LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」の基礎的な3つの特徴をご紹介

LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」をご存知でしょうか。

2016年6月から提供開始した広告ですが、どんな特徴があるのかよく知らない、フォーマットとかよく分からない…という方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、特にLINE広告に関して初心者の方に向けて、LINE広告の特徴掲載フォーマットの種類出稿の際の注意点をご紹介します。

ここでしっかりと基礎知識を取り入れて、ぜひLINE広告を始めてみましょう。

目次

0.プロモーション方法

まずLINEをプロモーションとして活用する際に、3つの手法から選ぶことが出来ます。

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは、企業がLINEに自分の会社の公式アカウントを開設出来るサービスです。

友だち登録してくれたユーザーへメッセージを投稿したり、タイムラインに情報を送ることが出来、LINEの公式アカウント一覧や公式ブログへ表示されるので、ユーザーからの認知度アップにも繋がります。

ただ費用がかかるため、とりあえず始めたいという方にはおすすめしません。

主な機能は以下の通りです。赤字はLINE公式アカウントのみの機能です。

LINE@

LINE@は、一度店舗へ来てもらったユーザーへ友だち登録してもらい、その後のプロモーションを行っていくサービスです。

LINE@は小売店舗・実店舗向けのサービスになります。

主な機能は以下の通りです。赤字はLINE@のみの機能です。

LINE Ads Platform

LINE Ads Platformは、LINEのタイムラインやLINE NEWSへ広告配信が出来るプラットフォーム(環境)です。

2016年6月から導入され、LINE公式アカウントよりもかかる費用が少なく、ユーザーの属性や関心等に合わせて広告配信が出来ます。

今回は、この「LINE Ads Platform」について詳しくご紹介します。

1.LINE Ads Platformの3つの特徴

そもそもLINE広告とは、LINEのタイムライン上やLINE NEWSのトップページ、アカウントメディアの記事一覧ページ、関連サイトに広告を配信出来るサービスの事で、LINE Ads Platformと言う運用型広告になります。

LINE Ads Platformにより、タイムラインとLINE NEWS内の広告が一箇所で配信されるようになりました。

LINE Ads Platformには大きく3つの特徴があります。

リーチが幅広い

LINEは幅広い年齢層に利用されており、その中でもやや女性の方が多くなっています

様々なSNSがある中でLINEのみを使っている方も多く、TwitterやFacebookと比較して新規顧客の獲得率がとても高いです。

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

また、LINEのタイムラインはまだ情報収集段階のユーザーが多いため、全くサービスを知らない、いわゆる「潜在層」へのアピールも出来ます。

「みなし属性」によるターゲティング

LINE Ads Platformでは、ユーザーの性別年齢地域興味関心によってターゲティングを行います。

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

このターゲティングは「みなし属性」によるものなので、友だちになっているユーザーのトーク履歴や、LINE上でのスタンプの購入履歴、公式アカウントの友だち登録といった行動を元に属性を判断し、細かく絞ります。

さらに、一度サイトを訪れたユーザーへ広告配信をするリターゲティング機能も使えるので、自社の広告に反応を起こしそうなユーザーへ広告を配信することが可能になります。

みなし属性とは

LINE Ads Platformの属性データは少し変わっており、Facebookのように実名やプロフィールを登録せずとも使用出来るので、正確な属性データというものはありません

そのため、LINE上での行動をデータとして蓄積し、ユーザーの性別や年齢、地域、興味関心を推測で決めています。

これをLINE Ads Platformでは「みなし属性」という表現で使っています。

今現在選択出来る属性は下記の通りです。

幅広い広告に掲載出来る

LINE Ads Platformの配信面は、基本的にインフィード広告なので広告をしっかりと視認させることが可能で、誤クリックが少なく直帰率が低く、滞在時間も長いという特徴がありますので、きっちりアプローチ出来ます。

タイムライン以外にも、LINE NEWSにも広告を掲載出来るため、幅広い年齢層へたくさんのリーチ数を稼ぐことが可能です。

2.広告掲載フォーマット

LINE Ads Platformは以下の3つのフォーマットで広告の出稿が出来ます。

VIDEO AD化粧品や健康食品との相性が抜群で、WEB ADよりも獲得効率が高いので、獲得系メニューとして利用することが多いです。

引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9月 ver.1.1

それぞれのフォーマットに関する詳しいことは以下の記事をご覧ください。
運用型LINE広告LINE Ads Platformの掲載面タイムラインを徹底解説!

また、3つそれぞれに入稿規定があるので、以下を参考にしてください。

WEB AD、APP AD

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

VIDEO AD

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

画像のテキストエリア制限

画像は拡大・縮小されて表示される掲載面もあるため、テキストを含む画像は全体領域の20%以内に収める必要があります。

3.LINE Ads Platformの配信面ごとのフォーマット

LINE Ads Platformはタイムライン、LINE NEWSの配信面によって広告のフォーマットが異なります。

タイムライン

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

フォーマット

WEB ADのリンク先を「LINE@の友だち追加画面」にすると、LINE Ads Platformを使って友だち数を増やせるので、最低出稿金額をクリアすればLINE内に新規友だち獲得のための広告を配信することが出来ます。

LINE NEWS

引用:http://official-blog.line.me/ja/archives/29657073.html

フォーマット

LINE NEWSのフォーマットにはVIDEO ADがありません。

ダイジェストメディアや、リッチメッセージに広告が配信されます。

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

4.出稿の注意点

LINE Ads Platformのアカウント自体は無料で簡単に作成可能ですが、出稿の際には注意すべきことがあります。

ここでは特に注意すべきことについてご紹介しますので、出稿に必要な審査についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
LINE広告(LINE Ads Platform)の出稿に必要な審査のすべて

予算

LINE Ads Platformには最低入札金額が設定されており、静止画はCPC(クリック)課金動画はCPM(インプレッション)課金になります。

それぞれ、クリック単価は24円インプレッション単価は400円なので、入札する際にはこの金額以上にする必要があります。

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

LINE Ads Platformはキャンペーン単位で管理が可能で、日予算と月予算をそれぞれ設定出来ます。

しかし、どちらも設定した金額の98%を消化した時点で満額消化されたとみなされるため、厳密に予算を消化したい場合は希望の消化金額を98%で割った金額を設定する必要があります。

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

NG商材

LINE Ads Platformにはそもそも広告掲載不可の業種・商材があります。

以下の画像を見て、広告作成の前に確認をしてください。

引用:【LINE Ads Platform】媒体資料2018年4-6月

5.まとめ

今回は、LINE広告の特徴について基礎的なことをご紹介しました。

個人の属性・嗜好に合わせた広告の配信が出来るのはとても面白いですよね。

まだLINE広告を始めていなかった方々も、まずは少額からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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