Googleディスプレイネットワーク(GDN)のターゲティング方法には、「掲載枠」を対象にしたタイプと、「ユーザー」を対象にしたタイプの2種類が存在します。
「掲載枠」のターゲティングの中でも、幅広いリーチを獲得出来るのが「トピックターゲット」になります。
今回は、GDNにおけるトピックターゲットの概要と、その効果的な使い方をご紹介していきます。
なおヤフー(YDN)では、「サイトカテゴリー」と呼ばれています。
目次
1. トピックターゲットとは?
トピックターゲットとは、「特定のトピックを指定して、そのトピックに関連したコンテンツを掲載しているWebページに広告を掲載する」ターゲティング手法のことになります。
たとえば「書籍、文学」というトピックを指定したとすると、書籍や文学に関する情報を載せているWebページに広告が表示されるようになります。
各トピックには、よりターゲットを絞ったサブトピックも用意されています。
「書籍、文学」なら、「電子書籍」「作家、ライター向け情報」「二次創作」といった具合です。
2. トピックターゲットのメリット
トピックターゲットでは、商材に関連したトピックやサブトピックを追加していくことで、潜在的な顧客層にも訴求出来るようになります。
また、幅広くリーチを増やすことが出来、広告の配信量を手っ取り早く増やせるので、多くのトラフィック(アクセス)を発生させたいときにも便利です。
さらに、トピックターゲットをしっかり指定すれば、商材と全く関係のないページに広告が表示されてしまうのを防ぐ効果もあります。
3. トピックターゲットを効果的に使うための2つのポイント
トピックターゲットはとても便利で有用なターゲティング方法ですが、なんとなく設定するだけではそのポテンシャルを最大限活用することは出来ません。
そこで、GDNのトピックターゲットをより効果的に使う為の、2つのポイントをご紹介します。
トピックを必要以上に広げすぎない
トピックターゲットでは、トピックを広げすぎず、サブトピック等をうまく活用し、しっかりターゲットを設定するようにしましょう。
トピックターゲットは多くのトラフィックを集めることが出来る為、欲張ってトピックを広げ過ぎてしまう方も少なくありません。
トピックターゲットでは、個別のサイトではなく、そのトピックに関連する全てのサイトが掲載対象となる為、必然的に配信ボリュームが大きくなります。
ですので、トピックを広げすぎてしまうと、配信対象ページのジャンルが幅広くなりすぎてしまい、無駄な配信を増やしてしまう結果になってしまいかねません。
これでは、トピックターゲットのメリットがなくなってしまいます。
トピックを選定する時は、「本当にこのトピックのページに広告を出すことに意味があるのか」をよく吟味し、あまり幅を広げすぎないように気を付けましょう。
他のターゲティング方法と組み合わせる
GDNでは複数のターゲティング方法を同時に組み合わせて使用することが出来る為、このテクニックを使用しない手はありません。
広告効果を最大限に高めたいのであれば、複数のターゲティング方法を組み合わせて運用することは、必須だとも言えます。
例えば、リマーケティングとトピックターゲットを組み合わせれば、自社サイトをかつて訪問したことのあるユーザーが、特定のトピックのページを閲覧した時を狙って、広告を配信することが出来ます。
また、類似ユーザーターゲティングとトピックターゲットを組み合わせれば、既存の顧客や、自社サイト訪問済みのユーザーと似ている新規ユーザーに狙いを定め、そのユーザーが指定したトピックのWebページを訪問した時に広告を表示させることが出来ます。
類似ユーザーターゲティングについては、以下の記事が詳しいので、参考にしてみてください!
「CPAを上げずにCV数伸ばしたい人必見!類似ユーザーリマーケティング」
4. トピックターゲットの設定方法
トピックターゲットの設定方法は、基本的に他のターゲティング方法と変わりません。
ここでは簡単にその手順を見ていきましょう。
手順1. アドワーズのロゴの横にある「キャンペーン」タブを選択し、「ディスプレイ ネットワーク」タブを選択します。
手順2. 赤い「+ターゲティング方法」をクリックし、対象の広告グループを選択します。
手順3. 「ターゲティングを追加」のプルダウンメニューで、「トピック」を選択します。
手順4. プルダウンから、設定するトピックを選択します。
※青枠で囲った部分で、1週間の表示回数を確認出来ます
手順5. 保存をクリックで完成です。
なお、トピック・サブトピックは、複数選択することが可能です。
5. まとめ
潜在的な顧客層を含め、幅広いユーザーに素早くリーチしてアピール出来るトピックターゲット。
「トピックの幅を必要以上に広げすぎない」という基本の原則を守り、さらに他のターゲティング方法とも上手に組み合わせれば、広告効果最大化の強力な武器になってくれるでしょう。
設定はとても簡単なので、まだトピックターゲットを使ったことのない方は、ぜひ試してみてください!