求人に特化した検索エンジンとしてindeedが登場してからしばらく経ちますが、最近ではCMや電車内の広告等で目にする人も多く、その認知度も高まってきています。
そこに着目し、indeedに求人を掲載しようと考える企業も増えてきており、実際にindeed広告を運用する企業や代理店も少なくありません。
そこで今回は、これから自社でindeed広告を運用したい、または代理店に依頼したいという方に向けて、indeed広告の「無料枠」と「有料枠」についてご紹介します。
indeed広告の掲載方式としてはこの2つを覚えておけばOKですので、ぜひこの記事を役立ててください。
目次
1.無料枠と有料枠とは?
Indeed広告には「無料枠」と「有料枠」というものがあり、それは下記のようになります。
通常の検索エンジンで言うリスティング広告の部分がindeedで言う有料枠になり、自然検索部分が無料枠になります。
有料枠の方には“スポンサー”の文字が書いてあるので、そこで判断することが出来ます。
共通する部分としては掲載の仕組みにあり、キーワードを指定するのではなく、求人ページに書かれた内容によってindeedがどのキーワードで表示するかを決めるような仕組みになっています。
2.無料枠の特徴
無料枠の特徴としては下記のようなものがあります。
掲載や応募数に関係なく費用は発生しない
マイナビやリクルート、タウンワークなどの求人サイトに掲載する場合、無料枠というものはなく、基本的に料金が発生します。
しかし、indeedには無料枠があり、アカウントを開設すれば無料で掲載出来ますし、そのための手順も非常に簡単です。
冒頭でもご紹介した通り、indeedに求人を掲載しようと考える企業は増えているのですが、特にこの無料枠に掲載する企業は増えてきています。
有料枠の下部に表示される
上記のイラストでもご紹介した通り、有料枠の下に掲載される形になります。
これに関しては無料で掲載出来る分、仕方ないことですね。
アルゴリズムに応じて情報が埋もれていく可能性がある
無料枠に掲載する企業は非常に多いので、情報が埋もれてしまう可能性は十分にあります。
indeedでは情報の新しさや掲載ページの情報量などの様々な要素で判断し、順位をつけていくため、その結果埋もれてしまい、クリック数や応募数が非常に少なくなってしまいます。
indeedを始めたばかりの企業は、「とりあえず無料で出して結果を見てみよう!」という具合で無料枠に掲載し何の成果も得られず、indeedはダメだったと判断するケースも実は少なくありません。
ですので、直近で成果を上げたい場合は有料枠を使うことをおすすめします。
3.有料枠の特徴
有料枠の特徴としては下記のようなものがあります。
無料枠の上に求人を掲載出来る
お金を払って求人を掲載させるので、当然無料枠よりも上部に表示されます。
ページの上部に表示されるのでユーザーの目に止まりやすく、クリック数や応募数の数にも差が出ることになり、実際に無料枠での掲載に比べクリック率が1~2%前後改善することがほとんどです。
課金方式としてはクリック課金制
課金方式としては、クリックされると料金が発生するクリック課金制を取り入れてります。
リスティング広告の場合、昨今の求人市場が激化し、入札単価が高騰しているため、400円~1,000円になってしまうことも少なくありません。
しかし、indeedはそもそも求人特化型検索エンジンですので、クリック単価は100円以下であることが多いです。
管理画面が分かりやすく、予算の管理もしやすい
上記画像のように、表示回数やクリック数、応募数などが一目で分かるので、非常に使い勝手の良い管理画面になっています。
また、予算に関しても「1クリックに対してどこまで費用を出せるか」という意味の上限クリック単価や、「1日にどれくらいの費用で掲載するか」という意味の日予算設定を決められるため、予算の管理をしやすく、計画的な運用を行うことが出来ます。
4.どのように使い分けるべき?
現状、下記に当てはまる場合は有料枠を使いましょう。
- 欠員が出て、急募したい職種
- 大量採用したい
- 全国、エリア別での採用を強化したい時
無料枠は、言い方を変えればいつでも出せる求人という事になります。
つまり露出を増やしたい時に有料枠を使い、それ以外の場合は無料枠で掲載していくのがおすすめです。
もちろん、無料枠と有料枠、両方掲載すれば、両方とも表示される場合もあります。
ですので、普段から無料枠で掲載し、その数値を図り、有料枠と使った時にその差を比べてみたり、他の媒体へ求人を出したときに数値と比較してみるのも良いのではないでしょうか。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
今後、求人市場は激化し、人材の獲得が難しくなってきます。
それはWEBで獲得する際でも同じことが言え、従来の広告媒体でも上手にチューニング・PDCAを繰り返さないと低い獲得単価での実現は難しくなってきます。
indeed広告の存在を知っているだけでも、その難易度を下げることが出来ます。
有料広告を使った原稿の書き方や検索結果への露出のコツなどは、試行錯誤の繰り返しです。
まずは自社でPDCAを回すことが大事ですが、うまくCPAが下がらない、全く露出が出来ていないということであれば、それは採用の機会損失が発生している可能性があります。
弊社はindeed広告の運用代行・原稿作成もしておりますので、気軽にご相談ください。