コンテンツターゲットとは、Googleディスプレイネットワークにおける配信方法の1つです。Googleディスプレイネットワークの配信方法は様々ありますが、今回はコンテンツターゲットについて説明します。
Googleディスプレイネットワークはリマーケティングしか配信していないという方もいらっしゃるかとは思いますが、もしかしたらあなたの商品・サービスに合う配信方法かもしれませんので、是非参考にしてみてください。
1.コンテンツターゲットとは
コンテンツターゲットとは、Googleディスプレイネットワークの一種であり、Googleのシステムでディスプレイネットワークの全てのウェブページのコンテンツが分析され、そのサイトにテーマを設定し、そのテーマと設定したキーワードが関連する場合に広告が表示されます。
簡単に言うと、キーワードを登録し、そのキーワードに関連するコンテンツが記載されている“サイト“に広告を配信することになります。
ニッチなキーワードであっても配信されるので、とにかく配信量がかなり伸びます。
検索広告ではクリック単価が高く、予算的に配信があまり出来ないこともありますが、そういった時にはとても効果的です。
コンテンツターゲットは、検索広告と比較してクリック単価を大幅に抑えることが出来、配信量も増えます。
もちろん、検索広告やリマーケティング広告と比べるとCVRは低い傾向にありますが、その分リマケリストが溜まっていくので、結果的にリマケで回収することが出来ます。
2.サーチターゲティング(YDN)との違い
サーチターゲティングとは、Yahoo !ディスプレイアドネットワークの一種であり、コンテンツターゲットと同様に登録したキーワードを使って広告が配信されます。
しかし、サーチターゲティングの場合は、登録したキーワードを過去に検索したユーザーに広告が配信される為、コンテンツターゲティングとは微妙に異なります。
つまり、サーチターゲティングは実際に過去にそのキーワードを検索した“人”に対して広告を配信し、コンテンツターゲットは登録したキーワードに関連する“サイト”に広告が表示されるという違いがあります。
3.効果的なコンテンツターゲットの設定方法
商品やサービスごとに広告グループを作成して、それぞれの広告グループに関連性の高いキーワードを設定するのが効果的です。
この商品を買う人はどのようなサイトを見るのか、ということを考えながら設定していきましょう。
例えば、スポーツ用品店の場合でしたら、下記のように関連したキーワードをまとめた広告グループを作成していきます。
また、化粧品等の通販で成果が出る傾向があります。
化粧品を買う人でしたら、美への意識が高い人だと考えられるので、ヘアスタイルやファッションにも関心が高いのではないかと推測しながら設定していきます。
4.アドリス推奨のオーディエンスターゲティング
2016年にコンテンツターゲットの機能がアップデートされ、これまでのオーディエンスターゲティングに加え、コンテンツターゲティングのみも選択出来るようになりましたが、弊社では、オーディエンスターゲティングを推奨しています。
オーディエンスターゲティングは、設定したキーワードに関連があるサイトと、さらにそのキーワードに興味を持っている可能性の高いユーザーに広告が表示出来ます。
つまり、サッカー関連のキーワードを登録した場合、これまではサッカー関連のサイトにしか広告が表示されませんでしたが、サッカーに興味を持ったユーザーに対しても広告配信が出来るようになりました。
通常のコンテンツターゲティングは、設定したキーワードに関連があるサイトにのみ広告が表示されるため、オーディエンスターゲティングと比較すると、配信量が大幅に減少する傾向があります。
5.まとめ
まだ配信されていない方で、あなたの商品・サービスに合うかもしれないので、参考にしてみてください。
また、コンテンツターゲットを実際に配信してみて、なかなか効果が出ていないと感じている人もいるかと思います。
しかし、コンテンツターゲットを配信したことで、リマケや自社名での獲得が増えていませんか?
総合的に見たら獲得が増えている可能性もあるので、成果が出ていないからといって、すぐに配信停止するのではなく、配信先やキーワードをまず分析してみましょう。