※本記事は8/3に公開致しましたが、使用してはならないデータを使用していたため、内容を一部修正しております。
LINEの運用型広告(LINE Ads Platform)は、2016年6月にスタートしましたが、サービス開始当初は、最低出稿額が100万円という条件があり、参入するには高いハードルとなっていました。
ところが、2017年4月3日以降の申込みから、最低予算設定額が撤廃され、LINE広告への出稿ハードルが一気に低くなりました。
ただ、そこで気になるのが、LINE広告にかかる費用ですよね。
最低予算設定額が廃止されても、実際の広告費が高いと配信テストもなかなか出来ないという方は少なくありません。
そこで今回は、LINE広告にかかる費用をご紹介していきます。
基本的な課金方法であるクリック課金・インプレッション課金の最低入札金額はもちろん、実際に支払う費用の仕組みや予算消化の仕組みをご紹介していきます。
目次
1.LINE広告とは
LINE広告とは、LINEのタイムライン上やLINE NEWSのトップページ、アカウントメディアの記事一覧ページ、関連サイトに広告を配信出来るサービスの事であり、LINE Ads Platformという運用型広告になります。
LINE Ads Platform(LAP)には、次の2つの掲載面があります。
- LINE上
- Hike Network
LINE Ads Platform(LAP)はLINE上に広告を掲載出来、Hike NetworkはLINE外のメディアに広告を掲載します。
LINE
参照元:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
Hike Network(配信先メディア例)
参照元:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
LINEでは、LINE@というサービスも提供しています。
LINE@は、顧客と友達のような形で繋がる事が出来るサービスで、ざっくりなイメージですが、メルマガのLINE版だと思っておいて問題ありません。
費用の部分もメルマガと似ており、繋がっている友達の数に応じて毎月お金を払っていきます。
2.LINE広告の最低入札単価
LINE広告では、最低予算設定額は撤廃されましたが、LINE Ads PlatformとHike Networkには、それぞれ最低入札単価が設定されています。
最低入札単価はあくまで最低ですので、実際に入札する際は理想のクリック単価やインプレッション単価で入札を行い、広告の成果を確認しながら金額を上下させていく事になります。
LINE Ads Platformの最低入札単価
LINE Ads Platform(LAP)には、クリック課金とインプレッション課金があり、静止画の場合はクリック課金、動画の場合はインプレッション課金になります。
それぞれ最低入札価格が決まっており、クリック単価は24円、インプレッション単価は400円になっているので、入札する場合はそれ以上のお金にする必要があります。
Hike Networkの最低入札単価
Hike Networkはクリック課金制になっていますが、ターゲティングで使用するカテゴリやデモグラによって、最低入札単価が異なります。
詳細は下記表で確認して頂きたいのですが、「16円」「20円」「32円」「40円」のどれかが最低入札単価になります。
3.実際に支払う費用
LINE Ads Platform(LAP)では、セカンドプライスオークション(1番高いオークション金額の人が、2番目に高いオークション金額プラス1円を支払う)制度が利用されています。
ですので、実際に支払う金額と入札単価には違いが出て来ます。
4.予算は設定したものの98%しか使えない
LINE Ads Platform(LAP)では、キャンペーン単位で予算を管理することが出来、日予算と月予算をそれぞれ設定する事が出来ます。
しかし、日予算も月予算も設定した金額の98%を消化した時点で満額消化されたとみなされてしまう為、注意が必要です。
ですので、設定した予算を超える事がない為安心出来ますが、厳密に予算を消化したい場合は希望の消化金額を98%で割った金額を設定する必要があります。
5.まとめ
思ったよりLINE広告にかかる費用は安かったのではないでしょうか。
当初は100万円という高い障壁があった為、LINE広告そのものにかかる費用も高いと思われがちですが、実はそこまで高くはありません。
一度試してみてはいかがでしょうか。