「動的ディスプレイ広告」と「動的リマーケティング」の違いとは?

テンプレ—ト広告 動的広告

最近Googleアドワーズでは”動的”ディスプレイ広告や”動的”リマーケティング、”動的”検索広告と、”動的”と名の付くプロダクト名が増えてきています。

しかし、これらの違いがいったい何なのか、動的が一体何を指すのか分かりにくいですよね。。。

そこで今回は、同じディスプレイ広告領域である「動的ディスプレイ広告」と「動的リマーケティング」を例に取り、これらの違いや動的ディスプレイ広告の設定方法などをご紹介します。

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1.「動的ディスプレイ広告」と「動的リマーケティング」の違い

結論、【動的ディスプレイ広告=動的リマーケティング】です。

動的ディスプレイ広告とは、ユーザーの行動履歴を参考にして広告の内容が変化する広告のことです。

サイトへの訪問履歴を持つユーザーがターゲットになる為、動的リマーケティングとも呼ばれています。

また動的ディスプレイ広告とは、動的領域のディスプレイプロダクト全体のことを指すのですが、現時点では、動的のディスプレイ広告は動的リマーケティングしかありませんので動的ディスプレイ広告=動的リマーケティングという事になります。

今後、動的領域のディスプレイプロダクトに何らかの変化があり、新しい動的広告が出来た場合はまた違う呼び方になるかもしれません。。。

「動的ディスプレイ広告」と「動的リマーケティング」の違い

Google Adwords ヘルプページ
参考:「動的ディスプレイ広告を作成する」
https://support.google.com/adwords/answer/3265299?hl=ja

2.「リマーケティング」と「動的リマーケティング」の違い

リマーケティングは、過去にサイトを訪問した人に対し広告を配信する広告手法になります。

それに対し、動的リマーケティングはサイトの閲覧履歴に基づき、それと関連性の高い商品やサービスを広告クリエイティブを媒体側で自動的に判断し、配信してくれます。

つまり、リマーケティングで配信する広告をもっと細かく分けたものを配信するのが動的リマーケティングです。

商品やサービスが一つしかない場合ですと通常のリマーケティングでも良いのですが、複数商品がある場合は動的リマーケティングを設定した方が、よい良い成果を上げる可能性があります。

3.動的ディスプレイ広告の設定方法

動的ディスプレイ広告の設定は、下記のような手順で行います。

  1. 「キャンペーン」から「ディスプレイネットワーク」を選択し、新たにキャンペーンを作成
  2. 「マーケティング目標」を選択し、「ウェブサイトで購入」を選択、その後「キャンペーンを選択」を選択する
  3. 任意の「キャンペーン名」を入力し、「地域」「言語」「予算」設定をそれぞれ行う
  4. 「動的広告の設定」から「動的広告を使用」を選択する
  5. 最適な業種を選択し、完了

①「キャンペーン」から「ディスプレイネットワーク」を選択し、新たにキャンペーンを作成

「キャンペーン」から「ディスプレイネットワーク」を選択

②「マーケティング目標」を選択し、「ウェブサイトで購入」を選択、その後「キャンペーンを選択」を選択する

「マーケティング目標」 「ウェブサイトで購入」 「キャンペーンを選択」※ウェブサイトで購入を選択しておりますが、それぞれのCV目的に合わせて目標を選択してください

③任意の「キャンペーン名」を入力し、「地域」「言語」「予算」設定をそれぞれ行う

任意の「キャンペーン名」を入力

④「動的広告の設定」から「動的広告を使用」を選択する

「動的広告を使用」※マークをつけさせて頂きましたが、下記のような説明文が表示されます
「表示される広告は、それぞれのユーザーがお客様のサイトで閲覧したことのある商品やサービスに応じて変わります。」

こちらでも分かるように、現在の動的広告はリマケユーザーのみを対象にした広告プロダクトで、その他のユーザーに向けた配信はすることが出来ません

⑤最適な業種を選択し、完了

最適な業種を選択

こちらで、キャンペーンの設定が完了となります。

キャンペーン以降の広告の設定の詳細については、下記記事を参考にしてみてください。
5分で分かる Google AdWords 動的リマーケティングの仕組み

4.まとめ

いかがでしょうか。

「動的ディスプレイ広告」と「動的リマーケティング」、現状は一緒という内容となりましたが、今後も動的広告に関しては、カスタマイズされていくプロダクトだと推測されます。

また、動的リマーケティングはテンプレート広告に対応している為、自動化を推し進めるGoogleは、テンプレート自体もどんどん拡張されていくものと考えています。

ですので、現在の広告運用でもし実施されていらっしゃらない場合は、どのようなものなのか一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?