facebook広告を適切なユーザーに配信し広告の効果を高めよう

Facebookは全世界で月間ユーザー数20億人を突破し、主要SNS(LINE、Twitter、Instagram)でトップのユーザー数となっております。

日本国内ではLINE、Twitterに次いで3番目のユーザー数ですが、月間ユーザー数2,800万人を突破し、1年間で200万人程ユーザー数が伸びています。

今回はfacebook広告で適切なユーザーに広告を配信するための方法をご説明していきます。

1.Facebookを使用するユーザーの傾向

Facebookを利用するユーザーは日本国内で2,800万人を突破しており、人口比率でみると30%を占めております。

正確な数値は公表されていませんが、40代以上のユーザー数が大きな割合を占めており、プライベートの利用だけではなく、ビジネスマン同士のやりとりが活発である事から、近年若年層よりも利用者数が伸びています。

日本国内のSNS利用者数は人口の70%を超えている事を考えると10代、20代のfacebook利用率は低下している傾向にありますので、SNSは若年層というイメージで広告を作成するのではなく、メインの利用者層が変わっている事を理解し広告を作成する事で、広告の効果を高めていきましょう。

2.基本属性の設定

Facebookで利用可能な「地域」「年齢」「性別」の基本属性を設定する方法です。

リスティング広告やその他のSNS広告でも可能な設定ですが、facebookは実名登録が基本であるため、その他の媒体と比較し精度が高い傾向にあります。

地域は「この地域のすべての人」「この地域に住んでいる人」「最近この地域にいた人」「この地域を旅行中の人」から選択する事が出来ます。

年齢は13歳~64歳までは1歳毎に選ぶ事が可能で、65歳以上はひとまとめになっています。性別は「すべて」「男性」「女性」から選択する事が可能です。

例えば「関西の50代男性にだけ広告を配信したい」という場合は、基本属性を正しく設定するだけで、無駄な広告費を大きく省く事が出来ますので正しく設定しましょう。

3.興味関心・行動による属性の設定

Facebook広告ではユーザーの興味関心・行動によってターゲットを設定する事が出来るため、自社の広告に興味を示す可能性が高い適切なユーザーに広告を配信する事が出来ます。

Facebookの投稿への「いいね!」や登録しているグループなどが考慮されています。

「カフェテリア」「喫茶店」に興味関心が高いユーザーに広告を配信したい場合は上記の様な設定が可能です。

また「利用者層」「趣味・関心」「行動」から様々なターゲットの選択が可能です。またつながりの設定では「facebookページ」「アプリ」「イベント」で繋がっている人への配信や除外の設定が出来ます。自社の広告に興味関心が高そうな詳細ターゲットを設定して広告の効果を高めましょう。

4.カスタムオーディエンス、類似リストによる設定

カスタムオーディエンスはfacebookのピクセルを利用し、特定のウェブサイトを訪問したユーザーのリストやfacebook上で特定のアクションを実行したユーザーのリストを作成する事が出来ます。

また自社で保有しているメールアドレスや電話番号などのリストをfacebookに登録しているユーザーと照合しリストを作成する事も可能です。

上記の方法で作成したカスタムオーディエンスのリストから更に、「類似リスト」を作成する事が出来ます。facebookユーザーのプロフィール情報や興味関心・行動から、共通した特徴を持つユーザーリストが作成されます。

「ソース」「地域」「オーディエンスサイズ」を選択するだけで簡単に作成が可能です。

「ソース」はカスタムオーディエンスやfacebookページから選択を行います。

「地域」は指定した国に住んでいる、または滞在しているユーザーを指定出来ます。

「オーディエンスサイズ」は1%~10%までを選択出来ます。パーセンテージが小さい程

リストのサイズも小さいですが、「ソース」のターゲットと特徴が近くなります。

パーセンテージが大きい程リストのサイズが大きくなりますが、「ソース」のターゲットとの特徴や関連性も低くなります。

はじめは1%で作成し、広告の効果をみて広げていく事をおすすめします。

5.まとめ

Facebook広告は日本国内でのユーザー数が2,800万人を突破し、ユーザー数も増え続けています。しかしながら若年層の利用率は低下傾向にあり、40代以上の年代がメインユーザーになりつつあります。

基本属性を正確に設定する事で無駄な広告の配信を防ぎ、ユーザーの興味関心・行動を設定する事でより自社の広告に関心を示しそうなユーザーをターゲティングしましょう。

また自社で保有しているリストなどがあれば、カスタムオーディエンスや類似リストを活用してより精度の高いユーザーに広告を配信して広告の効果を高めましょう。