YDNの配信先ってどこになるの?GDNとの違いをご紹介!
普段、目にしているWEB広告ですが、これらは意図的にユーザーに出されています。
というのも、実は、普段目にする広告は決してランダムに出ているわけではなく、あなたという人やあなたが見ているサイトなどをターゲティングし広告が掲載されています。
これらの広告は俗にディスプレイ広告と呼ばれるもので、現在、国内で最も使われているディスプレイ広告出稿サービスとして、GDN、YDNがあります。
簡単に言えば、GDNはGoogleで出稿出来るディスプレイ広告、YDNはYahoo!に出稿出来るディスプレイ広告になります。
そこで今回は、Yahoo!に出稿することが出来るYDNに焦点を当て、その概要や配信先、GDNとの違いについても詳しくご紹介していきます。
0.YDNの概要
YDNはYahooが提供しているコンテンツ向け広告のことです。
「商材やサービスに興味・関心を持っている人」や「過去にサイトを訪れた人」などのターゲットを決め、その条件に一致するユーザーに対して最適な広告を配信することが出来ます。
Yahoo!広告公式
https://ads-promo.yahoo.co.jp/service/displayads/
YDNで出来るターゲティングとしては、年齢・性別・地域や曜日・時間帯などの属性や一度サイトに訪れたユーザーなどにも配信することが出来ます。
検索広告との違いとしては、検索広告は、自発的に情報を求め、検索しているユーザー、つまり顕在層に近いユーザーが多い傾向があります。
一方、ディスプレイ広告は、自社サイトを知らないユーザーや、一度自社サイトに訪れが、離脱していったユーザーなどに広告を配信出来、検索広告に比べ、比較的潜在層に近いユーザーに広告を配信することが出来ます。
YDNについての詳細はこちらの記事にてご紹介していますので、参考にしてみてください。
「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)の仕組みと【事例付】5つの配信設定」
1.YDNの配信先
YDNの配信先としては、All AboutやNAVER、COOKPADなど多岐にわたる配信面があります。
下記に掲載されている主なパートナー企業を載せておきますので、参考にしてみてください。
※PC、スマートフォンでも若干に配信先が異なります
Yahoo!公式引用
https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/publisher/
サイトによってPV数等に違いはありますが、聞いたことのあるサイトもあるのではないでしょうか?
もちろんこれ以外にもYahoo!ニュースや、Yahoo!メールなど、Yahoo!の自社サービス内の広告にも多く配信されます。
2.YDNとGDNの違い
YDNとGDNの違いとしては下記のようなものがあります。
- 配信面
- ターゲティング方法
- インフィード広告
- 管理画面
配信面
YDNはAll About、NAVERやCOOKPADに加え、Yahoo!JAPAN運営のサービスのため、Yahoo!ニュースやYahoo!メールなどのYahoo!関連サービスの掲載枠がとても豊富です。
GDNに関しては、Youtube、BIGLOBEや、なじみのあるところで言えばGmailなどGoogleの関連サイトなどが主な掲載先となっております。
また、GDNの関してはGoogle AdSenseなどを掲載している個人のブログなどにも広告が配信されるため、YDNよりも幅広いジャンルで広告配信をすることが出来ます。
ターゲティング方法
YDNに出来て、GDNに出来ないことターゲティング方法に、「サーチターゲティング」という配信手法があります。
この配信手法では、過去にユーザーが調べたキーワードを指定し、そのキーワードを検索したことがあるユーザーに対して、広告配信をする手法です。
検索広告では、キーワード単価が高いキーワードや検索広告で成果が良かったキーワードなどを登録することによって効果的に配信することが出来ます。
サーチターゲティングの詳細についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
「サーチターゲティングの概要とメリットを事例をもとに紹介!」
インフィード広告
YDNだけにあるタイムライン型のページ上に掲載される広告となります。
掲載される個所としては、スマートフォン版のYahoo!JAPANのトップページとなっています。
下記に乗せている画像のように、ニュースやコラムなどが並んでいる中、それらのコンテンツの中に広告を出すことが出来るのがインフィード広告になります。
特徴としては、記事と記事の間に溶け込むように広告が掲載されているため、広告が表示された際にユーザーが認知されやすいというのが一番の特徴となっています。
また、Yahoo!ニュースはYDNの配信先の中でもPV数が多いため、インフィード広告はかなりのインプレッション数を狙うことが出来ます。
管理画面
広告を実際に運用するとなると、YDNとGDNに大きな違いがあることが分かります。
それは管理画面の違いです。
YDNはYSS、つまり検索広告と管理画面が分かれていますが、GDNに関しては、検索広告と分かれておらず、同一管理画面上で設定・調整などをしていくことになります。
まとめ
いかがでしょうか。
YDNとGDNの違いや配信先、配信面が変わるということは、それぞれのディスプレイ広告に合わせた広告配信をしていく必要があるということです。
そのため、考えることも多く大変だとは思いますが、反面、YDN、GDNそれぞれに適した広告配信をすることによって、より効果的な広告配信が出来ると思われます。
YDNにはまだまだ、配信手法、ターゲティング方法、掲載フォーマットなどここでは紹介しきれなかった機能がたくさんあります。
最初のうちは難しいかもしれませんが、それらの機能を理解したうえで、YDNを活用していくと、あなたにとって効果的な広告となっていくと思いますので、いろいろ試してみてください。