ブログやメディアサイトを運営している方は、「どうしたら検索エンジンに上位表示されるのか?」を課題に、日々試行錯誤しているのではないでしょうか。
Googleは常に検索エンジンをより良いものにするため、アルゴリズムのアップデートを行ってきました。以前と違って、表面上のテクニックが通用しなくなってきたので、狙ったキーワードで検索順位に上位表示されるハードルは、高いものになっています。
大切なのはそのキーワードで検索してきたユーザーにとって、有益な情報を提供することです。そこで今回は高品質な記事かどうかの指標となり、SEOで上位表示するにも効果的と言われる「共起語」について詳しく解説します。
ブロガーやメディアサイト運営者の方が、今すぐ実践できる共起語の出し方や、簡単に使えるおすすめのツールもご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
共起語とは?SEOを極めるなら必須の知識
共起語とは、あるキーワードが出てきた際、一緒に利用されるキーワードのことです。SEOの場合、ターゲットキーワードに紐づいて、一緒に利用されるキーワードのことですね。
「ダイエット」がターゲットキーワードなら、「サプリ」や「食事」「レシピ」といった単語が共起語となります。
「焼肉」なら、「メニュー」や「予約」といったものですね。
実際に、ターゲットキーワードに紐付く共起語を加えたコンテンツ例を作ってみました。
「ダイエット 方法」がターゲットキーワードの場合
共起語一覧
- 女性
- 運動
- おすすめ
- コスメ
- メイク
- 美容
- 効果
- 体重
共起語を使ったコンテンツ例
女性がダイエットを始めるなら、有酸素トレーニングや無酸素トレーニング以外にも、ダイエット効果が期待できる食事レシピやサプリメントを摂取する方法もかなりおすすめです。 激しい運動をしていても、日頃の食事メニューがダイエットに適切ではない場合、体重を減らすことは難しいからです。 例えば、激しい運動メニューをこなして1,000カロリー消費したとします。しかし、食事メニューが工夫されず、1,000キロカロリー以上を摂取した場合、プラスマイナスゼロ、もしくは体重増加に繋がります。 ダイエット成功に繋げるおすすめのトレーニング方法は、ただ運動をすればいいということではありません。食事メニューも工夫をしないと、体重減少を実感できないことになるので注意しましょう。 ダイエットが成功すれば、美容効果が高まり、日頃のメイクも楽しくなります。「キレイになったね」と言われたら、コスメにもこだわるようになるはず。鏡の前に現れるいつもと違う自分と出会えるように、今日もダイエットを頑張っていきましょう! |
このように狙った検索キーワードに関する情報を伝える時に、自然に文章で使われる言葉が共起語になります。
関連語・サジェストとの違いは?
関連語やサジェストとの違いが分からない場合がありますよね。
これらは明確に分類されるものではないため、関連語とサジェストに表示されるキーワードが共起語となることもあります。
関連語とサジェストは、コンテンツを作る基本中の基本です。共起語との違いを明確に理解するために、関連語とサジェストの違いを、画像を使ってお伝えします。
関連語とは
関連語とは、検索結果画面の最下部に表示されているキーワードを言います。
何かしらのキーワードを検索後、関連するキーワードが表示。記事を作る際に、追加するコンテンツ内容を参考にすることができます。
サジェストとは
サジェストとは、検索窓にキーワードを入力すると、予測で表示されるキーワードのことです。
キーワードの需要が高く、調べている人が多いため、ターゲットキーワードを決めたい時に使えます。
共起語はもちろんのことですが、関連語やサジェストも網羅するようにしてくださいね。
SEOで共起語が重視される理由とは
SEOで共起語が必要と言われる理由は、以下の3つです。
- クローラーにコンテンツの内容を分かりやすく伝えるため
- コンテンツのクオリティーの良し悪しが決まるため
- 読み手が具体的にイメージできる内容にするため
クローラーにコンテンツの内容を分かりやすく伝えるため
共起語を入れたコンテンツを作らないといけない理由は、Googleのクローラー(ロボット)に、記事の内容を分かりやすく伝えるために必要だからです。
SEOで狙ったキーワードだけを中心に記事を書いているだけだと、読んでいるユーザーにとって、理解しにくいものになりますよね。ターゲットキーワードに紐付く共起語がないと、具体的な情報量が少ないので、Googleのクローラーにも、コンテンツの内容が伝わらない状態です。
例えば、丸坊主の男の子を見かけたとします。
私たちは、住職の子供なのか、学校で坊主が流行っているからなのかまでは分かりません。
