地域ビジネスでCVR5%以上を出した2つの設定方法を公開!!
地域性のあるビジネスとリスティング広告の相性が良いと言われていますが、実際どれ程の成果が見込めるの?と疑問を持っている方が多くいるかと思います。
また、通販サイトや全国展開している企業様ですとWEB担当者がいる為、リスティング広告のノウハウを持っていたりしますが、地域ビジネスをやっている企業様の多くがリスティング広告のノウハウを殆ど持っていません。
そこで今回は、地域ビジネスで活用出来る2つの方法を紹介します。
目次
1.地名×メインキーワード
PPC広告で地域ビジネスを攻略するには、入札単価の高いビッグキーワードの入札は殆どの場合必要ではありません。
最大コンバージョン率42%、平均コンバージョン率が6.36%という数字を獲得する事が出来ています(もちろんフォーム問い合わせのみの数字になります)。
このアカウントには、通常ビッグワードと言われるキーワードは含まれていません。
実際にどのようなキーワードを設定されているかというと、下記の様なキーワードの登録となっています。
この様に『地域名+御社ビジネスにおいてのメインキーワード』こちらだけのキーワードの入札になります。
地域名をつけたキーワードだと検索需要があまりないのではないかと想像されると思いますが、検索需要に関してはその通りで、あまり多くあるものではありません。
では、何故それでも地域名をつけたキーワードだけの入札をしているかというと、地域名をつけて検索するユーザーはコンバージョン率がビッグキーワードを検索するユーザーより非常に高いです。
検索需要自体は少なくても地域名をつけて検索してサイトまで誘導さえ出来てしまえば、ある程度コンバージョンしてくれます。
何故その様に地域名をつけたキーワードがコンバージョンしやすいのかですが、イメージしてほしいものは『タウンページ』です。
『水漏れを直したい』『熱が出たから病院を探す』『窓ガラスが割れたからガラスを交換したい』など、今すぐどうにかしたい事がある時にタウンページを開いたのではないでしょうか。
この様に地域ビジネスの場合、地域名を含めたキーワードだけで運用する事で、無駄な広告費を削り、角度の高い『今すぐ客』だけに効率よくアピールする事が出来ます。
2.広告には地域・特徴(設備)・メリット(割引)を入れる
項目1でも記載した通り、地域名を含めたキーワードを検索するユーザーは『今すぐ客』となります。
その今すぐどうにかしたい事があるユーザーは、一刻も早く問題を解決したいので、広告文の作り方次第では広告をクリックさえしてくれません。
その為、広告文にはある程度『答え』と『メリット』を入れるようにして作成してみてください。
広告文を考える際に一度下記の内容など当てはまる部分があるようでしたら、広告文に是非使ってみてください。
地域名を入れてみる
- 新宿駅から徒歩5分
- 新宿区迅速対応
- 新宿の水漏れ修理なら
- 新宿区人気の整体
地域名を広告文に入れる場合は、『どこに近いのか』『対応は早いのか』『評判はいいのか』などを気にかけて広告文を作成してみてください。
特徴(設備)を入れてみる
- 駐車場完備
- 託児所完備
- 24時間対応
- 土日・祝日対応
- 365日対応
- 業界20年の実績
- 年間●●の実績
地域ビジネスの場合、緊急性を伴う事が多く有ります。
その場合に『いつ対応しているのか』を強調して作成してみてください。
また、急いでいても実績など見られる事もある為、広告文にかける実績などお持ちであればそれも広告文に入れて作成してみてください。
ユーザー自身が店舗に出向く場合には『何が完備されている』か、広告文に入れて作成してみてください。
メリット(割引)を入れてみる
- 初回割引1000円
- 期間限定半額
- 50%OFF実施中
- 今だけ特典有り
- 出張無料
- 見積もり無料
最後の項目ですが、どんな時でも『お金』『特典』はユーザーをコンバージョンさせる為に必要な項目になります。
無料と見せても問題がない項目は無料、割引が出来る部分は割引を実施。
お金以外でも、特典など出来るようであれば実施してみましょう。
特にリピート性の高い業種に関しては、初回に割引をしてもコンバージョンを取るようにしましょう。
3.配信デバイスはスマートフォン・タブレットも必須
まずは、こちらをご覧ください。
スマートフォン・タブレットからのコンバージョンが出ているのが分かると思います。
スマートフォンに至ってはコンバージョン率が9.56%と高い獲得率を出しています。
何故、スマートフォン・タブレットからコンバージョンが取れるのでしょうか。
緊急性が高いときはPCの近くにいない事が多い
例えば夜、仕事が終わり家に帰宅した時に鍵がない場合、その方はどの様な行動を取るでしょうか。
まず取り出すものはスマートフォン(携帯)ではないでしょうか。
この様に、緊急性が高い場合に身近にPCがない事が多々あります。
水漏れした場合などでも、水が漏れているのに悠長にPCを立ち上げる人は少ないのではないでしょうか。
その場合に、スマートフォン・タブレットに広告を出していないと、機会損失が発生してしまいます。
PCを使えない(使わない)人も多い
例えば、整体など対象ユーザーがある程度年齢が高いユーザーを想定している場合、今までにPCを触った事が無いといった方も多いです。
しかし、携帯電話は殆どの場合所持しています。
昨今のスマートフォン普及のおかげで、年配のユーザーでもスマートフォンを持っている方も沢山いらっしゃいます。
また、逆に中高生を対象ユーザーにしている場合なども、スマートフォンに広告が必須となります。
PCは家庭用が1台だけでなかなか使用が出来ない、そういった場合でもスマートフォンを持っている事が多く有ります。
この場合でも、スマートフォンに広告を出していないと機会損失が発生してしまいます。
4.エリア設定×メインキーワード
ここまでは、地名×メインキーワードの掛け合わせを紹介してきました。
地名×メインキーワードの掛け合わせは成果が非常に良かったですが、配信量が少ない欠点があります。
そこで、地域ビジネスで成果が出るもう1つの手法が、エリア設定×メインキーワードになります。
キーワードの設定に関しては、「メインキーワード」単体や複合ワードになってきますが、そこにエリアの設定を掛け合わせることで、比較的安い単価でCVの獲得が出来、配信量を強化することが出来ます。
エリア設定×メインキーワードの成果は下記になります。
最大コンバージョン率57%、平均コンバージョン率が5.4%と地域名×メインキーワードと同等の単価でCVの獲得が出来ております。
5.効果的なエリア設定の方法
通常エリア設定を行う際に、行うのが店舗から半径〇㎞や市区町村レベルで行うことがほとんどですが、この設定に違和感がありませんか?
店舗から半径〇㎞だと実勢商圏から外れている地域や、実勢商圏なのに設定に含まれていない地域が出てきますよね。
漠然と半径〇㎞ではなく、顧客の導線を考え設定を行いましょう。
隣接する駅から来店するユーザーが一定数いる場合などは、最寄り駅の路線上にある駅周辺を配信エリアにすることで、来店数増加が見込めます。
エリア設定に関しては、Google/Yahoo/YDNで設定出来る範囲や方法が異なりますので、注意が必要です。
6.まとめ
リスティング広告はユーザーの検索ワードに連動して広告の配信を行うことが出来る媒体となる為、ユーザーの行動や状況を理解してあげるが出来れば、CVを獲得することが出来ます。
地域ビジネスとリスティング広告の相性は非常に良い為、地域名×メインキーワードやエリア設定を実施していないようでしたら、この機会に試してみてください。