私たちがリマーケティングの成果を3倍にするために行った3つの事

ノウハウ,リスティング広告

リスティング広告で広告費ばかりかかって売上が上がらなくなっていませんか?

どうすれば効率よく運用出来るか悩んでいませんか?

実は簡単に解決出来る方法があるのです。

もしそうだとしたら、検索広告だけではなくリマーケティングを組み合わせて実践すれば、獲得単価を低くしながら多くのお客様を集めることが出来ます。

そして、理想としている効果を出すことが出来るでしょう。

そこで今回は、リマーケティングで必要な設定方法と実際に広告出稿をしてコンバージョンが約3倍になった事例を詳しくご紹介します。

ぜひ、じっくりと読んで参考にしてください。

リスティング バナー

追跡必要なサイトだけにタグを設定しよう

リマーケティングは購入見込の高いユーザーを追跡して広告を表示することが出来るので、通常のリスティング広告よりも高い反応率を得ることが出来ます。

その為、Google AdWordsの広告出稿者のほとんどがリマーケティングを利用しています。

リマーケティングとは?
過去にサイトを訪問したことがあるユーザーに、Google AdWordsと提携しているサイトを閲覧している時に広告を表示する機能です。

何故なら、アクセスした人に追跡出来るので効率よく効果が出る方法であり、実際に安く獲得出来ることが多いです。

しかし、関連性が低いサイトに広告を表示させると、もちろん結果は出ません。

関連性の低いサイトとは、自社で運用しているブログやリマーケティングで追跡するサイトの商品と違うサイトのことです。

逆に、関連性のあるサイトとは、リマーケティングで追跡する商品と同じサイト(ページ)のことです。

よって、ユーザーがアクセスしたサイトと同じ商品が追跡されれば購入率は高まります

リマーケティングタグはサイト全体に設定して、どこからでも追跡することが出来ますが、追跡したいサイト以外には設置しない方が良いでしょう。

リマーケティングタグとは?
過去にサイトを訪問したことがあるユーザーを追跡する為の機能を動かす為に、サイトに貼り付けるコードのことです。

リマーケティングタグを商品が掲載されていないサイトに設置して追跡したとしても、逆にリマーケティングの獲得コストが膨れ上がってしまいます。

それは、広告の表示場所がGoogle AdWordsと提携しているブログやポータルサイトなどの広告枠表示され、商品が掲載されていないサイトのユーザーに配信をしてもクリックが増えるだけだからです。

出来るだけアクセスを集めて安く獲得したいという気持ちは分かるのですが、有効活用する為に設置箇所は、せめて商品が掲載されているサイトにしましょう

もし、他のサイトや商品と関係のない場所に設置していたら、設置箇所を再度検討しましょう。設置箇所を見直すだけで、さらにリマーケティングの効果は良くなります。

設置箇所と、リマーケティングで追跡するサイトの関連性があるかどうかで判断をしてください。

サイトに訪れたユーザーに対して「この広告で追跡されたら商品購入するだろうか?」という視点を持って検討するのが良いでしょう。

1つの商品だけを販売しているサイトで効果3倍

リマーケティングは複数の商品を販売しているサイトにタグを設置するよりも、1つの商品だけを販売しているサイトにタグを設置して、1つの商品だけを販売しているサイトで追跡することをおすすめします。

1つの商品だけを販売しているサイトで効果3倍

これはリスティング広告を運用する上で実際に経験したことです。

複数の商品を販売しているサイトをサイトA、1つの商品だけを販売しているサイトをサイトBとします。

複数の商品を販売しているサイトAにはサイトBの商品が含まれており、商品内容を他の商品よりも目立たせていました。

同じテキスト広告・バナーを利用してリマーケティングの配信を行いながら、サイトA・サイトBはリスティング広告を利用してアクセスを集めました。

そして、商品を購入した人には広告を追跡しないようにしました。

その結果、2ヶ月間運用した所、1つの商品だけを販売しているサイトBのほうが圧倒的に多く獲得することが出来たのです。

成約数値

コンバージョン数が約3倍獲得単価が約3分の1コンバージョン率が約3倍近くになっていることが分かります。

つまり、1つの商品だけを販売しているサイトにリマーケティングした方が、複数の商品サイトよりも良いと言うことです。

もし、複数の商品サイトを扱っているのであれば、力を入れて販売したい商品専用のサイト(ページ)を作成しましょう。

成約率が高いサイトが出来れば安く獲得出来るので、現在運用しているリマーケティングの結果を更に良くすることが可能です。

リマーケティングもアカウント構築と同様に細かく設定することにより効果が変わります。

まずはチャレンジして効果を体験してください。

コンバージョンした人には広告を表示させないようにしよう

リマーケティングの優れている所としては、コンバージョンした人に広告を追跡しないようにすることが出来ることです。

コンバージョンした人がすぐに同じ商品を購入する可能性は低いので、簡単な設定をするだけで購入した人には広告を表示させないようにすることが出来ます。

①Google AdWordsにログインして左下の「共有ライブラリ」をクリックします。

共有ライブラリ

「ターゲットユーザー」「表示」をクリックします。

ターゲットユーザー

「リマーケティングを設定」をクリックします。

リマーケティング設定

④タグを全体に設置してください。そして「共有ライブラリ」をクリックします。

タグ設置

「ターゲットユーザー」「表示」をクリックします。

ターゲットユーザー

「新しいユーザー層」→「リマーケティングリスト」を選択します。

リマーケティングリスト

コンバージョンしたユーザーを定義します。

ユーザー定義

「新しいユーザー層」→「カスタムの組み合わせ」を選択します。

新しいユーザー層

「組み合わせの名前」「説明」を入力します。該当するユーザーの条件は下記の様にします。これで、サイトを閲覧した人でコンバージョンしなかった人にだけ追跡する組み合わせが完了です。

組み合わせ名前

⑩次は、リマーケティングのキャンペーンに移動して、広告グループを設定します。これで設定が完了です。あとはテキスト広告・バナー広告を設定してください。
※さらに細かくする設定も出来ますが、これだけでも十分効果を期待出来ます

広告グループ設定

まとめ

リマーケティングは設置するだけでも効果が良い方法です。そして、たった少しだけ手を加えることにより効果は倍増します。

これからリマーケティングを行うのであれば、出来るだけ細かい設定方法をすることにより、早い段階で良い効果を体験することが出来るでしょう。

検索広告で獲得単価が高いと感じているのであれば、今すぐに取り掛かってください。

検索広告出来たユーザーにも追跡出来るので、広告費を無駄にしないでリマーケティングを実施することが出来ます。