indeed広告のアルゴリズムとは?気を付けるべき手法10選
Webサイトを持っている会社は今やほとんどですが、「多くの人に見てもらいたい!」「Webから集客したい!」など目的は様々です。
まずはアクセスを集めようと思うと、SEM(Search Engine Marketing)をしっかりとやりきることが大切ですが、そのためにはGoogleやYahoo!などの検索エンジンの仕組み(アルゴリズム)を理解しておかなければ対策は出来ません。
それはindeed上でも同じで、求人に特化した検索エンジンであるindeed上で求人の応募を集める場合もindeedのアルゴリズムに沿った内容で対策する必要があります。
そこで今回は、indeed広告におけるアルゴリズムについてをご紹介し、広告を出稿する上でやってはいけない10の事をご紹介します。
目次
0.SEMとは
SEMとは、検索エンジンマーケティングと言い、検索エンジン内で自社サイトを上位表示させるためマーケット戦略のひとつです。
代表的なものとして、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)やリスティング広告、アフィリエイトなどがあげられます。
例えば、Googleで自社サイトを上位表示したい場合、Googleの検索アルゴリズムを理解しその仕組みに則ったサイト構成を行う必要があります。
このように、SEOの場合はアルゴリズムに沿ったやり方、WEB広告ならば広告ポリシーに沿ったやり方が必要になってきます。
SEOやSEMについては下記記事を参考にしてみてください。
「リスティング広告とSEO対策の違いと集客における考え方」
「「SEM=リスティング」ではない!SEMの概要と使い方をご紹介!」
2.indeedのアルゴリズムはどうなっている?
「見込みの高いユーザーに向けて表示回数を増やしクリック数/問い合わせ・エントリーを増やす」という点ではGoogle,Yahoo!と同じですが、indeedの場合、どのようなアルゴリズムであるかは明確に示されていません。
というのも、indeedは何かしらの方法で、ユーザー一人ひとりに合った求人を表示させており、そういった点も含めて明確にされていません。
ただ、検索エンジンではホワイトハット・ブラックハットなど様々な手法がある中で、indeed広告は基本的にホワイトハットを推奨しており、基本的なポリシーに関してもGoogleと大きくは変わりませんが、indeedの広告掲載ガイドラインに違反した場合はペナルティがあります。
3.気を付けるべき手法10選
indeed広告を出稿する上で気を付けるべき手法として、下記のようなものがあります。
①候補者のプライバシー情報を尊重する
情報収集のためだけにindeed広告を利用したり(カラ求人)、応募者情報を外部に漏えいしてはいけません。
②求職者が応募しやすい・分かりやすい応募プロセス
indeed側に応募した際に、募集用件に書かれている会社名や就業場所に相違があったり、本応募のためには仲介会社への登録が必要などの複雑なプロセスを行わせてはいけません。
③就職フェアの案内
「就職〇〇イベント」「4月就活応援フェア」など、「実際に就業する場所・企業としての応募」ではなく、不特定多数の企業が入っているものは出稿出来ません。
④フランチャイズ(販売営業権・代理営業権)または研修会・営業指導セミナーなどの案内
そもそもですが、indeedはあくまで求職者が就職先を探すものであり、委託業務を依頼する場ではありません。
フランチャイズ専用のポータルサイトを利用することをおすすめします。
⑤マルチ商法関係・詐欺まがいの求人
商材の実態が不明であったり、「紹介すれば〇〇円」のような営業あっせん事業などは合法か違法か文面だけでは判断がつきにくく、またトラブルに発展しやすいことから避けた方は良いです。
③④⑤について、掲載基準に満たしていない場合、Indeed側から調査の対象と見られ、正当な事業であることの必要書類の提出を求められることがあり、その時に「本物の求人広告であること」が証明出来なければ、検索結果から削除されることがあるので気を付けましょう。
⑥不快感を与える内容のコンテンツ掲載
社会常識的に不適切または人を不快にさせる募集内容・広告文と認められかねない表現は避けましょう。
⑦クリックを誘発させることが目的の職種名・業務内容
もちろん求人内容を見てもらうために魅力的な広告文を作成することは非常に重要ですが、「年収1,000万円稼げて地元で働ける営業職」など、必要以上に誇大した職種名はやめ、最低限の内容を特記事項に記載しましょう。
⑧掲載権限の無い企業による募集
弊社のようなindeedと代理店契約を結んでいない会社以外は、基本的に掲載は出来ません。
基本的に、indeed内で掲載される求人広告は「企業を代表して採用活動を行う正当な権限を持った担当者」、つまり人事権者(あるいは委任を受けた社内での担当者)が行わなければなりません。
⑨表示回数を増やすための意図的な操作
Google,Yahoo!などの検索エンジンと同様、indeed はアルゴリズムを活用して、検索条件・ユーザーの行動履歴に合った最新の求人情報を抽出(クロール)しています。
例えば、ツールを使ったり人力で短期間に再投稿を繰り返したり、実際の勤務地以外の複数の勤務地を設定して求人広告を掲載・表示される回数を増やしたりなどといった行為は厳しい扱いを受けます。
※この場合、求人広告の表示条件が厳しくなり、表示回数を低減するペナルティを受けることがあるので、絶対にしないようにしましょう
⑩1ページに1職種以上の募集をかける
実はindeedの大きな特徴の一つとして、基本的に1ページあたり1職種のみの掲載を推奨しています。
これは、アルゴリズムに従ってロボットが求人内容を見て、検索キーワードや応募しやすいユーザーに対して広告を表示するか決定することに理由があります。
indeed側で「職種名」として規定されている項目が1ページあたり1枠しか存在せず、例えば「営業職 マーケター 経理」のような登録をすると、Indeed側で結局何の職種なのか分からず、正常に検索結果に反映されないことがあります。
indeedに求人内容を登録する際は、必ず「1職種1ページ」を守り、ユーザーに表示してもらえる環境作りをしておきましょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
indeed広告は、Google,Yahoo!リスティング広告などと同様に決められたアルゴリズムや掲載基準があります。
求人特化型という特性上、「やってはいけないこと」が多くあるように見えますが、しっかり求人内容を文章に反映させる、分かりやすい内容にする、といった対策をとれば、低い単価で応募数を獲得出来ることがあります。
広告文の入れ替え・記載内容の確認などPDCAをしっかりと回しながら、目標応募数・目標獲得単価を達成していきましょう。