コンバージョン類似のリマーケティングで獲得件数を1.6倍にした方法

リスティング広告は日々のチューニングを行うことで最適化することが出来ます。改善すればする程獲得単価が下げることが可能です。

しかし、チューニングだけ行っていただけでは少しずつ良くなっていくことが多く、時間が多くかかることが多いです。素速い改善をするのであれば、新しい取り組みが必要になります。

もし運用しているアカウントで、既にコンバージョンが多く出ているのであれば、売上を拡大出来る可能性があります。

実際に弊社運用のアカウントで、10,000円の商品で4月に50件獲得したものを5月に80件獲得まで拡大した集客テクニックをご紹介します。

目次

1.リマーケティングタグを取得して設定・配信しよう

1.Google AdWordsにログイン後、左下にある「共有ライブラリ」をクリックします。


2.「ユーザーリスト」「表示」をクリックします。


3.「リマーケティングリスト」をクリックしてコンバージョンしたユーザーを定義します。

ここでは、検索広告で設定したコンバージョンタグを利用しましょう。画像では「購入」とさせていただきます。

「購入」タグを選択したら「保存」します。


4.「リマーケティングリスト」をクリックして、リマーケティングリストからコンバージョンした人を除いて配信する組み合わせリストを設定します。


5.リマーケティングタグを取得してタグ設定します。


リマーケティングタグは、全てのウェブページの</body> タグの直前に追加します。これで、スタンダードなリマーケティングの配信設定は完了です。

コンバージョンしたユーザーを除いて配信する設定ですが、これだけでも十分な効果が期待出来ます。

更に獲得するには、Google AdWordsの条件をクリアしている事が前提です。それでは早速、確認してみましょう。

2.コンバージョン類似ユーザーのリストを確認しよう

1.左下の「共有ライブラリ」をクリックします。


2.「ユーザーリスト」「表示」をクリックします。

3.ユーザーリストに「Similar to コンバージョン」が表示されています。これがコンバージョンしたユーザーの類似ユーザーになります。

どのアカウントでもすぐに確認出来るものではありません。

コンバージョン獲得など、Google AdWordsが定めている基準をクリアするとコンバージョン類似ユーザーが表示されます。

表示されていればコンバージョンした類似ユーザーに配信することが出来るので、獲得を増やすことが可能です。

3.コンバージョン類似ユーザーに配信をしよう

それでは、コンバージョン類似ユーザーに対して配信を行いましょう。

コンバージョンしている類似ユーザーに配信するということは、コンバージョンしていない類似ユーザーに比べて成約率が非常に高いです。

リマーケティングとほとんど変わらない獲得単価にすることも出来ますし、場合によってはクリック単価を安くすることも可能です。

1.まずはキャンペーンを作成します。

「ディスプレイネットワークのみ」を選択してください。その後、広告グループ等をご自身の配信内容に合わせて設定を行って下さい。

2.広告グループのターゲティング方法で「コンバージョンの類似」を選択してください。この設定を行うことで「コンバージョンの類似」に対して配信することが出来ます。

あとは広告を登録して完了です。

キャンペーン名、広告グループは分かりやすく設定しましょう。コンバージョン類似ユーザーからどのくらいの成果があるかすぐに確認出来るように、最低限キャンペーンは分けておきましょう。

下記は、キャンペーンごとにコンバージョン類似ユーザーのテキスト広告、イメージ広告を分けた場合です。

ご自身で管理しやすいように設定を行って下さい。1ヶ月間のデータですが、数字を見ていただくと分かるようにクリック単価が6円~10円です。

商品価格が10,000円程度ですが、1件の獲得コスト2,300円~3,500円とリマーケティングと変わらない安さで獲得出来ています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コンバージョン類似が表示されているのに設定をしていなかったら、売上を自ら手放していたようなものです。

表示されていたら早速設定を行って下さいね。

類似ユーザーですので簡単に売上が上がりますよ。

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