LINE広告(LINE Ads Platform)の出稿に必要な審査のすべて

2016年3月、LINEの運用型広告である「LINE Ads Platform」がリリースされましたが、広告審査が厳しいというイメージがあり、なかなか手が出せないでいませんか?

LINE広告の審査が通るか分からない、そんな不安を解消すべく、本日はLINE運用型広告の審査について解説をしていきます。

目次

0.広告掲載不可の業種・商材

LINEの運用型広告であるLINE Ads Platform(LAP)では、そもそも広告掲載不可の業種・商材があります。

広告掲載不可の業種・商材をまとめましたので、本題に入る前にまずは確認してみてください。
※2017年7月現在、『エステ』『コンプレックス商材』『比較サイト』は掲載不可の制限が解除されております

1.LINE Ads Platformの審査の仕組み

LINE Ads Platform(LAP)の審査は、主に次の2つ視点で行われます。

それぞれ審査内容や注意点が多いので、アカウント開設とクリエイティブ審査に分けて、次の章から詳しくご紹介していきます。

また、アカウント開設の前に、掲載可否だけを先に確認する方法もあります。

広告主名やサイトのURL等の簡易情報だけで、まずはLINE広告へ出稿出来るかどうかだけを審査することも可能です。詳細はお問い合せください。

2.アカウント開設時の審査

LINE Ads Platform(LAP)で広告を配信する為には、まずアカウントを作る必要がありますが、アカウントを作れるかどうかの審査があります。

アカウント開設時の審査については、次の2つのポイントを押さえておけば大丈夫です。

必要項目の内容

アカウント開設の際に必要な項目は、次のようになっています。

【アカウント開設審査に必要な項目】
========================================
広告主名:
代理店名:
代理店アカウント名:
商材正式名称:
広告主コーポレートサイトURL:
商材公式サイトURL:
LP URL(出稿予定URL全て):
配信希望面
掲載可否審査:未/済
————————————————————
配信予定期間:
LINE ID:
SDKを使用した効果測定有無:有(SDK名)/無
LINE Ads Platform利用規約:合意する/無合意しない
クライアント発注意思確認:済/無未
————————————————————
LINE@ダミーアカウント発行:希望する/希望しない
a.アカウント名
b.アカウントアイコン画像
c.ホームカバー画像
d.アカウントページカバー画像
e.アカウントページ紹介文
========================================

~ライン公式アカウントかLINE@アカウントは必須~

申込時にLINE公式アカウント⼜はLINE@を持っていない場合、LINE@ダミーアカウントが発行されます。

ただし、過去にLINE@ダミーアカウントを発⾏済みの場合はそのアカウントを利⽤する必要があります。

審査の内容

アカウントの審査に関しては、LINE側で総合的に判断をしています。

詳細情報は公開されていないのですが、会社の売上規模や従業員数といった、社会的な信用度も加味していると言われており、弊社の感覚ではGoogle AdWordsやYahoo!プロモーション広告と比較すると、審査が厳しいと感じています。

実際、弊社へ運用のご相談をいただいている案件でも、開設審査に落ちてしまっているアカウントは多数あります。

ただし、ここ最近は審査基準が緩和されてきているとも感じていますので、今後利用出来るアカウントが増える可能性はおおいにあります。

審査時間

アカウント開設の可否を決める審査は、早ければ数日で終わります。

ただ、審査結果が出るまで1~2週間ほど時間がかかってしまうというのはざらにありますので、ある程度余裕をもってアカウント作成をする必要があります。

また、弊社の感覚値にはなってしまいますが、審査結果が2週間たっても分からない場合は、審査落ちしているケースは非常に多い気がします。

3.クリエイティブの審査

アカウント開設の審査に通った後は、広告で配信するクリエイティブに対して審査が入ります。

広告入稿後、2~4営業日で審査が完了となり、審査結果は管理画面から確認をすることが出来ます。

クリエイティブの審査には細かいルールがありますので、ルールを守れば基本的に審査に通るはずです。

クリエイティブのルールは大きく次の3つになります。

《表現のルール》

《記号のルール》

【記号使用および表現のルール】

《テキスト量のルール》

クリエイティブで使用する画像に関しては、テキストを含まないデザインが推奨されています。

また、テキストを含む場合は全体領域の20%以内という制限があります。

※画像を5×5で25分割し、テキストがボックス5個以内であれば掲載可能
※ロゴはテキスト対象外

参考:公開資料 | LINEアドセンター
http://ad-center.line.me/mediaguide/

LINE広告はユーザーのタイムライン上に出るインフィード型の広告になりますので、フィードに馴染むデザインを意識して画像を用意しましょう。

~テキスト量は事前に確認出来る~

画像内のテキスト量が基準に満たしているか、管理画面から事前に確認する方法があります。

グリッドツール
https://ui.mtburn.com/tools/gridtool.html

使用したい画像をグリッドツール上にアップロードすると、画像が25分割された状態でプレビューをすることが出来ます。

テキストが含まれているボックスにチェックを入れることで、基準をオーバーしていないか事前に確認をすることが出来ます。

4.クリエイティブ審査結果の確認方法

クリエイティブの審査結果は管理画面から確認が出来ます。

審査に落ちている場合は、審査落ちの理由もここから確認出来るようになっております。

クリエイティブをクリックすると以下の画面が出てきます。

広告入稿後は、審査結果は必ず確認するようにしましょう。

5.まとめ

今回はLINE広告の審査についてご紹介をいたしました。

アカウント開設のハードルがやや高い印象がありますが、今後審査基準が緩和する可能性もありますので、出稿を検討している場合はまずはアカウント開設の審査からトライしてみるといいでしょう。

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