Facebook広告の詳細ターゲット設定~行動編~(2016.11.08)

Facebook広告のターゲティングの1つに、「行動」というものがあります。

「行動」では、ユーザーが最近行動した事や、今度参加する予定のもの、現在行っている事を基にして、ターゲティングを行う事が出来ます。

また、行動だけでなく、使用している機器やOSによっても細かくセグメントすることが出来るので、商材によっては有効な時があります。

そこで今回は、「行動」で選択出来るセグメントとその使い方についてまとめてみました。

基本的に、選択式で選べるもののみを記載しているため、検索窓を使う事でその他のセグメントを選択する事も出来ますが、その数や種類の一覧を見る事は出来ませんので、今回は選択出来るもののみをまとめています。

目次

Anniversary

「利用者」の層にも入っていますが、「行動」の中にもAnniversaryというセグメントは、入っています。

利用者については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

Facebook広告の詳細ターゲット設定~利用者層編~(2016.11.03)

Anniversary in 61-90 Days

「Anniversary in 61-90 Days」では、記念日まで61日~90日あるユーザーが対象になります。

割と大きめ(高め)のプレゼントの資料請求等のプレゼントであれば、マッチする可能性があります。

シーズンとイベント

シーズンやイベントを使ったターゲティングする事が出来ます。

日本で言う、天皇杯や甲子園、有馬記念、夏盆等がこれにあたりますが、アメリカを始め、海外のイベントが多い為、日本向けのイベントはなく、ほとんど利用する機会はありません

ある程度の時間が経つと、シーズンやイベントが追加されたり、削除されたりする為、ここの項目は定期的に変更されます(例えば、○○2016が削除され、○○2017が追加される感じです)。

サマーゲーム2016

サマーゲーム2016とは、「オーバーウォッチ」というゲームのイベントの事で、日本だけで見ても160万人が潜在リーチとして存在し、意外と多くのユーザーが対象となります。
※少し多すぎるので、別の要素も含まれている可能性があります

フォールアメリカンフットボール(米国)

フォールアメリカンフットボール(米国)は、アメリカンフットボールが好きなユーザーが主な対象となります。

1つ以上のチームのファンか、3つ以上のチームのファンかを選択出来るようになっているので、ニッチではありますがアメフト関連の商材であれば、マッチする可能性があります。

選択出来るファールアメリカンフットボール一覧

ラマダン2016

「ラマダン2016」は、ラマダンを2016年に行ったユーザーをメインターゲットとしています。

こちらもは、日本全体でも1,000人もリーチがいない為、ほぼ使う事はありません。

デジタルアクティビティ

Facebook上での行動や属性に合わせてターゲティング出来ます。

Facebook上で具体的な行動をとっている為、上手くマッチすると高い効果が見込めます。

FBペイメント(全て)

FBペイメント(全て)は、金額の大小に限らずFacebook上で決済をしたユーザーをターゲットに出来ます。

ただ、日本では1万人もリーチがいない為、ほぼ使う事はありません。

FBペイメント(平均以上)

FBペイメント(平均以上)は、Facebookで平均以上の決済をしたユーザーが対象になります。

こちらもリーチがない為、使う事はほぼありません。

FBペイメント(最近)

FBペイメント(最近)は、最近Facebook上で決済をしたユーザーが対象になります。

こちらもリーチがいない為、使う事はありません。

写真をアップロードしている人

写真をアップロードしている人では、Facebookに写真を投稿しているユーザーが対象になります。

Facebookに投稿しているユーザーの多くは、写真もアップロードしているので、Facebookに投稿を行っているユーザーを対象としたい場合にマッチする可能性があります。

Facebookページの管理者

Facebookページの管理者では、名前の通りFacebookページの管理者となっているユーザーが対象になります。

Facebookページの管理者となっている人は、何かしらサービスや商品を販売している人か、広報をしている人の可能性が高い為、おすすめのセグメントの1つになります。

