GDNのキーワードターゲティングって何?概要から活用方法をご紹介!

「キーワードターゲティング」、リスティング広告業界では普通に呼ぶことが多いです。

しかし、運用初心者の方にとっては何のことだか分からないという人も少なくありません。

何故なら、Googleの管理画面上には「キーワードターゲティング」なんて言葉は一言もありませんし、キーワードを指定してターゲティングする配信手法(ターゲティング方法)は一つではないから尚更悩みます。

そこで今回は、「キーワードターゲティング」についてご紹介します。

「キーワードターゲティング」と呼ばれているものの設定、活用法までを徹底的にご紹介していきます。

1.キーワードターゲティングとは

キーワードターゲティングとは、GDN(GoogleDisprayNetwork)の配信手法(ターゲティング方法)の一つです。

簡単に言うと、「設定したキーワードと関連性の高いウェブサイト等に広告を表示する」という事です。

Googleのディスプレイネットワークにはいくつもターゲティング方法がありますが、キーワードターゲティングはターゲティング手法の中でもイメージしやすく、設定も簡単です。

そもそも「キーワードターゲティング」と呼ばれているものは、Googleの管理画面上では「ディスプレイ ネットワークのキーワード」と表示されています。

つまり、「ディスプレイ ネットワークのキーワード」とは「キーワードターゲティング」と呼ばれている配信手法のことです。

GDN キーワードターゲティング1

上記の画像にもある通り、「キーワードに関連するサイトに広告を表示」することが出来ます。

しかし、注意点として実は2種類の配信手法に大別されます。

2.ディスプレイ ネットワークのキーワード(=キーワードターゲティング)の2つの種類

キーワードターゲティング、つまりディスプレイ ネットワークのキーワードには下記の2種類があります。

  • オーディエンスターゲティング
  • コンテンツターゲティング

オーディエンスターゲティング

「オーディエンスターゲティング」を選択すると、指定したキーワードに関心を持つ可能性が高いユーザーに対しておよび指定したキーワードに関連するウェブページやアプリ、動画で広告を表示することが出来ます。

簡潔に言うと、「キーワードに関連するページにはもちろん表示するし、キーワードに関心を持っているユーザーならページに寄らず広告を出します」という設定になります。

ちなみに、Google社はこちらを推奨しています。

コンテンツターゲティング

「コンテンツターゲティング」は、指定したキーワードに関連するウェブページやアプリ、動画でのみ広告を表示することが出来ます。

もちろん、上述した「オーディエンスターゲティング」よりも、広告が表示されるユーザーの数が少なくなる場合があります。

こちらの選択が成果に大きな影響を与えますので、ターゲットイメージに合わせて慎重に選択することが必要です。

3.ディスプレイ ネットワークのキーワードの設定方法

ディスプレイ ネットワークのキーワード設定方法は下記のような手順で行っていきます。

  1. ターゲティングしたいキーワードを入力していく
  2. 「キーワードを追加」をクリック

①ターゲティングしたいキーワードを入力していく

「キーワードを入力してください」と書いてある下の箱に、ターゲティングしたいキーワードを入力していきます。

ターゲティングしたいキーワードを入力

②「キーワードに追加」をクリック

いくつか入力したら、「キーワードを追加」をクリックしましょう。実際にキーワードが選択され、推定表示回数なども概算ではありますが表示されます。

「キーワードに追加」

キーワードをもっと増やしたい(ターゲットをもっと増やしたい)けど、どのキーワードを入力するか悩む…そんな時は『関連キーワードを検索』を活用してみましょう。

キーワードをいくつか入力した上でこのボタンをクリックすると、キーワード候補が表示されます。

キーワード候補が表示

キーワード候補の右側の箱「>>」をクリックすると、キーワードに追加されます。

キーワードに追加

この方法で思い浮かばなかった穴場キーワードを発見出来ることもありますので、設定する際は一度チェックしてみてください。

4.ディスプレイ ネットワークのキーワードの活用方法

「ディスプレイ ネットワークのキーワード」は、下記のようなターゲティング手法と併用することが可能です。

  • リマーケティングリストと類似
  • カスタムアフィニティカテゴリ
  • プレースメント
  • トピック

もちろん「ユーザー属性」を絞り込むことも出来ます

これらのターゲティングと組み合わせて、より詳細なターゲット選定をすれば、ディスプレイ広告のターゲティング精度は更に向上します。

イメージするターゲット層に合わせて、配信先を調整してみてください。

5.おわりに

いかがでしたでしょうか。

管理画面上では『キーワードターゲティング』という名称のターゲティング方法はありませんが、呼び名に惑わされず、GoogleAdWordsのシステムを良く理解した上で、イメージしているリアルなターゲットに配信することが出来れば、成果を改善することが出来ます。

この他のターゲティング手法についても理解した上で、適切に手法を選び取ることが出来るようになれば、ディスプレイネットワークの運用で良い成果を上げることが出来るのではないでしょうか。