最近では動画やVR(バーチャルリアリティ)を見る機会が増えてきました。
これまで動画はYoutubeやニコニコ動画などで視聴することが多かったのですが、SNSの普及により、またFacebookやInstagramなどの台頭により一層流行りが加速している状況です。
今では見てほしいターゲットに効率的に動画訴求を行うことも出来るようになり、バナーだけでは伝わらない内容を短編動画として商品紹介やサービス紹介が出来るようになり、今後さらに活用する企業も増えてくると思われます。
目次
1.Facebook/Instagram広告の動画出稿手順
まずは、Facebookで動画を広告として流すにはどのような手順になるのかを簡単にまとめてみました。
動画を用意し、Facebook広告マネージャより「キャンペーン」「広告セット」をセットすると【広告】の作成に移管します。
※「キャンペーン」「広告セット」の作り方は別ページをご参照ください
広告作成の画面に移りましたら下記の手順で出稿に進んでいきます。
次に下記の+マークに動画をドラック&ドロップでアップロードしてください。
次にサムネイルを選んで設定は完了です。
2. 動画による効果~事例あり~
「実際動画って効果あるんですか?」というご質問をよく頂きます。
これまで本ブログでも幾つかご紹介させて頂きましたが、結論「ある」と言って良いと思います。
もちろん流す動画にもよりますが…。
実際にどのような効果が期待出来るのか、事例を交えながらご説明させて頂きます。
【動画配信によるメリット】
- クリック率が向上することが多い
- CPM配信の場合、クリック単価が下がることが多い
- CPAが下がることがある
- ブランド認知により指名(商品名やサービス名)系検索が増える
上記のように様々なメリットがあります。
通常、バナー広告よりもアトリビューション(間接効果)には寄与しやすいのが動画広告です。
まずは見てもらう方が早いと思いますので、当社が運用した実例ご覧ください。
クリック率が向上することが多い
上記赤枠が動画の数値データですが、Facebook・Instagram両方で動画の方がクリック率が高い結果となっております。
クリック率が高いことから、動画の方がCPCも安くアクセスを多く集めることが出来ております。
CPM配信の場合、クリック単価が下がることが多い
上記図内の右端にある通り下記のような結果になっております。
Facebookバナー:172円
Facebook動画 :58円
Instagramバナー:233円
Instagram動画 :88円
倍以上の差があり、圧倒的に動画を見てサイトに来ている人が多いことになります。
あくまで想定ですが、Facebookなどの場合再生ボタンを押さなくてもスクロール中に動画が自動再生される為、ユーザーの興味を引きやすいことが大きな要因だと考えています。
ユーザー関心度を高める為にバナーを変更し続けることももちろん大切ですが、上記事例の通り動画で一気に改善することも多い為、是非試してみてはいかがでしょうか。
CPAが下がることがある
上記は配信量はまだ少ない事例の為ここから多少CPAが上がることも想定されますが、現段階で通常バナーでのCPAの1/5程度で配信が出来ております。
バナーCPA:5,009円(平均)
動画CPA :742円
圧倒的な差がついており、多少悪化したとしてもバナーよりは高い効果を持続出来るのではないかと思います。
Facebookの特質上、CVがファーストクリックに付く為、動画閲覧直後のCVとは限りませんが、それでも動画を見て後々CVしている証拠ではあるので、CV数を底上げする施策としては非常に有効的と言えます。
ブランド認知により指名(商品名やサービス名)系検索が増える
上記は、よく見る動画の最後に「〇〇で検索」(効果音カチッ)という動画を流して、もちろんFacebookでもCV獲得は出来ていたのですが、通常の検索でも商品名の検索が増えたことで広告外からのCVも増やすことに成功しました。
上記のようにアトリビューション(間接効果)として寄与することがあり、広告費をかけていない所からCVが取れるということは、その施策をした企業にとっては無いはずのユーザーを獲得出来ているという事になる為、広告以上の価値があると言えるのではないでしょうか。
もちろん全ての動画が寄与する訳ではないのですが、多少インパクトや話題性のある動画を作成することが出来れば効果は期待出来ます。
3.まとめ
本ブログでも動画について何度か書いておりますが、動画の効果は非常に高いということが少しはご理解いただけるのではないでしょうか。
もちろん、どんな動画でもイイという訳ではないので、しっかりと構成と狙いを明確にし動画を作成すれば多少は効果が上がると思われます。
効果地点は企業によっても異なるため全企業に合う訳ではないのですが、最終的にCVを求めるケースでは直接・間接双方に寄与することが多いです。
FacebookやInstagramユーザーは広告を求めて閲覧しているケースは少ないのですが、その中でもユーザーの興味を引くことが現状出来ているので、通常のバナー広告でABテストを繰り返すことは非常に重要ですが、多少コストをかけてでも動画を作成しトライしてみることを推奨します。