リスティング広告の直帰率が高い!そんな時の実施すべき2つの改善点
リスティング広告を始めると、徐々に資料請求や問い合わせや商品購入などコンバージョンが生まれてきます。
より良い成果を上げる為には、最適なユーザーに最適な広告を見せていく必要がありますが、サービスや商品を紹介するサイトすらなかなか見てもらえないケースもあります。
そんな場合にどのような原因があり、どのような改善点があるかをご紹介します。
目次
直帰率とは
直帰率とは、サイトに訪れた訪問数の内、直帰した訪問数の割合を表わす指標のこと言います。
つまり直帰率とは、全体の訪問者の内何%が1ページしか見なかったのか、の割合を数値化したものになります。
リスティング広告で直帰率が重要な理由
リスティングにおいて、直帰率が高いことは重大な問題です。
何故かと言いますと、最適なユーザーに最適な広告を考えて、配信しておりますが、サービスや商品を紹介するサイトを数秒しか見てないユーザーが多いということです。
リスティングにおいて直帰率が高いということは、広告において、下記の仮説を立てることが出来ます。
- 最適なユーザーに最適な広告を配信しているが、サイトのファーストビューで関係ないサイトだと思われている可能性
- 広告文の訴求があっておらず、広告文とサイトのファーストビューとのギャップがある可能性
広告文が悪いのか、サイト側の構成、特にファーストビューが悪いのかすら判断出来ない為、直帰率を改善して、最適な運用が出来るように努めていきましょう。
ランディングページの直帰率の目安とは?
直帰率の目安は上の図のようになります。
サイトの種類によって大きく直帰率は変動しますが、ポータルサイトの直帰率が一番少なく、ランディングページの直帰率が一番高い傾向にあります。
従って、ランディングページの直帰率が60%前後で高いなと思う広告主様もいらっしゃると思いますが、ランディングページの中では優秀な成績になりますので、最高のランディングページと言っても過言ではありません(もちろん直帰率は低ければ低い方がよいサイトとなります)。
ランディングページとは、そもそも商品やサービスをPRする為のサイトですが、一般的に具体的なペルソナを決めて広告配信をします。
どんなにペルソナを狙った広告配信をしても狙っていないペルソナの流入はしてしまいます。
この為、ランディングページの直帰率が上がりやすい傾向になっています。
直帰率が高くなる3つの原因
1.広告文の訴求が決まっておらず、過激なキャッチコピーでクリックを生んでいる場合
リスティング広告の広告文の訴求がハッキリしておらず、狙ったターゲットに最適な広告文を配信出来ていないか、過激なキャッチコピーをタイトルに設定しており、関心の低いユーザーを引き込んでいるケースがあります。
そもそも広告の訴求がずれているので、自ずと直帰率が高くなってしまいます。
2.リスティング広告の広告文とランディングページのファーストビューの親和性
広告文に書かれているキャッチコピーと、ランディングページのファーストビューでの訴求が一致していない場合、直帰率が多い傾向にあります。
広告文のキャッチコピーを見て、興味を持ったユーザーがランディングページに訪れた時に、最初に見るファーストビューの内容がその広告文のキャッチコピーと違う内容だった場合、サイトから離脱してしまいます。
3.ランディングページの色彩が商品やサービスとマッチしているか
色彩によって、ユーザーに与えるイメージは様々です。
例えば、白色ベースであれば、清潔感がある商品やクリーンなイメージを与えたい企業向けです。
また、青色のベースであれば、優しいイメージや信頼感を求めるサービスや商品紹介に向いています。
広告に出す商品やサービスとランディングページの色彩がマッチしているかを確認するようにしましょう。
直帰率を下げる2つの改善策
1.ランディングページのファーストビューとリスティング広告の訴求を同じにしよう!
直帰率を上げる1番大きな原因は、広告で興味を持った内容がランディングページに記載がない、もしくは記載がないように思った時です。
広告で用いた一番強いキャッチコピーをランディングページのファーストビューにも盛り込んで、ユーザーの期待値を下げないことがまず重要です。
同じ訴求にしたつもりでも、ユーザーによっては違和感を感じ、違う内容だと思ってしまうユーザーもいます。
そのようにならないようにする為に、キャッチコピーをそのまま使用しないまでも、メインキーワードはランディングページのファーストビューにも用いるようにし、ユーザーの期待値を下げないようにしましょう。
2. ランディングページのキャッチコピーの訴求点を見直そう!
リスティングのリンク先を考える上で一番重要なのは、前述しましたが、ユーザーが心の中で思っている期待値を下げずにより具体的にイメージさせることです。
対象ユーザー(ペルソナ)をどれくらい絞り込むか、その上で、どのような検索ワードを設定し、どのような広告文にし、その期待値を下げないようなランディングページのキャッチコピーにするかまでじっくり考えて運用しないと直帰率を下げることは出来ません。
▽リスティング広告
▽ランディングページ
まとめ
リスティング広告において、直帰率を改善する為には、【ターゲット】【広告訴求】【キャッチコピー】の3点を総合的に考えて運用する必要があります。
その中でも一番重要なことは、【広告文の訴求】と【キャッチコピー】のずれをなくし、ユーザーの期待値を下げずにサイト誘導することです。