ディスプレイネットワークには様々なターゲティング手法があり、それらを適切に使いこなすことで、非常に大きな成果を期待することが出来ます。
しかし、どのようなターゲティングが正解なのかと、迷うことはありますよね。
そこで今回は、そんなディスプレイネットワークのターゲティングの一つ、ディスプレイネットワークのキーワードについて説明します。
ディスプレイネットワークのキーワードを活用する事で、あなたの商材に合ったコンテンツや人に対して広告を配信することが可能になりますので、是非参考にしてみて下さい。
目次
1.ディスプレイネットワークのキーワードとは?
ディスプレイネットワークのキーワードとは、Googleディスプレイネットワークの1つのターゲティング手法で、指定したキーワードに対して興味関心を持つ可能性が高いユーザー、関連性が高いウェブページやアプリ、動画に自動で広告を配信する事が出来ます。
![ディスプレイネットワークのキーワードとは](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/3cea457bb727a17cc26598af3784d3c7.png)
検索広告ではクリック単価が高く予算的に厳しい場合や、広告の配信量を伸ばしたいが検索ボリュームが少なく、検索広告のみでは配信量が伸び悩んでいる場合などにとても有効な手法となります。
また、毎日インターネット上には大量のコンテンツが追加されている中で、手動で配信先を設定していくのは非現実的です。
しかし、ディスプレイネットワークのキーワードを利用すれば、キーワードに関連するコンテンツは自動的に配信してくれるので非常に便利なターゲティング手法でもあります。
2.ディスプレイネットワークのキーワードの設定方法
ディスプレイネットワークのキーワードの設定方法としては、下記のような手順で行います。
- ディスプレイキャンペーンタブ内のキーワードを選択し「青色のプラスボタン」をクリック
- 「広告グループを選択」をクリックし、設定したいキャンペーンと広告グループを選択
- 「キーワードの設定」でオーディエンスターゲティングを選択し、保存を行えば設定完了
①ディスプレイキャンペーンタブ内のキーワードを選択し「青色のプラスボタン」をクリック
![「青色のプラスボタン」](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/6ffe86031d30ccee218ae46bcec00499.png)
②「広告グループを選択」をクリックし、設定したいキャンペーンと広告グループを選択
![設定したいキャンペーンと広告グループを選択](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/ac86c7bc4674d52071aa894d1f8ea9c1.png)
下記の赤枠内のスペースに、設定したいキーワードを入力します。
そして、黄枠内にウェブサイトのURLやキーワードを入力すると、関連するキーワードが表示されるので、それを選択する事が出来ます。
![関連するキーワードが表示](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/5a7577d5893e383b537b35f16d90a6dc.png)
③「キーワードの設定」でオーディエンスターゲティングを選択し保存を行えば設定完了
![オーディエンスターゲティングを選択](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/6ae333994f0a2092076af98768bc747d.png)
上記の手順で設定が完了します。
実際に作成する場合は、商材やサービスごとに広告グループを作成しておくことをおすすめします。
そうすることで、広告グループごとにキーワードの設定が出来る為、関連性の高いキーワードを設定しやすくなります。
3.コンテンツターゲティングとの違い
「キーワードの設定」でコンテンツターゲティングのみを選択した場合、指定したキーワードに関連するウェブページやアプリ、動画でのみ広告が表示されます。
オーディエンスターゲティングを選択した場合は、指定したキーワードに対して興味関心を持つ可能性が高いユーザーにも広告が配信される為、コンテンツターゲティングとの決定的な違いとしては、人(ユーザー)が含まれているか、含まれていないか、となります。
![コンテンツターゲティングとの違い](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/87fcc8fa064bfc4241df1936eace7c53.png)
コンテンツターゲティングを選択した場合は、定期的に配信先を精査する必要があります。
設定したキーワードで望むような配信先に広告が配信されていない様であれば、キーワードを再選定していく必要があるからです。
また、オーディエンスターゲティングを選択した場合でも、明らかにパフォーマンスが悪い配信先を除外することでパフォーマンスを改善させていくことが必要となってきます。
4.コンテンツターゲティングとオーディエンスターゲティングの使い分け
基本的に、ターゲティングの精度はコンテンツターゲティングの方が良いと言われています。
何故なら、オーディエンスターゲティングの場合、ユーザーの興味関心に対しても配信を行う為、キーワードと関係がないコンテンツを閲覧している時にも広告が配信されます。
しかしながら、精度を上げる為にニッチなキーワードばかりを集めてコンテンツターゲティングを選択した場合、コンテンツが限られてしまい十分に配信がされない可能性があります。
ですから、表示回数を重視したい場合は、オーディエンスターゲティングで広く配信を行い、ターゲティングの精度を重視したい場合は、キーワードに関連するコンテンツの量を考え、コンテンツターゲティングを選択する必要があります。
![コンテンツターゲティングとオーディエンスターゲティングの使い分け](https://marketer.jp/wp-content/uploads/2018/01/43a3670b8894fdd12a252cc230e82ca9.png)
5.まとめ
ディスプレイネットワークのターゲティングの1つとして、ディスプレイネットワークのキーワードがあります。
指定したキーワードに対して、興味関心を持つ可能性が高いユーザー、関連性が高いウェブページやアプリ、動画に自動で広告を配信する事が可能です。
関連するコンテンツのみに絞りたい場合は、コンテンツターゲティングを選択する必要があります。
ディスプレイネットワークのキーワードを設定して配信することで、検索広告よりクリック単価を安く自社サイトに流入出来て、広告の配信量を増やすことも可能となりますので、まだ配信を行っていない方はぜひチャレンジしてみてください。