最近はWeb広告の種類が多くなってきて、広告の出稿を考えたときに様々な選択肢がありますよね。
そんな中、近年勢いを見せているのがTwitter広告やInstagram広告といったSNS広告です。
特にFacebook広告はSNS広告の代表的な存在だと言えますが、一口にFacebook広告といっても、出稿できる広告の形式は多種多様。
自社の商材やマーケティングに最適な広告形式はどれなのか、最初のうちはなかなかわからないものです。
そこでこの記事では、Facebook広告で出稿できる広告形式の概要について、一気にご紹介していきたいと思います!
目次
1. Facebook広告で出稿できる広告形式の一覧
分類の仕方によって若干変わってきますが、2018年7月の時点でFacebookが提供している広告形式のタイプは、全部で11種類。
これだけあると、「Facebook広告にはどんな広告形式があるのか」というのを把握するだけでも大変ですよね。
ここではまず、Facebook広告で出稿できる広告形式の全11種類を、一覧でざっと簡単にご紹介します。
- 画像広告:1枚の画像と広告文からなる、最もシンプルな広告形式です。
- 動画広告:画像広告の動画版が動画広告。1本の動画と広告文からなります。
- スライドショー広告:複数の画像が、まるで動画のように再生される広告形式です。
- カルーセル広告:複数の画像を、インタラクティブに表示できます。
- キャンバス広告:モバイルに特化した、フルスクリーンの広告形式です。
- コレクション広告:Facebookのページ上で簡易版Eコマースサイトのような表示を実現できる、比較的新しい広告形式です。
- ページ投稿エンゲージメント広告:Facebookページにポストした投稿を、様々なユーザーに宣伝できます。
- ページへのいいね!広告:ページへのいいね!数を増やしたいときに便利な広告形式です。
- リード獲得広告:新たなリードを獲得したいときに効果的な広告形式。顧客の連絡先情報がより入手しやすくなります。
- クーポン広告:Facebook上で割引のクーポンを配布できる広告形式になります。
- イベントへの参加広告:イベントの認知度を上げるとともに、招待という形式で参加を促せる広告タイプです。
2. 一番基本となる「画像広告」と「動画広告」
それではここからは、Facebook広告の主要な広告形式について、順にチェックしていきましょう。
Facebook広告の数ある広告形式の中でも、最もベーシックだと言えるのが「画像広告」と「動画広告」です。
①画像広告
画像広告はその名の通り1枚の画像をメインにした広告形式で、基本的に画像+広告文という組み合わせでできています。
画像広告は特別な準備をしなくても簡単にスタートさせることができ、試行錯誤もしやすいので、Facebook広告初心者の方はまず画像広告から始めてみると良いでしょう。
②動画広告
動画広告は画像広告の動画バージョンとなる広告形式で、1本の動画と広告文で構成されます。
動画広告で投稿可能な動画の長さは最短1秒から最長240分と幅が広く、活用のアイディア次第では大きな効果を発揮してくれるはずです。
3. 可能性を広げる「カルーセル広告」、「キャンバス広告」、「コレクション広告」
続いて、Facebookにおける広告の可能性を広げてくれる3つの広告形式についてご紹介していきます。
カルーセル広告
1つ目はカルーセル広告で、これは最大10個まで、複数の画像や動画を表示できる広告形式です。
カルーセル広告では、個々の画像・動画が横にスワイプ可能なカードとして表示されるので、ユーザーにインタラクティブな操作体験を提供することができます。
もちろんそれぞれの画像・動画には別々のリンク先を設定可能。
表示スペースも通常の画像広告などと比較すると広いので、ユーザーの関心を惹きやすい広告形式だと言えるでしょう。
キャンバス広告
2つ目はキャンバス広告で、これはスマートフォンなどのモバイル端末に特化した広告形式。
クリックすると画面いっぱいにフルスクリーンで表示され、ユーザーにリッチな視聴体験を提供します。
フルスクリーンというインパクトのある広告ながら素早く読み込めるようになっており、ユーザーにストレスを与えないというのもポイントです。
キャンバス広告は、フルスクリーン再生中にスワイプやクリックなどのインタラクティブな操作が可能となっていて、広告のストーリーへの没入感を高めることができます。
コレクション広告
3つ目は、コレクション広告という比較的新しいタイプの広告形式。
コレクション広告はEコマースのビジネス向けに開発された広告形式で、複数の商品の画像や価格情報などを、Facebookから移動せずに見せることのできる広告です。
コレクション広告をクリックすると商品画像・商品情報の一覧がフルスクリーンで表示され、ユーザーはスクロールして様々な商品をチェックすることができます。
簡易版のオンラインショッピングサイトが、Facebookの広告上で実現できるようなイメージですね。
4. 目的特化型の「リード獲得広告」と「クーポン広告」
最後に、目的や用途がある程度絞られる「目的特化型」の広告形式を2つ、見てみましょう。
リード獲得広告
リード獲得広告は、その名の通りビジネスでリードを獲得したいとき、つまり見込み客を新規開拓したいときに便利な広告形式。
ユーザーがリード獲得広告をクリックすると、連絡先などを入力するフォームが表示されて、企業と接点を持つことができるようになっています。
連絡先フォームにはあらかじめFacebookに登録されている情報が自動入力されているので、スマートフォンなどからでも手間がかからず、送信のハードルが低いのが特徴です。
リード獲得広告を活用すれば、ユーザーにメールマガジン登録なども促すことができ、次のビジネスチャンスの拡大につながります。
クーポン広告
オンラインショップやリアル店舗などを運営しているときに便利なのが、クーポン広告です。
クーポン広告を使えば、Facebook上で手軽に割引のクーポンを配布することができます。
「割引」ということで通常よりユーザーの興味をそそりやすいですし、新規カスタマーの開拓にも既存顧客の購入促進にも、大きな効果を発揮してくれますよ。
リアル店舗用クーポンの場合は、ユーザーがクーポン広告のボタンをクリックすると、レジで提示できる割引用のQRコードやバーコードがその人宛に送信されるようになっています。
ちなみにクーポン広告の表示デザインは画像広告、動画広告、カルーセル広告の3つのタイプから選択可能です。
5. まとめ
ここまでFacebook広告で出稿できる主な広告形式について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
広告形式ごとの特性などを考えずにただなんとなく画像広告ばかり使っていると、思わぬ機会損失につながってしまうことだってあるかもしれません。
せっかく利用可能な広告形式がたくさんあるのですから、Facebook広告でお金を使って広告を出す以上、上手く複数の広告形式を活用して最高の結果を出したいところ。
Facebook広告で思うような成果が出ないとお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、新たな広告形式での出稿にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。