集中力が切れた…そんな時、家や会社で簡単にできる気分転換法10選
在宅ワークをする人もオフィスで仕事をする人も、ふとした瞬間に集中が切れてしまうことがあるのではないでしょうか。
無理して再び仕事に集中しようとしても、余計に上手くいかずイライラがつのってしまうことすらあります。こうなれば悪循環です。
集中力が切れた時は、いったん仕事の手を止めて簡単な気分転換をする方がかえって仕事に集中できるようになります。
この記事では家や会社でできる気分転換法のうち、特に簡単で効果的なものを10個選んで紹介しています。
時間はないけど気分転換したい、という時にぜひ参考にしてください。スッキリした気持ちで再び仕事に集中できるでしょう。
手を洗う
仕事をする時、マウスやキーボードを利用する人も多いと思います。
仕事に集中していると手に汗をかきますし、さまざまな所を触ったりするので、実は仕事中の手は結構汚れています。
手を洗うことで手元が清潔になると、心理的にも心がスッキリする効果があります。また冷たい水で手を洗うことで、刺激を与えて副交感神経が刺激される(リラックスできる)効果があります。
顔を洗うなども効果的なのですが、仕事中はなかなか難しいと思うので、少しスッキリした気分になりたい時には手を洗うことがおすすめです。
ただし洗いすぎると手の油分がなくなって、カサカサになり荒れてしまうのでやりすぎには気をつけましょう。
歯を磨く
市販の歯磨き粉の多くにはスッキリするミントなどの香料成分が入っているので、口の中がスッキリしリフレッシュ効果があります。
また歯を磨くことで口の中や歯茎が刺激され、脳につながる血流が活発になります。
仕事中、体は交感神経の働きが活発になり一種の緊張状態になっているのですが、歯磨きによる刺激はこれを和らげて、副交感神経を優位にしてくれる(リラックスさせてくれる)のです。
ずっと交換神経が働き続けていると疲れを感じやすくなるので、リラックスのためにも歯磨きをお昼の習慣にしたいですね。
深呼吸
PCを使ったデスクワークをしていると、タイピングのためにどうしても腕を前に突き出し、肩をすぼめ、胸を締め付ける姿勢になります。
しかしこの姿勢を続けていると、空気を胸いっぱいに吸って吐くことができなくなります。
時々意識して胸を広げ、空気をいっぱいに吸って吐ききることを何度か繰り返しましょう。胸の筋肉が動き、体の中の空気が入れ替わるようなスッキリした感覚になれます。
ストレッチ
デスクワークで長時間同じ姿勢のままでいると、肩や腰が固まって血流が悪くなります。
肩こりや腰痛の原因にもなってしまうので、正しい姿勢を心掛けるとともに、1時間に5分程度は立ち上がり体を動かすようにしましょう。
片付けをする
デスク周りの片付けはそれほど頭を使わなくてもできる作業です。
しかしそのような簡単な作業から始めることで、作業興奮といってやる気自体が起こってきて、その後の業務にも取り組みやすくなります。
この時気をつけるべきなのは、片付けには限りがないということです。ここがきれいになったから、次はここも・・・と気になる所に手を付けていくときりがありませんし、本来やるべき業務に手を付けることができません。
気分転換に片付けをする時は、
・この引き出しだけ片づける
・この書類をいるものといらないものに分ける
など、範囲ややることを決めるて取り掛かりましょう。
部屋の空気を入れ替える
自宅でエアコンをかけて仕事をしていると、外気を入れると暑い・寒いという理由でつい換気を忘れてしまいます。
しかしエアコンは基本的に外気を取り込んではいないので、人が室内で活動すれば酸素の濃度が下がっている可能性があります。定期的に窓を開けて新しい空気を入れましょう。
家の中で対角線上にある窓を開けるなど工夫をすると、空気が効率よく入れ替わります。新しい空気で気分もリフレッシュできるはずです。
いったん昼寝する
眠気を我慢して仕事をしていても、効率は上がりません。このような時は、いったん昼寝をする方がすっきりして結果的に効率的に仕事をすることができます。
会社ではデスクに突っ伏して眠るしか方法がないかもしれませんが、在宅ワークであればソファやベッドでちゃんと体を横にして眠れるのでなお効果的です。
ただし眠りすぎるのは逆効果です。
ひと眠りして午後の業務を行うには、15分程度の仮眠が最も効果的とされています。コーヒーを飲んでから仮眠をとると、起きる頃にカフェインが効いてきて寝すぎることを防げるでしょう。
服を着替える
服を着替えるのも気分転換の1つの方法です。
エアコンの効いた自宅で作業をしているといっても、実は汗をかいていたりして気づかないうちに不快な状態になっていることがあります。
洋服全体は難しくても、靴下を履き替えるだけでも気分転換になります。
音楽を聴く
集中力が切れてしまった時、音楽を聴くことで気分転換になります。この時の音楽の選び方には2つのパターンがあります。
- 好きな音楽を聴くとテンションが上がり、やる気が出て集中できる
- リラクゼーション音楽でいったんリラックスすることで体を休める
クラシック音楽には、緊張状態になった体を落ち着かせ、脈拍や心拍数を正常値にしたり、血圧を下げたりする効果があります。
この点から「クラシック音楽を聴くことがいい」という話もありますが、自分が好きでない音楽を聴いても逆にストレスがたまるだけです。仕事中に聞くなら、自分の好きな音楽・聴いていて心地いい音楽で構いません。
クラシック音楽やリラクゼーションに興味がある人は、YouTubeなどに集中できるクラシック音楽をまとめた動画などが上がっているので、試してみてください。
人と話す
オフィスにいるなら人と話すことも気分転換になります。
自分としては悩み、困っている状態でも、ちょっとコーヒーを飲みに休憩所にいた同僚に話を聞いてもらって、気分が楽になることはあります。
考え込んでいると、いつのまにか視野が狭くなります。もうダメだという気持ちになったとしても、第三者の目から見たら解決策が容易に見つかったり、思っていたほど深刻な事態でないことに気づけるなどのメリットがあります。
気分転換して業務効率を上げよう
気分転換というと、ショッピングや海外旅行など時間や費用が掛かることをイメージする人もいますが、実際には日常生活でできる手軽な気分転換はたくさんあります。
どんな方法も「いつでも・どこでもできる」というわけではないので、自分に合った気分転換の方法をできるだけたくさん持っておくと良いでしょう。
気分転換をする際の注意点としては「自動的に次に進まない」方法がおすすめです。YouTubeなどの動画サイトを見始めてしまうと、関連動画が表示されてどんどん動画を見続けてしまうことがありますが、これは時間のムダです。
1時間に1回のストレッチ、午後に15分程度の昼寝などで上手に気分転換をして、業務を効率的に行っていきましょう。ぜひ興味のある方法にチャレンジしてみてください。