しかし、もしグローブを持った少年と一緒にいたり、近くにグラウンドがあれば、野球をしているから坊主であることが分かるはず。
1人の坊主の男の子だけでは分からないことも、周りの情報がたくさんあれば、具体的になりますよね。
Googleのクローラーも、ターゲットキーワード単体だけでは、そのキーワードが何を示すものなのかまでは分からないのです。
紐づく共起語を入れてあげることで、Googleのクローラーも記事の内容を正しく理解できるようになります。
コンテンツのクオリティーの良し悪しが決まるため
Googleは、常に良いものを企業理念としています。ユーザーに焦点を絞った価値のあるものであれば、検索結果上位表示に繋がるのです。
なぜなら、ユーザーの意図に合うコンテンツを作れば、共起語が自然に文章の中に盛り込まれるため、ページの充実度が増すからです。
そのため、SEOの評価を高める要因となり、検索結果上位へと表示される可能性が高くなります。
少し前までは、ターゲットキーワードを中心に入れておけばよかったものも、閲覧者にとっては、不適切な内容が多かったのも事実です。
しかし、共起語を入れることで、コンテンツの内容が具体化されるため、検索エンジンだけでなく、記事を閲覧するユーザーにも、情報の網羅性が高い記事になります。
ユーザーの焦点に絞った価値のある記事を作ることで、検索結果上位表示に繋がるのです。
読み手が具体的にイメージできる内容にするため
お問い合わせ数を増やす場合、Googleの検索エンジンだけでなく、読んでいるユーザーに具体的なイメージができるコンテンツになっている必要があります。
ターゲットキーワードが多く含まれているのみの場合、Googleの検索エンジンから高い評価を受けていたとしても、読んでいるユーザーにとっては、具体的に理解ができない場合があるからです。
より多くの共起語が入っているコンテンツであれば、ターゲットキーワードのみを網羅した記事よりも、ユーザーの理解を深めることができるようになります。
特に、Webサイトからお問い合わせ数を増やしたい場合、ユーザーの理解が深まらないと向上しない可能性があるので、共起語を入れたコンテンツを作るようにしていきましょう。
お問い合わせに直結するページであれば、共起語は、かなり重要になります。記事を書く時には、読むユーザーが具体的にイメージができるように意識して、コンテンツを作るようにしてください。
今なら無料!おすすめの共起語ツール3選
サクラサクラボ共起語調査ツール
サクラサクラボの共起語調査ツールは、検索上位に表示させたいキーワードを登録すると、コンテンツに入れるべき単語が一覧表示されます。
また、たくさんある共起語の中でも、特に重要視しないといけないものが分かるツールですよ。
CSVで無料ダウンロードもできる優良ツールです。
共起語検索
かなりシンプルなツールで、ターゲットキーワードを入れると、必要な共起語が瞬時に表示されます。
検索結果も早く、シンプルなので、使い勝手は抜群。無料で使い続けることができるツールなので、特にブログ初心者の方にはおすすめです。
共起語はどれくらい入れたらいいの?
共起語がたくさん含まれているほど、情報の網羅性が高くなるので、SEOの評価も高くなります。
しかし、「どれくらいのキーワードを網羅したらよい」といった明確な基準はありません。より多くの共起語を入れる意識をして、コンテンツ作成に励みましょう。
共起語を入れる際の注意点とは?
共起語をたくさん含めておけば良いと思いがちですが、たくさん入れると情報の一貫性に欠けてしまうことも。
ツールで調べても、記事の内容と全く関係ない共起語が抽出されることもあります。
例えば、「ダイエット 方法」のターゲットキーワードに対して、全く関係のない「脱毛」が出てきたり、ダイエットと相反する「体重増加」が出てくることがあるので、注意しましょう。
共起語全てを記事の中に入れるのではなく、関連性が薄いと分かりきった単語は省くことが大切です。
あくまで、「ユーザーが具体的なイメージを持つための手段の1つ」と念頭に置いて、記事を書くようにしてください。
共起語を知る人はSEOを制す
共起語を加えると、情報の網羅性が高くなり、具体性が増します。
その結果、ユーザーにとって分かりやすいコンテンツとなり評価も向上。検索上位に表示される確率が高くなるのです。
共起語を抽出する時には、無料で使える優良ツールもあるので、要チェックです。
しかし、ツールで抽出された共起語の中には、記事の内容と全く関係ないものもあるので、注意しましょう。
コンテンツ内に共起語を入れてコンテンツを見直すだけでも、アクセス数が大きく変わるケースがあります。Webサイト経由によるお問い合わせ数を増やしたい方は、今日から実践してみてくださいね。
ぜひ、本記事を参考に、良質なコンテンツを作って、認知度やお問い合わせ数の向上を目指していきましょう!