YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)で効果倍増?コスト削減する方法

Yahoo!ディスプレイアドネットワークは売上が上がりにくいなんて勘違いをしていませんか?

全てのリスティング広告でもそうなのですが、適切に配信したら、どんなものでも一定以上の数字は必ず出ます。

少し厳しい言い方になってしまいますが、もし何をやっても数字が出ないというのであれば、効果的な広告配信の方法やノウハウを理解していないということです。

ランディングページに原因があることも多々あるので、その辺も並行して見直しましょう。

もちろん、日々のチューニングはとても大切であり、それを行わなければ効果がよくなることはありません。

しかし、正しいノウハウを理解しておけば、素早くコンバージョンを増やすことが可能です。

その中でも今回は、特にYahoo!ディスプレイアドネットワークで獲得コストを下げる方法をお伝えします。

Yahoo!ディスプレイアドネットワークとは?

Yahooの広告掲載枠やエキサイト、msn、So-netなどYahoo! JAPANが提携しているサイトに広告を表示させることが出来る機能です。

目次

1.YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)の掲載・配信先

YDNとは、Yahoo!ディスプレイネットワークの略式名称でYahoo!が抱えている・提携している広告枠に掲載される広告のことです。

テキスト形式ディスプレイ形式の2種類があり、掲載するサイトや広告枠サイズなどによっても掲載が出来たり、出来なかったりします。

YDNの中で最も配信が多い、または有名なものはYahoo!ニュースではないでしょうか。
※Yahoo!JAPANそのものがビッグサイトのため、そこだけでも配信数は担保出来る

具体的にどのように掲載されるのかは下記をご参照下さい!

※同様にスマートフォンでも掲載枠が設けられております

もちろん掲載先によって指定されるサイズが異なる為、出来るだけ多めにバナーサイズをご用意頂くことをおすすめします。

では、実際にYahoo!が提携しているサイトを見てみましょう!

実はこれだけ多くのサイトと提携しており、NAVERなどのマンモスサイトにも掲載が可能となる為、ディスプレイネットワークを導入することでユーザーとの接点を色々なところで設けることが可能となります。

2.余分な配信先を徹底的に除外する

では、とにかく配信をすればいいのか、というと決してそういう訳ではありません。

やはり、出来るだけ商品やサービスに興味があるユーザーが見そうなサイトに配信をしてあげることが重要で、無駄な予算消化を防ぐには配信先をある程度精査する必要があります。

リスティング広告の鉄則は、適切なターゲットに広告を配信することです。

もしターゲットを絞らず、誰にでも手当たり次第に配信していると、コンバージョン率はどんどん低くなってしまいますし広告費もあっという間になくなってしまいます。

特に、Yahoo!ディスプレイアドネットワークは、検索広告とは違いニュースやブログに広告が表されます

その為、検索広告のユーザーよりもコンバージョン率は出にくい傾向にあります。

だからこそ、配信先を厳選して決め打ちをすることが必要です。

その為の機能が「除外設定」です。「除外設定」を行うことにより、反応率が出るサイトだけに広告を表示させることが出来るので、無駄なお金をかけずに売上を上げることが出来ます。

それでは、早速「除外設定」をしましょう。

1.Yahoo!プロモーション広告にログインして、「YDN」をクリック後、除外設定を行うアカウントを選ぶ

2.レポートをクリック後、新規レポート作成をクリック

3.広告配信先レポートをクリックして作成

4.ダウンロードして除外サイトを選択

5.ツール、配信対象外サイトをクリック

6.配信対象外サイトの追加をクリックしてチェックを入れ、空欄部分を入力して追加をクリック

これで除外設定は完了です。

ドメイン、ディレクトリともに2階層目まで設定出来ますので、あなた商品と適切ではないサイトは除外していきましょう。

3.キーワードが入っており、かつ反応が良い広告文を見つける

Yahoo!ディスプレイアドネットワークには複数の広告掲載方式があります。

例えば、「インタレストマッチ」は、あるユーザーの閲覧履歴や検索履歴と照らし合わせて、特に興味関心が高そうなユーザーだけに広告を配信するものです。

ここでは、インタレストマッチを例にお伝えします。

たとえば、このような広告文があるとします。

 インタレストマッチの場合、上記の広告文で配信すると、「メンズ、Tシャツ、モテたい人、かっこ良くなりたい人」に広告が配信される可能性があります。

つまり、広告文に入っているキーワード次第で配信先が決まるのです。

この点に関して、Yahooにも確認したのですが、「広告文のタイトル、説明文に入っているキーワードから判断して配信している」ということでしたので間違いはありません。

