Facebook広告のテキスト制限が大幅に変更!バナーの文字はない方が良い広告!?
Facebook広告で使用するバナー(画像)のテキスト量は20%以下であれば大丈夫というのが、これまでのルールでした。
しかし、6月8日から「テキスト量が少ない画像」もしくは「テキストが一切ない画像」が良いバナー・良い広告と認識されるようなシステムに変更されました。
これにより、Facebook広告の運用方法が大きく変わっていくはずです。
今回は、変更されたルールの内容はもちろん、今後どのような運用が望ましいのかについてもお話ししていきます。
1.テキスト制限のルール変更内容
テキスト制限のルール変更の内容は、次のような形になっています。
これまではテキスト量が画像の20%以下であれば、広告が配信されておりましたが、6月8日を境に、次の4段階に分けられるようになりました。
ここのテキスト量の割合は、公式アナウンスを基にしたイメージですが、大体こんな感じの認識で問題ありません(赤線で囲まれた1枠がテキスト量4%の目安になります)。
ちなみに、テキスト量が20%以下にも関わらず配信されないと、次のような表示が出てきます。
また、テキスト量が多いバナーを登録すると、20%以下であっても次のような警告が表示されます。
2.今後のバナーの考え方
今後は、次の2つの事を意識して運用していくことになります。
バナーは商品イメージを伝えるものと考える
バナー(画像)は最初に目に入る部分ですので、これまでは「いかにユーザーの目にとめて、バナーだけで商品やサービスの内容を理解させるか」がFacebook広告の肝となっていました。
しかし、これからは「画像はあくまでユーザーの目を引くものとして考え、商品やサービスの内容は、広告文でキチンと伝える」という事が大事になってきます。
ですので、バナーでは商品をイメージさせることを意識していきましょう。
オリジナル画像がより重要になる
バナー内にテキストが入れられなくなると、画像の差別化が今まで以上に難しくなります。
その為、有料の画像サイトを使うのも1つの選択肢ですが、出来る事ならオリジナルの画像を使ったバナーを利用していきましょう。
3.考えられるFacebook広告の今後
今回のルール変更で考えられることは、Facebookがネイティブアド(自然な形の広告)を重視していくという事です。
これまでもそうした傾向は見られましたが、今後はより強くなっていくと考えられます。
というのも、Facebookのタイムライン上に表示される画像の中で、文字が入っているもの(テキスト加工されているもの)はほとんどが広告ですよね?
テキストがないものが良い広告という事は、「画像に文字が入った広告感のあるバナーではなく、広告感のない自然なバナー」をFacebookが求めているという事です。
また、これまで通り「商品を映した写真に含まれる文字はテキストとして認識しないが、加工で追加した商品ロゴはテキストとして認識します」という点も、ネイティブアドを重視すると言える1つの根拠になっています。
Facebookで広告を出していると、ついつい広告媒体の1つとして考えてしまいますが、そもそも実名のコミュニケーションツールであるという認識がとても重要です。
顔写真付きの実名である以上、「Facebookにある情報は、ある程度信用が置ける」という認識を多くのユーザーが持っています。
ですので、それに逆らうような過剰な広告や過激な表現には、どんどん制限が生まれてくるはずです。
4.まとめ
今回のルール変更で、バナーで商品内容をアピールすることがますます難しくなりました。
それによって、バナーの利用方法や広告文の重要度がこれまでとは違ってくるのは間違いありません。
また、詳しい内容や効果の出る方法が実証できれば、改めて紹介していきます。