リスティング広告でパラメータを活用する方法と設定方法

パラメータという単語を聞いたことがありませんか?
広告においてはこの要素を知っているか知らないかで、広告の可能性も成果も大きく変わってきます。

どういうことかというと、リスティング広告の成果を高める為に必ずしなければならないことがありますよね?

一番は広告を日々改善していくことです。

その為には配信することによって得られるデータから、現状を判断し次の行動を決めなければなりません。

ですが、もしそのデータが信用できないものだったとしたら…?
もしくは、一工夫するだけでもっと拾えるデータがあるとしたら…?
そもそも、アイディアがもっと増やせるとしたら…?

今回は、そんな広告の成果を向上するためには欠かせない要素、リスティング広告の「パラメータ」に関して紹介します。

目次

1.パラメータとは

パラメータとはURLの後ろについている変数の事で、様々なツールや機能を利用する為に導入が必要になるものです。

役割としては、どういった経路で今現在のページにアクセスしているのかなどを表す識別番号になります。

こんな文字の羅列をURL欄で見たことがある人も多いのではないでしょうか?
【?】から後ろの文字列がパラメータになります。

見た目は文字の羅列のようですが、上の図のようにそれぞれに意味があります。
これにより配信結果として得られるデータを細かく分析することが出来るようになります。

2.パラメータの活用方法とGoogle Analytics

広告運用においてパラメータの導入が必要になる場面で一番ポピュラーなのは、「Google Analytics」を利用したい時だと思います。

Google Analyticsとは「ユーザーがどのどこから来たのか、そしてサイト内でどんなことをしたのか、さらに次にどんなサイトにいったのか」というユーザーの行動が分析出来るツールです。

これがあるだけで、ユーザーがサイト内のどんなものに興味を持っているかが分かる為、次にどんな商品やサービスを展開するべきか、どんなキャンペーンを打ち出すべきかなど、広告に限らず「次にどうするべきか?」という、企画や運営自体の方針を決めるポイントにもなります。

他にも広告の管理画面では、クリック率が高くユーザー流入数が多いキャンペーンやデバイスでも、実は蓋を開けてみると、誘導したユーザーの殆どが5秒以内にサイトから離脱していたなんてこともわかり、設定や狙いが間違っている事を知ることが出来たりします。

実際の画面

セッション数は圧倒的にモバイル端末からの方が多いが、PCからアクセスしたユーザの方が閲覧時間が倍以上ある事が分かります。

このようにパラメータを活用することで、得られる情報は幅広く、より具体的にすることが出来ます。

3.パラメータの設定方法

では、実際にパラメータを設定してみましょう。
今回の例ではGoogle AdWordsを使って説明しますが、Yahoo!プロモーションでも設定方法は殆ど変わらないので、参考にして頂けると幸いです。

必要なパラメータを作る

下記サイトで該当項目に入力を行う事で簡単に設定出来ます。
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/

ちなみに、広告媒体だけ判別出来れば良い場合は、下記の物をコピーして「誘導先URL」の末尾に貼り付ける事で利用出来ます。

——–枠始まり
Google AdWords
?utm_source=google&utm_medium=cpc
Google GDN
?utm_source=google&utm_medium=display
Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチ
?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc
Yahoo!プロモーション広告 YDN
?utm_source=yahoo&utm_medium=display
——–枠閉じ

作成したパラメータ付URLを他の広告と同じように、「最終ページURL」に設定すれば完了です。

更に細かく【URLオプション】を使う場合

特にリダイレクトを必要とする分析ツールを利用する場合は、下記記事で詳しく説明していますので、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をよろしくお願い致します。
リスティング広告の正しいURL管理方法・設定方法

4.まとめ

見た目は文字の羅列ですし、設定画面も専門用語が並んでいるので戸惑う方も多いと思いますが、意外に設定が簡単なのに得られる情報は非常に多くなります。

たったワンポイントで広告の成果増大チャンスはどんどん増えるので、是非設定方法を覚えましょう!

モバイルバージョンを終了