。