リスティング広告はWEB広告の中でも1番オーソドックスであり、低予算から始められ、比較的に費用対効果が高いことから、人気のある広告手法になります。
しかし、成果が出やすいといっても、サービス内容や運用の仕方によっては効果が出ないことも、もちろんあります。
ただ、せっかくリスティング広告をやるなら効果的な配信をしたいですよね?
そこで今回は、リスティング広告の効果的な使い方についてをまとめてみたいと思います。
この記事では、リスティング広告の概要から効果的な使い方、リスティング広告で効果の出やすいサービスや商材などをご紹介していきます。
目次
0.リスティング広告の概要
リスティング広告とは、主にGoogleやYahoo!などで検索を行った時に、その検索ワードに連動して表示される広告のことです。
ここでは下記の2点についてご紹介します。
- リスティング広告の掲載面
- リスティング広告の料金システム
リスティング広告の掲載面
自然検索の結果の上に表示される「広告」と書いてあるものがリスティング広告です。
リスティング広告の料金システム
リスティング広告は、広告が表示され、その広告をクリックされることで初めて費用が発生します。
ですので、金額としてはクリック単価×クリック数の合計が課金される広告料金になります。
このクリック単価は定額ではなく、上限クリック単価と品質スコア、広告の掲載順位によって決定されます。
上限クリック単価とは、広告の1回のクリックに対して支払い可能な上限額として設定する入札単価です。
品質スコアは、広告の品質を評価する指標になりなかなか複雑な仕組みになっておりますので、詳しくは下記記事を参照ください。
「品質スコアを改善し、低予算で顧客を獲得するための5つのポイント」
掲載順位は「入札単価×広告品質」によって決定され、掲載順位が高いものから順番に上位表示されます。
広告料金の設定は入札形式で行われる為、一般的に検索数の多いキーワードは最低入札単価も高くなる傾向にあります。
1.リスティング広告の効果的に使う3つのポイント
リスティング広告を効果的に配信する為に意識するポイントとしては、下記の3点があります。
- 自社にしかない独自の強みをアピール
- 勝てるキーワード設定
- こまめな分析・施策・改善
これらはリスティング広告を利用する上で広告効果を左右する重要な要素になっています。
自社にしかない独自の強みをアピール
競合他社と比較され、自社を選んでもらうには、提供するサービスや商品の強みをきちんと明確にし、違いをアピールしていくことが大切です。
冒頭でもお伝えしましたが、リスティング広告は低予算・短期間で始められ、費用対効果も高いことから、非常に多くの企業が導入しており競合他社もたくさんいると思います。
たとえ「これは自社にとって大きな強みだ!」と思っていても、他社が同じことをしていたのであれば、なんの強みでもなくなってしまいます。
「ここだけは絶対に負けない」というアピールポイントを見つけて消費者に上手く伝え、その強みが消費者に受け入れられれば、簡単に成果を出すことが出来ます。
勝てるキーワード設定
リスティング広告成功の重要なカギを握るものの1つがキーワードです。
例えば、「広告」というキーワードで広告を配信したとして、「広告」で検索したユーザーはただ単にセール情報などの広告を見たいのかもしれませんし、昔放送していたCM広告を検索しているのかもしれません。
このように、漠然としたキーワードでは大きな広告効果は期待出来ませんし、「広告」などの広い意味を持つキーワードは競争率も高く、クリック単価も高くなり、広告が表示されにくくなる可能性があります。
ですので、具体的なキーワードで競合が少なく、よく検索されるワードの選定をしましょう。
ただし、具体的にしすぎると逆に検索するユーザーが減りすぎてしまい、広告が表示されにくくなることもあるので、注意が必要です。
こまめな分析・施策・改善
リスティング広告の配信結果は、全て数字で確認することが出来るので、毎日細かく分析し、施策を行い改善し続けることで、効果を上げていくことが出来ます。
いくら使ったのか、クリック数は、クリック率は…と細かく分析することによって、どこが悪かったのか、どこを改善すれば成果が上がっていくのかを明確にすることが出来ます。
つまり、ただ広告を配信して終わりではなく、日々の動きを見ながら施策を練っていけるのが、新聞やチラシ、ダイレクトメールなどとは違う、リスティング広告の魅力の1つだと言えると思います。
詳しい効果測定の方法については、下記記事をご参照ください。
「リスティング広告の成果を決める効果測定方法」
2.リスティング広告で効果の出やすいサービス・商材とは
リスティング広告はWEB広告の中でも優れた広告といわれていて、ほとんどの業種で有効であるといわれています。
しかし、サービス内容によっては向かない業種も中にはあります。
特に向いているものとしては、インターネット上のみで営業しているネットショップや、実店舗を持っていても全国発送が可能な商品を扱っている企業等は、全国に顧客を持つことが出来る為、有効だといえます。
理由は、必要となった時に遠方からでも注文をするユーザーが一定の確率でいると考えられる為です。
逆に向かないものとしては、同じような商品が他にある場合や、あまり認知されていないサービス・商品などがあげられます。
具体例を出すと、日常的な生鮮品を安価に販売している商店などは、顧客対象が近隣住民になる為、リスティング広告よりもチラシ等の方が効果的と考えられます。
しかし、必ずしも失敗するというわけではありません。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
リスティング広告のメリット・デメリットを理解し、毎日の分析・改善をきちんと行っていけば、成功にグッと近づけると思います。
せっかくお金をかけて配信するのですから、1番効果的な配信を実現する為、是非今回のポイントを参考にして、よりよい広告配信を目指してみてはいかがでしょうか。