2016年に変更されたリスティング広告の2つの新機能のまとめ
リスティング広告は日々新しい機能がリリースされています。
2016年も主に2つの機能がリリースされ、リスティング広告の幅が広がっています。
今回は、そんな2016年に追加された新機能について、改めてまとめてみました。
目次
1.2016年に発表されたリスティング広告の2つの新機能
早速ですが、2016年に変更された新機能についてご紹介していきます。
1-1.拡張テキスト広告
拡張テキストはGoogleでは2016年7月に、Yahooでは同年10月にリリースされました。
以前のテキスト広告よりも入稿できる文字数が増加し、クリック率も高い傾向にあります。
※現在は、拡張テキストのみ入稿可能となっております
【通常のテキスト広告】
【拡張テキスト広告】
1-2.デバイス別単価調整
デバイス別単価調整はGoogleでは2016年8月に、Yahooでは同年10月にアップロードされました。アップロードする前よりデバイス毎の調整が楽になり、タブレットの単価調整も可能になりました。
2.拡張テキスト広告
拡張テキスト広告は、簡単に言いますと、通常のテキスト広告よりも多くの文字を入れることが可能な広告です。通常のテキスト広告と似ていますが、いくつか異なる点があります。
【変更されている主な点】
- 見出し(タイトル)の数が1つではなく2つある
- 広告文は2つに分かれず1つになっている
2-1.拡張テキスト広告のメリット
拡張テキストの主なメリットは下記の2点となっています。
- 入稿できる文字数が多い為、多くのことを訴求出来る点
- 広告文よりもユーザーの目を引きやすい見出しの文字数が増えた点
※広告文よりも見出しの方が文字のサイズが大きい為
通常のテキスト広告と拡張テキスト広告を実際に比較してみましょう。
【通常のテキスト広告】
【拡張テキスト広告】
上記2つの広告を比較した場合、拡張テキストの方が見出しの文字数が多いので、多くのことをユーザーに訴求することが出来ます。
以前の形式では、「継続率は驚異の94%」という文言が文字数の関係で見出しに挿入することが出来ない為、広告文に挿入していました。
広告文はユーザーの目に止まれば、効果を発揮しますがパッと見た際に、広告文よりも先に見出しに目が行きます。こうした理由から、クリック率が上がりました。
3.デバイス別単価調整
デバイス別単価調整とは、デバイス毎に行う入札単価調整のことです。デバイス別単価調整はキャンペーン単位、広告グループ単位の2通りで設定することが出来ます。
昨年のアップロードで、入札単価調整で設定可能な範囲が拡張されました。
- アップロード前:-90%~300%
- アップロード後:-90%~900%
※単価調整比を「-100%」に設定しますと、そのデバイスに広告が表示がされなくなります
3-1.デバイス別単価調整のメリット
キャンペーン単位で設定した場合は、下記のメリットがあります。
- データの蓄積が速い
- 個別に調整を行う場合と比較すると、設定の更新や調整後のデータ分析の手間が少ない
3-2.デバイス別単価調整のデメリット
設定後はデバイスにより配信の偏りが生じる可能性が高い為、その後の経過を確認する必要があります。
4.設定方法
最後に、各種設定方法を簡単にご紹介していきます。
4-1.拡張テキスト広告の入稿方法
次は拡張テキスト広告の入稿方法について解説していきます。
Googleの場合
➀キャンペーン、広告グループの入稿が完了しましたら、左下の「広告」タブをクリックします。
➁次に、「拡張テキスト広告」タグをクリック後、「+拡張テキスト広告を追加」をクリックします。その後、タイトルや広告文など各種項目を埋め完了です。
Yahooの場合
キャンペーン、広告グループの入稿が完了しましたら「広告」タブをクリック後、タイトルや広告文など各種項目を埋め完了です。
4-2.デバイス別の単価調整方法
Googleの場合
「設定」タグをクリック後、「デバイス」タブをクリックします。
Yahooの場合
「ターゲティング」タグをクリック後、「デバイス」タブをクリックします。
5.まとめ
改めて、2016年に発表された2つの機能についてまとめておきます。
➀拡張テキスト広告
- メリット1:入稿出来る文字数が多い為、多くのことを訴求出来る点
- メリット2:広告文よりもユーザーの目を引きやすい見出しの文字数が増えた点
➁デバイス別単価調整
- メリット1:データの蓄積が速い
- メリット2:設定の更新や、調整後のデータ分析の手間が少ない
今後も日々新機能が発表されますので、情報収集は欠かせないようにしましょう!