YouTube動画広告からたったの357円で4件獲得した簡単な3つの設定方法と効果事例

リスティング広告をしている人は検索広告、ディスプレイネットワークで集客していることが多いです。

しかし、どれだけ運用が上手く出来たとしても、さらに獲得コストが下げることが出来ない壁に悩まされます。

おそらく、みなさんも同じように悩んでいませんか?

そうだとしたら、YouTube動画に広告出稿をおすすめします。

何故なら、競合が少ないだけでなく、広告料金が安いので獲得コストが大幅に安くすることが出来るからです。

例えば、クリック単価1円で357円のコストで4件のコンバージョンを獲得した経験があります。

検索広告の半額以下でコンバージョンすることも可能なのです。

そこで今回は、YouTube動画で獲得数を多くしながら、お客様を安く集める方法をご紹介します。

目次

1. Google AdWordsとYouTube動画を連携させよう

1-1.魅力的な動画、重要なメッセージを伝えよう

YouTubeに広告出稿する時は、動画を選ぶことが出来ます。

動画を設定する時は、使用する商品の動画を選択してください。

この設定をするだけで、検索広告の半分以下の金額で集客することが出来、コンバージョンが月間3~5件ほど増える可能性があります。

何故なら、検索広告・ディスプレイネットワーク同様に、動画内容・広告文によって実際にコンバージョンが違うことがあるからです。

複数の広告・動画を出稿することで一番効果が良かったものが分かりますので、良い結果のものを配信してください。

動画であれば、商品の使い方・使った後の変化などを具体的に伝えてください。

そして、興味深い内容にしてユーザーを引き付けることを意識してください。

動画は途中で再生をやめるユーザーもいるので、最初の10秒に重要なメッセージを伝える方が良いです。

例えば、私たちが運用したところ、357円4件のコンバージョンを獲得することが出来ました。

検索広告やディスプレイネットワークよりも安く獲得出来たのです。

1-2.YouTube動画広告の設定方法

①まずはGoogle AdWordsにログインします。

②Google AdWordsのアカウントにログイン後、「新しいキャンペーン」→「オンライン動画」をクリックします。

「リンク済みのYouTubeアカウント」をクリックしてGoogle AdWordsアカウントとYouTubeアカウントをリンクさせます。
そして、キャンペーン作成のために必要項目を入力して、動画を選択して「保存して次へ」をクリックします。ここで動画・広告文の設定が可能です。

ターゲットグループを選択します。ここでキーワードを設定することが可能です。

以上で動画、広告文、キーワードの設定は完了です。

広告文はタイトルが全て太文字で表示され、説明文は検索されたキーワードが入っている場合に太文字で表示されます。

説明文に太文字で表示された方が分かりやすいです。

また、検索された時には画像が表示されるので、商品のことがすぐ分かる画像を選択しましょう。

広告作成時のサムネイルで選択することが出来ます。

2. キーワードは少し幅広く設定してアクセスを集めよう

2-1.関連キーワードの考え方

キーワード選定する時には、集めたいユーザーだけに向けて広告を配信するのが良いです。

もしもっと多くのアクセスを集めて売上を上げるのであれば、キーワードを追加する必要があります。

何故なら、YouTube広告の場合単価が安いので検索広告のキーワードよりも少し広くキーワードを登録しても、費用対効果が合う場合があります。

単価が1円で出稿出来るものが多いので、十分な効果を期待出来るでしょう。

入札単価は最初から高値でするのではなく、1円で入札して様子を見てください。

例えば、女性用の毛穴化粧品を扱っているのであれば毛穴関連のキーワードは必ず入札しますが、「化粧品」「化粧水」「美肌」「美白」など検索広告ではクリック単価が高いキーワードへの入札をしても良いです。

