単なる平均じゃない!?リスティング広告の平均掲載順位とその改善方法

リスティング広告を運用している方なら、「平均掲載順位」という言葉は聞き覚えあるかと思います。

ただ、この平均記載順位がどういった計算式を使って求められているのかご存知でしたか?

今回は、そんな平均掲載順位の計算式を説明し、さらに平均掲載順位を上げる方法なども共有していきたいと思います。

是非、アカウントの更なる最適化にお役立てください。

1. 平均掲載順位とは

(1)まず「掲載順位」はどうやって決まるのかおさらい

平均掲載順位の説明をする前に、まず、掲載順位の決め方について簡単にご説明します。

掲載順位とはユーザーが検索エンジンで検索した際、「検索結果ページの広告枠の何番目に表示されるか」を表す指標です。

掲載順位は、キーワード毎の「品質スコア※」「入札単価」を掛け合わせて算出する「広告ランク」によって順位が決まります。
(※「品質スコア」はGoogleAdWordsでの名称。Yahoo!では「品質インデックス」ですが、当記事では「品質スコア」に統一してご説明します。)

広告ランク= 品質スコア × 入札単価

この算式で求めた「広告ランク」の数値が大きい方が上位に表示されます。

(2)平均掲載順位とは?

リスティング広告はオークション制であるため、掲載順位は1日の中でも時間帯によって常に変動します。

先ほどご説明した算式で求めた掲載順位の「平均」を求めたのが「平均掲載順位」です。

この「平均掲載順位」ですが、GoogleAdWordsやYahoo!の管理画面やレポートではキーワード毎の表示回数を加味した「加重平均」で求められているのをご存知でしょうか?

1キーワードだけの平均掲載順位を知りたい場合は、あまり意識しなくても良いのですが、アカウントやキャンペーン全体などの複数キーワードの平均掲載順位を確認する場合には、誤った判断をしないためにも「加重平均」であることを意識する必要があります。

複数のキーサードがグループ内に含まれているということは、つまり表示回数が異なるものが当然含まれます。

そのため、各キーワードの表示回数が、そのグループ内でどれくらいの割合なのかを加味して平均を出す必要があるのです。

2.平均掲載順位の計算方法

では、具体的に数値を使って表示回数を加味した計算例をご紹介します。

1 複数キーワードの平均掲載順位

[単純平均で計算した場合]

例えば、以下の2つのキーワードが含まれているグループがあったとします。

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この2つのKWが含まれているグループの平均掲載順位を求める場合、加重平均ではなく、単純平均(2つの掲載順位の合計➗キーワード数)で計算した場合、平均掲載順位は6.5位になります。

計算式:2+9÷2=6.5位

「平均掲載順位÷KW数」で求めてはいけないのは、感覚的にでもお分かりいただけるのではないでしょうか?

2つのキーワードの表示回数が5100回。

そのうち全体の98%にあたる5000回は、9位で表示されているのに平均6.5位というのはおかしいですよね。

では、表示回数も加味した加重平均で求めた場合はどうなるでしょうか?

[加重平均で計算した場合]

2つのキーワードを1グループとした場合の各キーワードの表示回数が占める割合を出します。

2位のKW① 100÷5100=1.96%
9位のKW② 5000÷5100=98.04%

さらにそれぞれの割合に掲載順位をかけます。

2位×1.96%=0.0392
9位×98.04%=8.8236

2つのキーワードで100%(グループ全体)となるので、合計した8.86が、このグループの平均掲載順位です。

いかがでしょう?

こちらの方が感覚的にもしっくりくるのではないでしょうか。

「加重平均」という言葉を聞きなれない方には難しく感じてしまうかもしれませんが、実際に計算してみたら「そんなに難しくない」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ぜひ理解しておきましょう。

3.平均掲載順位の考え方

この平均掲載順位、ただ高ければ良いというものではありません。

確かに掲載順位が上位の方がクリック率は高くなります。

しかし、1位で表示された場合と、2位で表示された場合のコンバージョン数にほとんど差がない場合は必ずしも1位に表示させる必要はないと言えるのではないでしょうか。

入札価格だけで考えた場合、1位に表示させるためのクリック単価と2位に表示させるためのクリック単価では、高く入札した方が上位に表示されます。

1位に表示させる方が2位に表示させる費用より多くかかるということです。

さらに広告をクリックした方がコンバージョンする確率が1位と2位で、ほとんど差がなければ、クリック単価の安い2位に表示させた方が広告費を抑えることができます。

当然ですが、広告の目的は広告を上位に表示させることではなく、目標を達成することです。

平均掲載順位だけにとらわれず、目標達成のためにはどのようにするのがベストかを、クリック率・クリック単価・CV・CPA・CVRなど、これらを加味して決めるようにしましょう。

4.掲載順位を上げる2つの方法

さて、これで「平均掲載順位」の計算方法はおわかり頂けたのではないでしょうか?

「じゃあ、そもそもどうやって掲載順位をあげれば良いのか?」そう思われた方もいるはず。

ここでは「掲載順位」あげる方法をご紹介します。

1 入札額を上げる

この記事の最初にもお伝えした通り、掲載順位は広告ランクによって決まります。

計算式:広告ランク = 入札価格 × 品質スコア

したがって、「入札価格」「品質スコア」のどちらかをあげれば広告ランクがあがり、つまり掲載順位をあげることができます。

2 品質スコアを上げる

掲載順位を上げるもう一つの方法は、「品質スコア」をあげることです。

品質スコアは登録したキーワードごとに1~10段階で評価されます。

この品質スコアは以下のような要素で、GoogleやYahoo!のシステム側で総合的に判断して決められます。

・広告のクリック率(最重要)
・キーワードと広告文との関連性
・キーワードとリンク先URLの関連性
・リンク先URLの読み込み速度 など

上記のような内容で総合的に決められるため、品質スコアをあげたい場合は、いずれかを見直してみましょう。

5.アカウント全体の平均掲載順位の注意点

管理画面を見ているとアカウント全体での平均掲載順位をチェックすることもあるかと思います。

ただ、アカウント全体等まとまった単位で平均掲載順位を見る場合は、注意が必要です。

「アカウント全体の平均掲載順位があがる=成果が出る可能性が高くなっている」とは限らないからです。

実際にアカウント内のキーワードごとの掲載順位を細かく見ていくと、全く成果の出ていないキーワードの平均掲載順位があがっているだけということがあります。

先ほどもお話しした通り平均掲載順位は「加重平均」で、求めた順位です。

1 成果(CV)の出ているキーワードの表示回数が少なく
2 成果(CV)が出ていない(出にくい)キーワードの表示回数が多い

こういった場合のアカウント全体の平均掲載順位は、表示回数の多い「成果の出ていないキーワード」の順位に引っ張られてしまいます。

つまり、成果が出ていないキーワードの順位が、上位になった場合、成果が出ているキーワードの順位が下がっていたとしても、アカウント全体で見た場合に順位があがったかのように見えてしまうことがあるのです。

したがって、成果の出ているキーワードの平均掲載順位がどうなっているのか常にチェックすることが重要です。

6.まとめ

平均掲載順位について、ご理解いただけましたでしょうか?

・複数キーワードの平均掲載順位は表示回数の割合を加味した「加重平均」である
・必ずしも掲載順位を上位にすることがベストではない
・アカウント全体ではなく、成果の出ているキーワードの平均掲載順位のチェックが大事!

これら3つを押さえて、アカウントの最適化を目指しましょう!

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