2つの事を実施しただけでリスティング広告での費用対効果を改善した方法

リスティング広告ではキーワード・広告文・予算があれば広告をGoogle・Yahooの検索結果の上部に出せるなどの即効性や、投資した費用に対しての数値がアカウント上に表示される為、費用対効果を判断出来るなど、非常にスピーディーでかつ効率的に物事の判断が出来る媒体となっております。

しかし、実際に運用している方の中で、固定概念が有り積極的な運用が出来なかったり、判断が早すぎたり、コンバージョンが出ないのはリスティング広告の配信設定のせいにして、早い段階で見切りをつけてやめてしまう方もいると思います。

今回は、運用を続ける事でリスティング広告からの獲得を伸ばし・CPAを最適化した例をご紹介しようと思います。

目次

1.スマートフォンに広告を配信する

今回の例で取り上げる商品の概要は下記の通りとなります。

と、なかなかハードルの高い内容となっております。

今回のリスティング広告の配信では、『電話での受付をしない』や、クライアント様の固定概念では『スマートフォンでは購入しない』という考えがあり、リスティング広告の配信当初はスマートフォンへの配信をしない、という形で配信する形となりました。

結果が下記の通りとなります。

目標でのCPA5,000円以内を大きく超える、10,000円以上と言う結果で2ヵ月間が終了しました。

この結果では、この段階でリスティング広告の配信をやめてしまう方もいると思うのですが、今回の事例では、ここからクライアント様の概念の中ではコンバージョンが出ないであろう『スマートフォンへの広告配信』を実行しました。

もちろんこちらとしても適当に、スマートフォンに広告を出しましょうと言ったわけでなく、20代〜30代女性の3人に2人はスマートフォンで買い物をした事がある、というデータが出ている為、スマートフォンへの広告配信を実施すれば勝算があると思い、提案させて頂きました。

その結果が下記の通りとなります。

固定概念を捨てスマートフォンへ広告を配信する事で、目標としていたCPA5,000円台まで獲得コストを下げる事に成功し、クライアント様が目標としていた所までたどり着く事が出来ました。

2.スマートフォン向けサイトの改善

前述している通り、クライアント様が掲げていた目標はクリア致しました。しかし、まだまだCPAを下げる事が可能なのではないかと思い、今度はサイトの改善を提案させて頂きました。

サイトの改善ではあまり難しい事はせず、簡単な修正を一部実施して頂きました。

スマートフォンではPCとは違いフォームへの入力が非常に面倒くさいです。こちらで離脱してしまう事が非常に多く獲得に結びついていないケースがあります。

こちらのクライアント様の例では、フォームを出来る限り簡略化し、項目も見やすく、操作がしやすい様に変更を実施致しました。

その結果が下記の通りとなります。

結果としてフォームを改善しただけで、CPAが2,000円を切り目標としていたCPAの半分以下で獲得する事に成功致しました。

最後に全体の結果を下記に掲載致します。

【月別】

【デバイス別】

まとめ

書き出しで書いた様にリスティング広告は費用にスピーディーに結果が出る為、無駄を早く見つける事が出来ます。

しかし、実は無駄ではなく効果が出ていく過程にあるアカウントも存在します。

リスティング広告を運用するにあたっては、数値に惑わされず・固定概念を捨て・伸びている所を伸ばす。その事が出来れば成果はついてくると思います。

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