その為、広告文には、コンバージョンが上がりそうな具体的なキーワードを含んで広告文を作成してください。

もちろん、「その商品を求めていそうな人が好みそうなキーワード(=属性を絞り込んだターゲット)」にどんぴしゃりの広告文を作成することが大切です。

最初は、複数の広告文を作成して反応を見ながらブラッシュアップさせていきましょう。

地道ではありますが、上記のようなサイト精査や広告文の適宜修正を行うことで、無駄なコストを削減したり費用対効果を上げることに繋がるので是非トライしてみてください!

4.広告グループ一つに対して広告文は一つ

売上を上げていく為にはアカウント構築が大切です。

例えば先程ご説明したように、インタレストマッチは広告文によってユーザーの属性を絞り込んで行う広告配信です。

そして、どのような広告文にするかによって、広告が表示されるユーザーに違いが出ます。

つまり、広告文によって広告グループを細かく分ける必要があるのです。それでは具体的な手順をご説明します。

1.Yahoo!ディスプレイアドネットワークにログインして、アカウントを選択

2.キャンペーン作成をクリックしてキャンペーンを作成

3.インタレストマッチを選択して保存

4.キャンペーンが作成されているので、クリックしてキャンペーンを開く

5.広告グループ作成をクリック。広告文も登録

これで広告文までの登録が完了です。

忘れてはならないのが、最初にお伝えさせていただいた広告文を分けるということです。

広告グループには複数の広告を作成することが出来ますが、広告文によって広告表示されるユーザーが変化する為に、広告グループを下記のように設定します。

この設定にすれば、広告文によっての配信ボリュームや効果を簡単に確認することが出来ます。

広告文を複数登録して売上が上がる広告文を見つけてださい。

5.向いている商材

まず、検索広告では入札単価の高い商品やサービスなどが多数存在します。

向いている商材とは少し違うかもしれませんが、検索広告でクリック単価の高い場合、検索広告のみで配信を続けるよりも、YDNを織り交ぜて配信をすることで平均クリック単価を下げることが出来、通常の検索広告のみで配信するよりも多くのクリックを集めることが出来ます。

クリック数が多いという事は、検討機会を多くのユーザーに与えることが出来る為、自社商品の主軸となるキーワードのクリック単価が高い場合は、YDNが有効的に機能することが多いです。

商品としては、ECなどのように検討後に購入・問い合わせに繋がるものが良いでしょう。

あまりにも高い単価のものは購入までの検討期間が長い為、ライト商品や無料体験などのものが謳える商品の方が良いでしょう。

逆に、YDNが向かない商品としては、緊急を要するサービスなどはなかなか獲得に繋げることが出来ません

緊急時は「検索」して出てきた広告やサイトを見て問い合わせをすることが多い為、YDNは補足程度の役割しか果たさないことが多く、YDNには向かない商材となります。

例えば、鍵交換給湯器交換水漏れトイレ修理などが挙げられます。

6.成功事例

これまで当社では300社を超えるYDN運用の代行を行ってきて、実際に獲得に繋がっているケースも多くありますので、どれくらいのクリック単価で、またどの程度のCPAで獲得が出来ているのかをご参考にして頂ければと思います!

【商材:教育商材通販】

クリック単価:31円
平均獲得単価:4,839円(検索では3,000円程度での獲得)

【商材:振袖/きもの】

クリック単価:61円
平均獲得単価:19,422円(検索では15,000円程度での獲得)

上記のように、安い単価でアクセスを集めることが出来ております。

また、検索と比べ若干高いですが、検索で取り溢しているユーザーの獲得も出来ています。

あくまで事例なので、必ず獲得が出来るわけではないのですが、低い予算で試すことが出来る為、検索広告を導入されている企業様は是非試して頂いた方が良いと思います。

7.まとめ

Yahoo!ディスプレイアドネットワークはGoogleのディスプレイネットワークのようにニュースサイトやブログに表示される広告です。

売上を大きく上げるには商品と関係の無いサイトを除外したり、売上が上がる広告文を複数作成する必要になります。

YDNの中にも様々な設定や配信方法があるので、全てを導入する必要はないのですが、サービスに合いそうなものを探して順次導入が出来れば良いのではないかと思います。

細かい作業ですが、検証を行い実践することが大切です。

実践すれば効果が出るので、ぜひ試してください。

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