オンラインでユーザーに訴求する手段として、Facebook広告の利用はますます一般的になってきています。
リスティング広告やディスプレイ広告と合わせて、最近Facebook広告にも手を出してみたというWeb担当者の方は多いのではないでしょうか。
しかし、Facebook広告を運用していくにあたっては、覚えなければいけない用語が多く、特に初心者の方にとっては少し大変です。
そこでこの記事では、特にWeb広告/Facebook広告の初心者の方に向けて、Facebook広告で使う用語を解説していきたいと思います。
目次
1. Facebook広告の用語解説:必ず押さえておきたい基礎用語編
まずは、Facebook広告を始めるなら絶対に知っておきたい、基礎用語として下記のような用語があります。
- リーチ
- 投稿のエンゲージメント
- フリークエンシー
リーチ
リーチは、その広告を1回以上見たユーザーの数です。
“広告を1回以上見たユーザー”ですので、同じユーザーが何回も同じ広告を見たとしても、リーチの数は増えません。
似た用語として「インプレッション」がありますが、こちらは広告の表示回数を指す用語なので、同一人物が複数回同じ広告を見れば、その数だけカウントされます。
投稿のエンゲージメント
その広告に対してユーザーが起こしたあらゆる反応(アクション)の総数が、「投稿のエンゲージメント」です。
ここで言う「反応」には、下記が含まれます。
- コメントやシェア
- 写真・動画の表示
- リンクのクリック
フリークエンシー
フリークエンシーとは、それぞれのユーザーに対して、その広告が表示される平均回数です。
フリークエンシーは通常1〜2程度になります。
フリークエンシーが上がればその分ユーザーに覚えてもらうことが出来ますが、上がりすぎても飽きられてしまうリスクがあるので注意が必要です。
2. Facebook広告の用語解説:広告効果に関連するキーワード編
次に、広告の効果やパフォーマンスに関する下記の用語をご紹介します。
- ソーシャルインプレッション数
- ページ言及
- 結果レート
ソーシャルインプレッション数
ソーシャルインプレッション数は、「ソーシャル情報」と一緒に広告が表示された回数です。
ソーシャル情報とは、「5人の友達がこの投稿を『いいね!』しました」といった具合に、そのユーザーの友達が同じ広告に反応していた場合に表示される情報のことを指します。
ページ言及
ページ言及は、広告経由や、広告閲覧後の一定期間以内にユーザーがあなたのページに「言及」した数です。
ユーザーが投稿やコメントで「@」を入力し、その後に表示されるページのリストからあなたのページを選択して投稿すると、「言及」にカウントされます。
結果レート
結果レートとは、広告が表示された回数(インプレッション数)に対する、獲得出来た「結果」の割合のことです。
「結果」というのは、広告キャンペーンごとに設定した目的・ゴールのことを指します(例えば、商品の購入、アプリのインストールなどが当てはまります)。
3. Facebook広告の用語解説:予算やコストに関連するキーワード編
続いて、広告の予算やコストに関するキーワードとして下記のようなものがあります。
- CRM(インプレッション単価)
- アカウントの上限予算
- 請求単位額
CPM(インプレッション単価)
CPMとは「Cost Per Mille」の略で、インプレッション数(広告が表示された回数)1,000件あたりにかかった平均コストのことです。
CPMはFacebook広告に限らず、オンライン広告では非常によく使われる指標なので、しっかり覚えておきましょう。
アカウントの上限予算
「アカウントの上限予算」は、その広告アカウントで出している全てのキャンペーンで使用する予算の上限額です。
これを設定すると、上限額に達した時点で広告が停止されるので、費用の使いすぎを防ぐことができます。
ちなみに、広告費用が上限予算に達した後も広告の掲載を続けたい場合は、手動で金額をリセットする必要があります。
請求単位額
請求単位額を設定すると、消化した広告費用がその額に達した時点で、自動的に支払いが請求されます。
使った広告額に応じて請求のタイミングを指定したいという場合に便利です。
4. Facebook広告の用語解説:ターゲティングやユーザー層に関連する用語編
最後に、ターゲティングやユーザー層に関連した下記の用語をご紹介します。
- 関連度スコア
- 潜在リーチ
- 類似オーディエンス
関連度スコア
関連度スコアとは、リーチしたいターゲット層が、その広告に対してどのくらい興味・関心を持っているか表す指標です。
関連度スコアは1〜10の10段階で、数字が大きければ大きい程、ターゲット層がその広告に関心を持っており、パフォーマンスが良好であることを示します。
潜在リーチ
潜在リーチは、その広告セットのターゲット層に基づいて算出される、利用者数の推定値です。
潜在リーチを確認することで、広告の出稿前に、ある程度リーチ出来るユーザー数を把握することが出来ます。
類似オーディエンス
類似オーディエンスとは、すでにあなたの会社や商品に興味を示した人と似た属性のユーザーを抽出したオーディエンスのことです。
類似オーディエンスは、既存の顧客リストなどをアップロードすることで、Facebook上での作成が可能になります。
5. まとめ
ここまで、ジャンル別にFacebook広告でよく使う用語を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
Facebook広告は、幅広い年齢層のユーザーに効果的にリーチできる、高いポテンシャルを秘めた広告プラットフォームです。
まだ試したことがない方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしつつ、Facebookでの広告出稿にチャレンジしてみてください!