もっと広くするのであれば、女性が検索してくる可能性があるキーワードも入札してみましょう。

費用対効果を確認してどこまで配信してよいかをテストしてください。これを設定すればコンバージョンが多くなります。

2-2.キーワード追加方法

①まずはGoogle AdWordsにログインします。

②Google AdWordsのアカウントにログイン後、設定するキャンペーンをクリックします。

「ターゲット」をクリックします。

「YouTube 検索キーワード」をクリックします。

「YouTube 検索キーワードの追加」をクリックしてキーワードを追加します。

YouTube広告のコンバージョンはGoogle AdWordsに比べて低い特徴があります。

しかし、単価が安いので高いコンバージョン率を出すことがあります。

そうすることにより単価を低くして獲得することが出来ます。

3.動画にオーバーレイを設定して商品ページへ誘導しよう

3-1.オーバーレイで効率良く誘導する

動画を設定したら、動画を見ている人がページヘ移動して購入出来るようにオーバーレイを設定する必要があります。

この設定が出来ていないと、YouTube広告から売上を逃してしまいます。

オーバーレイとは?
画像や画面の上に重ねて表示する方法です。YouTube広告の場合は動画が流れている最中に重ねるようにオーバーレイが表示されます。

何故なら、動画を見せただけでは商品を購入することが出来ないからです。

ユーザーがサイトをすぐに見られるように、仕組みを設定する必要があるのです。

そして、ユーザーがクリックしたくなる広告文を用意することにより誘導も簡単に出来るようになります。

例えば、オーバーレイは動画が流れている時に表示されるので、「詳細はこちら」などの表記でページヘ誘導するようにしましょう。

続きが気になるような広告文にすると誘導がしやすくなります。

3-2.オーバーレイ設定方法

①まずはGoogle AdWordsにログインします。

②Google AdWordsのアカウントにログイン後、設定するキャンペーンをクリックします。

「動画」をクリックします。

④下に進むと「Call-to-Actionオーバーレイ」が表示されていますので、クリックしてオーバーレイの設定を行います。ここで設定するリンク先を商品ページにしてください。

4.YouTubeの新メニュー【バンパー広告】も効果的

TrueViewは昔からある広告手法で一番オーソドックスなメニューとなります。

ところが、2016年に新しくYoutube内の広告で【バンパー広告】というものが配信可能となり話題を集めました。

「これまでの動画広告とどう違うの?」と質問がいっぱい来たので簡単にご説明させて頂きます。

これまでのTrueView広告は基本的には「5秒再生後スキップ出来ますよ」というものがスタンダードでした。

しかし、バンパー広告の場合、6秒間という短い尺の動画のみ配信が出来、6秒間は一切スキップが出来ず強制再生となります。

これまで5秒後にスキップ出来た為、15秒や30秒の動画を配信してもほとんどがスキップされてしまう為、最後まで再生されることがほとんどありませんでした。

しかし、バンパー広告の場合6秒間再生は必須な為、必ず最後まで再生されます。

但し、6秒の動画しか入稿・配信することが出来ないので、それ用に短く動画を編集しておく必要があります。

6秒間で内容を全て訴求することは難しいのですが、「何か気になる」「なんだろう、これ」とユーザーを引き込むことは出来る為、サイト遷移率も通常のTrueView広告よりクリック単価が安い傾向にあります。

また、通常は再生秒数に応じて課金される形式でしたが、バンパー広告の場合「CPM課金」となる点も大きな違いです。

CPM課金とは、1000回広告を表示する為に発生する費用(表示課金)のことです。

こちらはターゲットするコンテンツやトピック、配信地域などによってもCPMの価格が変わる為、一律料金ではなくリスティングと同様に入札方式となります。

4-1.バンパー広告の効果事例

2016年に開始されたバンパー広告ですが、既に当社では数十社のバンパー広告を運用代行させて頂いております。

全てが良い結果が出ている訳ではないのですが、TrueView広告よりも安い単価で誘導が出来ているケースが多いです。

平均クリック単価:99円
平均クリック率:0.37%
平均CPM:370円

もちろんターゲットによってCPMは異なる為上記はあくまで一例ですが、クリック単価のみで見ると、TrueViewで運用していた時より半分以下にすることが出来、費用対効果で見ると倍数の数字を出すことが出来ました。

上記の事例もあり、更に安い単価でサイト誘導が出来ました。
平均クリック単価:30円
平均クリック率:1.32%
平均CPM:390円

こちらもTrueView配信時よりはるかに安い単価で誘導することが出来、バンパー広告のアクション率が非常に高いことを裏付けているのではないかと思います。

もちろん、ユーザーは別動画を観る為にYoutubeを閲覧しているので、ほとんどはブランディングとして使用されるケースが多いので、CV獲得を目的とする場合は検索広告に注力すべきですが、潜在層、否認知層へアプローチをする時には非常に有効的手段だと言えると思います。

5.まとめ

皆さんが普段見ているYoutubeには上記のように色々な種類の広告があることが分かったのではないかと思います。

Youtube利用者は更に増えておりますし、今後もマーケットとしては拡大を見せるのではないかと思われます。

動画はまだまだCVを目的とした場合、獲得単価を合わせることが難しい媒体ですが、今後さらに需要が増えてくると思います。

Youtubeを含め、SNSでも動画配信を行う企業は増えてきており、本ブログでも動画による広告効果事例は(【WEB担当者必見】Facebook広告に於いて動画制作が必要不可欠になる理由)記載しておりますので、是非ご参考にして頂き動画広告の活用をご検討いただければと思います。

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