広告運用代行業務の中でも大切な作業といえば「レポーティング」です。
これは運用代行業務ではなく自社運用でも同じですが、日々の業務実績や、実際の数値、今後の施策等をしっかりと伝えなければいけません。
そこで今回は、手動作成時のレポートの雛形例と、数あるレポート作成ツールサービスをいくつかご紹介するとともに、各ツールでどんなレポートが作成出来るのかをご紹介したいと思います!
目次
1.手動作成時のレポートの雛形
手動作成時のレポートの雛形として、下記の3つをご紹介します。
- 日別レポート
- キーワードレポート
- 検索クエリレポート
日別レポート
広告配信期間中の日別のデータが一目で分かるように作成します。
グラフ等をいれると、より相手に伝わりやすくなるかと思います。
キーワードレポート
広告配信期間中、どのキーワードでコンバージョンが発生したのか、費用はどのくらいかかったのかなど、分かりやすく作成します。
こちらのレポートでは、キーワードごとの成果が分かるので、成果の良いキーワード逆に悪いキーワードなどを把握することが出来ます。
検索クエリレポート
配信期間中に実際に検索された検索語句ごとの結果を分かりやすくまとめます。
こちらのレポートでは、ユーザーが実際にどのワードで検索していて、どのワードだと成果が良いのかが分かる為、新キーワードの提案や、不要な検索語句等が把握出来ます。
2.レポート作成ツールと各ツールごとに作成出来るレポート
今回ご紹介するレポート作成ツールは下記の3つになります。
- LiSPO(リスポ)
- Lisket(リスケット)
- ATOM(アトム)
LiSPO(リスポ)
リスポはリスティング広告専門の代理店が開発した、レポート作成に特化したツールです。
特徴としては下記の4つがあります。
- レポート作成はCSVファイルを読み込むだけの簡単作業!
- カラーピッカーでレポートカラーが自由自在!
- 自動メール送信機能でレポートの作成完了をお知らせ!
- Yahoo!とGoogleの合算レポートが出力出来る!
下記は実際のレポート画面になります。
媒体別まとめ
Yahoo!とGoogleのデータを合わせた数値を出すことが出来るので、このシート1枚で全体の傾向を把握することが出来ます。
デバイス別レポート
PC・スマートフォン・タブレットなど、デバイス別のデータを確認することが出来ます。
デバイス別の各数値ランキングをアイコンで表示してくれます。
メンテナンス履歴レポート
いつどんな施策を行ったのか、結果どうなったのかがグラフ上で把握出来ます。
こちらのシートの作成はリスポ画面からの入力が必要になりますが、レポート作成後レポート上での編集は可能です。
キャンペーン別レポート
各キャンペーンごとのデーターを表示し、比較することが出来ます。
キャンペーン数は最大1,000件まで表示することが出来、自由に並び替えることが可能です。
月次推移レポート
毎月のデータの流れを把握することができ、前年対比も表示可能です。
レポート出力後にコメントを書き入れることが出来ます。
日次推移レポート
毎日のデータの流れを把握することが出来ます。
レポート出力後にコメントを書き入れることが出来ます。
曜日推移レポート
曜日ごとのデータを出力します。
成約数など各データーごとに円グラフで表示されます。
都道府県別レポート
地図上に成約数やクリック数などのデータを表示します。
各データ項目にランキング形式で上位3位まで表示されます。
キーワードレポート
キーワードごとの成果をYahoo!、Google別に出力します。
最大1,000件まで表示出来、データは自由に並び替えが可能です。
広告文レポート
広告文ごとの成果をYahoo!、Google、YDN別で出力します。
タイトルや説明文などが同じ広告文のデータを合算して表示させることも可能です。
イメージ広告レポート
Googleのイメージ広告やYDNのバナー広告をキャプチャ付きで表示します。
Googleのバナーはリスポで自動配置されますが、YDNは別途リスポ画面からバナー登録が必要になります。
URLレポート
配信先URLごとのデータを出力します。
最も成約数が多かったページのURLのキャプチャを自動で配置し、表示してくれます。
Lisket(リスケット)
リスケットは業界初のリスティング広告運用総合ツールになります。
レポート作成だけでなく、入稿用のCSVを作成出来たり、キーワードのシミュレーションが出来たりと、広告運用に役立つツールがたくさん詰まったサービスになります。
また、直感的にレポート画面を理解することが出来るので、利用している人も非常に多いです。
リスケットには下記のような特徴があります。
- リスティング広告運用に必要となる様々な作業を効率化させるツールが勢揃い
- 1つ1つのツールを独立して契約出来る
- FacebookやInstagramにも対応
下記は実際のレポート画面になります。
アカウント日別
アカウント月別
前月比が表示されるので、楽に比較することが出来ます。
アカウント曜日別
キャンペーン別
広告グループ別
キーワード別
検索クエリ別
広告別
プレースメント別
プレースメントとは、ディスプレイネットワークの広告を配信出来る“場所”の事です。
配信している場所別に成果が簡単に分かるようになっています。
地域別
アカウント時間帯別
配信している時間帯別に効果が分かるようになっています。
また、グラフによってどの時間帯にどのような成果が出ているのかを簡単に把握することが出来ます。
デバイス別
ATOM(アトム)
レポートのテンプレートが豊富なのがアトム。その組み合わせは100種類以上あります。
130社が導入しており、継続率は約9割だそうです!
アトムの特徴としては下記のようなものがあります。
- Google・Yahoo!だけではなく、Facebook・Instagram・Twitter等にも対応
- 提携レポートをカスタマイズして自社オリジナルのレポートが作成出来る
- 自動入札機能や電話計測機能など、広告運用に役立つツールもあり!
一部にはなりますが、下記がレポート画面になります。
サマリーレポート
メディア別レポート
デバイス別レポート
月別推移レポート
日別レポート
キャンペーン・広告グループ・広告レポート
キーワードレポート
検索クエリレポート
バナーレポート
バナーごとにレポートが作成出来る為、どのバナーが成果が良かったのかなどを確認することが出来、A/Bテストなどの施策を立てやすくなります。
エリアレポート
時間別レポート
性別・年齢別レポート
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したもの以外にも、レポートには様々な種類があります。
手動で自分なりの分かりやすい雛形を考えて、アレンジを盛り込んで作成してもいいですし、ツールを使って手軽に様々な分析パターンのレポートを作成するのも良いと思います。
商材やサービスに合ったレポートを作成し、よりよいレポーティングが出来るようにしていきましょう!