私達も「Facebookページの管理者」はビジネス系の商材であれば、よく使うセグメントの1つになります。

イベントの作成者

イベントの作成者では、Facebookページを使ってイベントを作成したユーザーが対象となります。

Facebookページの管理者と近いセグメントですが、イベントまで作成するユーザーはほとんどいない為、とてもリーチが少なくなってしまいます。

ただ、イベントを作成するユーザーは実質的にそのFacebookページの運用を行っている可能性が高いので、そうしたユーザーに限定して広告を配信したい場合に便利です。

中小企業のオーナー

中小企業のオーナーでは、中小企業を持っているユーザーがターゲットとなります。

「Facebookページの管理者」や「イベントの作成者」と同じような目的で使用するセグメントになります。

「中小企業のオーナー」は、決裁権を持っているユーザーがほとんどだと考えられるので、そうしたユーザーに広告を配信したい場合に用います。

キャンバスゲーミング

キャンバスゲーミングでは、facebook上でプレイ出来るゲームをするユーザーをターゲットにすることができます。

ゲーム系のコンテンツでは、マッチする可能性があります。

選択出来るキャンバスゲーミング一覧

コンソールゲームの愛好者

コンソールゲームの愛好者では、家庭用ゲーム機の愛好家をターゲットに出来ます。

キャンバスゲーミング同様、ゲーム系のコンテンツでマッチする可能性があります。

アーリーアダプター

アーリーアダプターとは、「サービスなどを早い段階で受容する人」であり、そうしたユーザーを対象に広告を配信することが出来ます。

イノベータ―やフロントランナーと呼ばれる、革新的なサービスを受け入れた人を見て、そのサービスを受け入れるかどうか決めるユーザーになります。

最近だと、VR系の商品アップルウォッチのようなものだと、この辺のユーザーが対象になるかと思います。

レイトアダプター

レイトアダプターとは、「大衆的になりだした段階で行動する人」の事であり、そういったユーザーに広告を配信することが出来ます。

少し前では、スマホがそれに該当したかと思いますが、最近だとあまり良い例はありません。

メインのメールドメイン

メールのドメインでは、メールのドメイン別にターゲットを絞ることが可能です。

ほとんど使用しないセグメントになります。

設定出来るドメイン一覧

使用OS

使用OSでは、ユーザーが使用しているOSごとにターゲティングが行えます。

ほとんど使用しないセグメントになります。

使用出来るOS一覧

使用インターネットブラウザ

使用インターネットブラウザでは、ユーザー使用しているインターネットブラウザ各にターゲティングが行えます。

ほとんど使用しないセグメントになります。

使用出来るブラウザ一覧

モバイル機器ユーザー

使用している電子機器に合わせてターゲティング出来ます。

ほとんど使用しないセグメントですが、モバイル機器の細かなセグメントが出来るので、場合によっては有効になる可能性があります。

すべてのモバイル機器

すべてのモバイル機器では、モバイル機器を利用している全てのユーザーが対象となります。

モバイル機器に限定した配信がセグメント以外で行える為、ほとんど利用しません。

オペレーティングシステム別のすべてのモバイル機器

オペレーティングシステム別のすべてのモバイル機器では、モバイル機器をOS別でセグメント出来ます

すべてのモバイル機器同様、ほとんど利用する事はありません。

選択出来るOS一覧

スマートフォンの所有者

スマートフォンの所有者では、スマートフォンを持っているユーザーが対象となります。

タブレットユーザーを除きたい場合に有効なセグメントとなります。

スマートフォン・タブレット

スマートフォン・アブレットは、スマートフォンかタブレットを持っているユーザーが対象となります。

タブレットユーザーも含めて配信を行えますが、あまり使わないセグメントになります。

タブレットの所有者

タブレットの所有者では、タブレットを持っているユーザーのみに広告を配信することが出来ます。

タブレットユーザーを除外したい時に使えるセグメントになりますが、ほとんど使う事はありません。

ネットワーク接続

ネットワーク接続では、接続しているネットワーク別にユーザーを絞ることが出来ます

