インハウス運用者必見!リスティング広告でやるべき具体的な業務

WEB広告には様々な種類があり、自社の商品やサービスを宣伝する上で、自社内で広告を運用しているという企業も少なくありません。

しかし、実際に自社内で広告を回すにあたり、運用担当に抜擢され、何をしたら良いのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

事実、弊社に広告の運用代行をご依頼いただいているクライアント様の中にも、「リスティング広告の運用ってどういうことをされているのですか?」と聞かれることも少なくありません。

そこで今回は、リスティング広告にスポットを当て、業務内容に関してどのようなことを行っているのかをご紹介していきます。

目次

1.リスティング広告運用業務の内容とは

リスティング広告運用には下記のような業務があります。

業務は、数値の調整だけではなくこれ以外にも様々な観点からの調整が必要になり、上記の業務内容を他の業務も行いながら片手間で行うことはかなり大変だと思います。

リスティング広告では日々数値を管理し、チューニングする必要がある為、運用をする時間が一定時間で割ける場合は問題ないかと思います。

しかし、1週間に1度も管理画面を見る時間がないなどの場合は、代理店に依頼した方が成果が出やすい可能性が高いです。

2. 最新の情報の重要性

リスティング広告を運用していく上で、最新情報の収集は成果の悪化を防ぎます

Webマーケティングは移り変わりが激しく、日々新たな機能の追加やアップデートで管理画面が変わるなど、運用を行う中でも最新の情報を収集しアカウントに反映、成果を出す方法を絶えず考えていくことが重要になります。

リスティング広告運用は特に最新情報が重要で、変化についていけなかった場合、最悪原因が分からないまま悪化していく可能性があります。

弊社のような代理店の場合、複数名の運用者がおりますので情報の共有のしやすい環境が整っております。

ですので、インハウスで運用する場合でも社内だけでなく、リスティング界隈で有名な方や媒体社との関わりの中で情報を集めるなど、運用業務以外でもこういった部分を重要視していくことが大切です。

3. アカウント構築からレポート作成まで

新規でリスティング広告を始める場合の、スタートからレポート作成までの流れは下記のようになります。

  1. 3C分析
  2. アカウント構築
  3. 広告を出稿する
  4. 成果の確認

①3C分析

アカウント構築の前に欠かせないのが「3C分析」になります。

少々時間はかかりますが、リスティング広告で成果を出すにあたり、外部環境などを分析しながらアカウント構築やキーワードの選定、広告文を作成することで外部環境に負けないアカウントを構成することが出来ます。

また、3C分析を行ことで改めて自社の強み思ってもみなかったターゲット層が見つかる可能性があります。

3C分析に関しては下記記事にて詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
3C分析を活用して効果的にリスティング広告の成果を上げよう!

②アカウント構築

3C分析後、アカウントを構築していきます。

キーワードの選定・広告文の作成などを行います。

アカウント構築については下記記事を参考にしてみてください。
【エクセル付】リスティング広告のアカウント構築方法とその手順

③広告を出稿する

配信の前までには、ターゲット層へ広告配信が行われるよう予算の設定表示エリア・言語・配信期間・配信する時間帯などの設定が必要です。

その他、広告を表示する曜日や時間帯などを詳細に決めることも可能です。

キーワード・広告文の入稿が終わり次第、配信開始となります。

④成果の確認

出稿後は日々アカウントの確認を行います。リスティング広告は「運用型広告」と言われる通り、成果の確認を行いながらPDCAをまわしていくことが重要です。

1章で記載したような内容の調整を行うのはもちろんですが、新たな施策を行うことで配信目的が達成出来ないかを常に考え運用を行っております。

またキーワードだけでなく、管理画面で確認の出来る様々な指標のチェックを行うこともあります(管理画面上の表示項目の変更から様々な指標の確認が出来ます)。

⑤レポート作成

弊社では基本的に月1回でレポート作成を行っております。

レポートには、広告成果について施策内容の記載や次月の施策、ご提案内容などの記載を行っております。

上記はツールを使って自動で出力されたものですが、ツールを使用出来ない数値などがある場合は、手動でレポートを作成する場合もあります。

ここまでが、新規でリスティング広告のアカウントを構築からレポート作成までの業務内容になります。

リスティング広告の業務をどこまで含むかは各代理店によって様々ですが、リスティング広告でお手伝い出来る部分は最初の「集客」という部分のみになります。

例えば、広告からの問い合わせ率を上げていくのであれば、広告からサイトへ流入後のユーザー分析サイト上でのユーザーの動き、そのデータを参考に問い合わせフォームの改善を行うなど、その後の事も考えなければなりません。

その為、リスティング広告の運用者もこういった部分も含め改善策を出しながらリスティング広告の運用を行うことが多いです。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

リスティング広告においては広告を上手く回して「集客」を成功させるのが目的ではなく、その後の、お問い合わせ数を増やす、成約率を増やす等、ゴールを意識して行うことが重要です。

もちろん時間も労力もかかるので、本来の出稿の目的を見失わず運用するには、自分が行っている作業についてどういった意味があるのか考えるくせをつけることが大切なのではないでしょうか。

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