インフィード広告の概要と使い方
※この記事は2017年5月15日に再編集しております。
2015年4月11日より入稿が開始されたYDNの「インフィード広告」ですが、今では当たり前のように使われる広告手法の1つとなりました。
インフィード広告は、ネイティブアド(自然な広告)と言われることも多く、広告臭のない広告が好まれる傾向にあると言われています。
しかし、最近では広告感万歳の広告も多く配信されており、ユーザーを騙すようなものでなければ、ネイティブアドにこだわる必要性もなくなってきました。
今回は、インフィード広告とはそもそも何なのか?という話から、設定方法はもちろん、メリットデメリットを踏まえたうえで、弊社の事例もご紹介させて頂きます。
目次
0.YDNのインフィード広告が始まった背景
本題に入る前に、YDNがインフィード広告を導入した背景を簡単にご紹介しておきます。
2015年4月より、Yahoo!JAPANのスマートフォン版トップページが現在の「タイムライン」型に変更出来るようになりました。
このタイムラインの中に広告配信出来るように導入されたのが、YDNのインフィード広告になります。
1.インフィード広告とは
インフィード広告とは、スマホ版のヤフーのタイムライン上に表示される広告であり、ヤフーのコンテンツの間に表示されます。
広告のタイプは2種類あり、小さな画像と文言が組み合わさったものと、大きな画像が組み合わさったものになります。
【小さい画像+テキスト】
【大きい画像+テキスト】
レスポンシブ広告を使えば多くの掲載面が多くなります。
インフィード広告は、スマホでヤフーのトップページを見たときに配信される広告ですが、レスポンシブ広告を活用すると、PCで見た時はもちろん、様々な掲載面に表示されます。
どちらが一概に良いというわけではなく、A/Bテストをしながら確認することをおすすめします。
2.インフィード広告の特徴
インフィード広告の特徴は、コンテンツとコンテンツの間に表示される為、YDNの他の広告枠と比べると、クリック率が高くクリック数も多い為、高い成果が期待出来ます。
リンク先のURLとして多いのは、次の3つになります。
- 本LP
- 記事LP
- アプリダウンロードページ
本LPと記事LPの成果の良し悪しは、商材ごとに変わってくる為、A/Bテストを行う事で、成果の良い配信先を見つける必要があります。
記事LPについては、「【記事LPとは?】記事LPの概要と魅力、作成方法のまとめ」で詳しくご紹介しています。
3.インフィード広告のメリット・デメリット
インフィード広告のメリットとデメリットについてご紹介していきます。
インフィード広告のメリット
インフィード広告のメリットは、CPAが下がる可能性があるのはもちろんですが、画像サイズを2パターンしか用意しなくて良い、さまざまなターゲティングが可能という点が挙げられます。
スマートフォンでも購入・問い合わせをする可能性がある商材であれば、とりあえず設定しておく事をおすすめします。
最近の事例では、転職系のサイトで、CPA15,000円がCPA4,000円に下がったものがあります。
インフィード広告のデメリット
インフィード広告はクリック率が高い傾向にある分、CPCも高い傾向にあります。
その分、CVRが高い傾向もあるので、しばらくはテストをすることをおすすめします。
インフィード広告は、成果の出やすい広告ではありますが、商材によっては合わない事もよくあるので、この辺の見極めが重要になります。
4.インフィード広告の事例
アパレル関連(リターゲティングリストを掛け合わせあり)
人材関連(リターゲティングリストを掛け合わせあり・なし)
化粧品(リターゲティングリストを掛け合わせあり)
5.設定方法
それでは、インフィード広告の設定方法をご紹介します。
①キャンペーンを作成し「インフィード広告」を選択
設定方法はまずYDNアカウントよりキャンペーンを作成し、広告掲載方式を「インフィード広告」を選択します。
②2種類の画像を用意する
インフィード広告には画像が必須になりますので、以下を参考にして画像を用意してください。
- サイズ ①300×300ピクセル、②1200×628ピクセル
- 容量 ①の場合150KBまで、②の場合400KBまで
- 形式 jpg、gif、pngのうちいずれか
配信面を増やす為にバナーサイズは①と②の2つを設定するようにしましょう。
③広告の詳細を設定する
- タイトル(20文字以内)
- 説明文(90文字以内)
- 主体者表記
- 表示URL
- リンク先URL
- ボタン
「もっとみる」「今すぐチェック」など全17種類から選択 - ロゴ画像(設定しなくても可能)サイズ:180×180ピクセル 容量:150KBまで 形式:jpg、gif、pngのうちいずれか
を設定して完成します。
以前は、タイトルや説明文で「売込臭を無くす」事が重要でしたが、広告臭をなくしたものや広告臭満載のもの等、さまざまな形でテストをする事をおすすめします。
理由としては、インフィード広告というものにユーザーが慣れた為、広告臭のあるものでも成果が出るようになったと考えています。
(以下が設定画面の図↓)
下記が広告例になります(画像は未設定です)。
【300×300の場合】
【1200×628の場合】
6.ターゲティング方法
インフィード広告では、「サイトリターゲティング」「サーチターゲティング」「インタレストカテゴリー」など、様々なターゲティングを行う事が出来ます。
さらに、性別や年齢、地域、曜日、時間帯などの掛け合わせも出来るので、より商材とマッチしたユーザーに広告を配信することが出来ます。
特に、リタゲユーザーに対してインフィード広告を配信すると、成果が出る可能性は高い傾向にあります。
注意点
インフィード広告は、従来のYDNと違い、広告の掲載面に合わせて画像サイズが最大で6分の1、もしくは画像の上下左右を最大で各15%トリミングされる事もある為、あまり文字を入れすぎると小さいサイズの場合は見えない事があります。
その為、入稿や掲載においては事前にYDNが提供している「画像シミュレーター」で、トリミングされた後の状態も確認して置くのが良いでしょう。
画像表示シミュレーター→http://promotionalads.yahoo.co.jp/dr/image-simulator/
7.まとめ
インフィード広告は2つ画像を用意して出すだけなので、比較的楽に設定可能かと思います。
そして、一番の狙いはやはり「スマートフォンユーザーの大きな市場に対して、溶けこむ広告を出せる」という点にあると思います。
特に、低単価商品、トライアルサンプル、資料請求など、敷居が低いジャンルや検討期間が長い商材は向いている可能性が高いので、ライバルがまだ始めていない内に試してみるのもありですね。