ほとんど使わないセグメントになります。

設定可能なネットワーク一覧

フィーチャーフォン

フィーチャーフォンでは、フィーチャーフォンを持っているユーザーを対象と出来ます。

あまり使わないセグメントになります。

ブランド別のすべてのモバイル機器

ブランド別のすべてのモバイル機器では、モバイル機器ごとにユーザーを絞ることが出来ます

モバイル機器の買取等で使えると考えられますが、ほとんど使わないセグメントになります。

使用可能なモバイル機器一覧

新しいスマートフォン・タブレットの所有者

新しいスマートフォン・タブレットの所有者では、新しいスマートフォンやタブレットを所有しているユーザーを対象に出来ます。

ほとんど使わないセグメントであり、「新しい」がどこまでかという明確な線引きもありません

旅行

旅行へ行った人に対して期間などを細かくターゲティング出来ます。

旅行関連のサービスはもちろん、宿泊系のサービスでもマッチする可能性のあるセグメントになります。

1週間前に旅行から戻った

「1週間前に旅行から戻った」では、1週間前に旅行から戻ったユーザーが対象となります。

あまり使わないセグメントになりますが、旅行関連の商品であれば、ブランディングとして使える可能性が考えられます。

2週間前に旅行から戻った

「2週間前に旅行から戻った」では、2週間前に旅行から戻ったユーザーが対象となります。

日本語と少しずれますが、「1週間前に旅行から戻った」ユーザーも含まれるので、注意が必要となります。

旅行アプリを使用(2週間)

旅行アプリを使用(2週間)では、旅行アプリを2週間の間に使用したユーザーをターゲットに出来ます。

あまり使わないセグメントですが、旅行関連の商品であればマッチする可能性があります。

旅行アプリを使用(1ヶ月)

旅行アプリを使用(1ヶ月)では、旅行アプリを1カ月の間に使用したユーザーが対象となります。

こちらもあまり使いませんが、旅行アプリを使用(2週間)も含まれるので、省きたい場合は除外設定を行う必要があります。

よく旅行する人

「よく旅行する人」では、頻繁に旅行に出かけるユーザーが対象となります。

実際に旅行をしているユーザーですので、旅行や宿泊関連の商材でマッチする可能性があります。

「興味・関心」といったよく使うセグメントでも「旅行」はありますが、

こうしたユーザーも含まれてしまう為、純粋に旅行に行くユーザーをメインターゲットに出来ます。

頻繁に海外旅行をする人

「頻繁に海外旅行をする人」では、海外によく出かけるユーザーが対象となります。

先程の「よく旅行をする人」からさらに絞ったターゲティングが出来るので、海外旅行関連の商材にマッチすると考えられます。

現在旅行中

「現在旅行中」では、旅行中のユーザーが対象となります。

旅行中のユーザーが対象となるので、よっぽどニッチな商材以外ほとんど利用する事はありません。

出張

「出張」では、出張に出かけるユーザーが対象となります。

詳細な理由は分かりませんが、リーチが1,000人もいない為、使わないセグメントになります。

通勤者

「通勤者」では、通勤しているユーザーが対象となります。

ビジネス系の商材疲労回復系の商材がマッチする可能性があります。

海外駐在者

海外に住んでいるユーザーに向けてターゲティング出来ます。

海外に住んでいる日本人向けのサービスなんかでは、最初に候補に挙がるセグメントの1つになります。

選べる駐在国一覧

消費者の分類

インドをベースとしている為、日本ではリーチが少なく、ほとんど使用する事はありません。

こうしたセグメントもある程度の認識で大丈夫です。

選べる行動一覧

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「行動」は使いどころが難しいセグメントではありますが、これを効果的に使うことで費用対効果をさらに追及した広告が打てるようになります。

セグメントに悩んだ時に、使ってみても面白いかもしれません。

行動一覧

【Anniversary】

【デジタルアクティビティ】

【モバイル機器ユーザー】

【旅行】

【海外駐在者】

【消費者の分類】

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