indeed広告の2種類のアナリティクスとその使い方をご紹介!
自社商材を宣伝するにあたりWEB広告を出稿するのであれば、その結果を分析することは必須であり、それはindeed広告も例外ではないと思います。
ただ、indeed広告の分析をどのように行えばよいのか、分からない方も少なくありません。
そこで今回は、indeed広告を分析するために必要な「アナリティクス」についてご紹介します。
これからindeedを始める方も、もう既にindeed広告を出稿している方も、アナリティクスを活用し、様々な指標を基に、成果改善を目指しましょう。
目次
1.indeed広告のアナリティクス
indeed広告にはアナリティクス機能が下記の2種類付属しています。
- 求人アナリティクス
- indeedアナリティクス
それぞれ機能や使い方が異なっていますので、1つずつご紹介します。
2.求人アナリティクスとは
求人アナリティクスでは、取り急ぎ検索トレンドや配信の動向を一目で確認することが出来ます。
今回は求人アナリティクスについて下記をご紹介します。
- 求人アナリティクスから見える項目について
- 結果の絞り込みについて
- ダウンロードについて
求人アナリティクスから見える項目について
求人アナリティクスから見える項目としては下記のようなものがあります。
- 求人件数
- クリック数
- 職種名ランキング(上位10位)
- 検索ワード・ランキング(上位10位)
- 勤務地ランキング(上位10位)
上記のデータは1か月ごとで見ることが出来ます。
結果の絞り込みについて
求人アナリティクスは『国』と『年月』を絞り込むことが可能です。
世界的に配信を行っているアカウントについては配信を行っている国のタブを選択することが可能です(デフォルトはすべての国)。
『求人アナリティクス』は月ごとでしか見ることが出来ませんので、『月』の選択タブはよく使うことになります(クリックのあった最後の月=多くの場合、当月)。
月ごとに大きくトレンドが変化するアカウントもありますので、当月だけ見ずに前月、前々月、昨年などと比較しながらチェックするのが効果的です。
ダウンロードについて
『PDFをダウンロード』というタブから情報をダウンロードすることが可能です。
タブをクリックすると、下記の画面に切り替わり、表示された画面を印刷することで、簡易的ではありますが、こちらをレポートとすることも可能です。
ただ、あくまでも簡易的なレポートですので、詳細な分析は『indeedアナリティクス』から行っていく必要があります。
3.indeedアナリティクスとは
indeedアナリティクスは、求人アナリティクスとは違い、多くの情報が記載されています。
indeedアナリティクスの機能としては下記の2種類があります。
- ダッシュボード
- パフォーマンスレポート
ここで『ダッシュボードで視覚的に情報を確認するのか』、それとも『パフォーマンスレポートで数値的に情報を確認するのか』を選ぶことが出来ます。
今回は、その中でも簡単に情報が分かる「ダッシュボード」についてご紹介します。
ダッシュボードについて
こちらがダッシュボードの全体像です。
一番上にあるグラフで時間経過ごとの数値推移を確認することが出来、更に右上の期間タブから、見たい期間に変更することも可能です。
グラフの使用方法
下記画像が一ヶ月間の推移です。
そして、下記画像が期間を伸ばした場合の推移です。
より長期的な変動を確認することが出来るため、特に月によって変動の激しい求人業界だからこそ、年間計画での時期要因などを確認出来るのは良いところではないでしょうか。
また、上記のグラフは『合計』数値の推移となっており、「クリック数」「応募数」「費用」を見ることが出来ます。
もちろんグラフの項目を変更することも可能で、「コンバージョン率」や「コストパフォーマンス」タブをクリックすると、反映される数値が変更されます。
例えば、「コンバージョン率」のタブでは、下記画像のように「クリック率」と「応募率」が反映されます。
また、「コストパフォーマンス」のタブでは、「平均CPC」「平均CPA」が反映されます。
それぞれ運用を行うにあたって重要な数値になりますので、そのいずれもグラフで可視化出来ることで、異常値がないか、今後どのような動きが想定されるのかをイメージすることが出来ます。
求人パフォーマンス、キャンペーンパフォーマンスの使用方法
次に中段にある『求人パフォーマンス』『キャンペーンパフォーマンス』ランキングです。
こちらのランキングを活用することで、どの求人情報・キャンペーンを強化するべきなのか、ボトルネックになっている求人情報・キャンペーンはどれなのかチェックすることが出来ます。
何が良くて何が悪いのかチェック出来るのはダイレクトに成果に直結させられるので、強い味方になります。
しかし、期間設定によっては注意が必要です。
こちらも期間を変更して見ることが出来ますが、短期的・長期的、いずれの成果も確認せずに、今後どうするべきかを判断しないようにしましょう。
棒グラフと円グラフの使用方法
次に下段にある棒グラフと円グラフについてです。
こちらでは『オーガニック』と『スポンサー』つまり、通常の掲載と広告とを比較することや、『モバイル』と『PC』を比較することなどが出来ます。
今、主力となっている配信先はモバイルとPCどちらなのか、あるいは、広告費用を今後も投下すべきなのか、こういった点を図る指標になります。
パフォーマンスレポートについて
ダッシュボードだけではまだ情報が足りないという場合は、indeedアナリティクスのパフォーマンスレポートを確認する必要があります。
パフォーマンスレポートには下記の4種類があります。
- 求人パフォーマンス
- キャンペーンパフォーマンス
- ターゲット広告 – ITAアプライ
- 履歴書検索パフォーマンス
調べたい用途に合わせて、数値確認、ダウンロードを行っていきましょう。
今回はレポートの使いこなし方については割愛させて頂きますが、数値確認・ダウンロードは非常に簡単です。
これまで説明してきたグラフやランキングだけでは網羅出来ない詳細な情報が欲しい場合は、どんどん活用していきましょう。
4.求人アナリティクスとindeedアナリティクスの比較
求人アナリティクスとindeedアナリティクスを簡単に比較した場合、下記のようなことが分かります。
求人アナリティクスは求人件数、クリック数など、必要最小限の内容があるように思えますが、こちらはあくまで月単位の数値です。
また日毎のクリック数等は確認出来ませんし、職種名・検索ワード・勤務地についても表示はされていますが、上位10位のみですので、しっかりと分析するには現状の『求人アナリティクス』では物足りないかもしれません。
しかし、求人アナリティクスの最大の強みは情報量が少ないことで、言い換えれば情報量が少ない分、非常に見やすくなっていて、素早く必要な項目をチェックすることが出来ます。
ただし、求人アナリティクスだけでは網羅出来ていないのも事実ですので、indeedアナリティクスで得た概要を元に、indeedアナリティクスで深堀をしていきましょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
「indeedってどう分析したらいいのか分からない」という方も、今日からアカウント内の情報を知り、運用に活かしていくことが出来るのではないでしょうか。
indeedを活用することは、優秀な人材の獲得に直結します。
今回ご説明した『求人アナリティクス』と『indeedアナリティクス』を活用しながらPDCAサイクルを回し、indeed掲載をもっと効率的に行っていきましょう。